ハロゥインなんてやめちまえ

すっかりこの時期恒例になったハロウィン。

この週末も各地でハロウィンのイベントやコスプレが行われたようです。

が、渋谷のセンター街ではトラブルが相次ぎ、まったく無関係の軽トラが横転させられたりしたそうな。

ハロゥイン

こんなの、まるで暴動じゃないですか。

他にも暴行や痴漢、盗撮などもあったそうだし、終わったあとには毎年のように大量のゴミが投棄されていて、周辺の店舗も大迷惑だし、ボランティアがゴミ清掃までしなければならず、ハロウィンなんてイベントに便乗してやりたい放題すぎ。

自分のゴミすら片付けられないならハロウィンなんてやめちまえ!

と、思ってしまいます。

 

スポーツイベントなんかじゃ試合後に日本のサポーターが掃除をして帰る姿が世界から称賛されてたりするのに、自国でこんな状態なの、恥ずかしくて海外に見せられないですよ。

小さい子どももハロウィンの仮装を楽しみにしてるのに怖くて行けないなんて声も聞かれました。

こういうことをしていると、いずれイベントの開催中止や立ち入り制限など規制が始まったりして、自分たちの首を絞めることになるのがわからないんですかねぇ。

31日のハロウィン当日にも何か起きそうな悪寒がいっぱいですが、楽しみたいならマナーやモラルも一緒に、ということを忘れないでいただきたい。




消費税10%へ

消費税

来年10月から消費税を10%に上げることが閣議決定されました。

10%に上がることは前から決まっていて、今まで伸び伸びになってただけですから、それ自体は今さらって感じなんですけど、事業者としては度々税率を変えられるといろいろめんどくさいことも多いので、その面でやや憂鬱ですねぇ。

さらにめんどくさいのが軽減税率。ウチはその対象となる商品を扱っていないので、その点でのめんどくささはありませんが、スーパーやコンビニ、外食産業等に関わってる方々は対応に苦慮されてることでしょう。複数税率に対応したレジシステムの更新に超お金かかって、ただでさえ増税で消費が落ち込みそうなのに設備投資まで強いられて、勘弁してくれって声も聞かれます。

5%から8%に上がって、今度は8%から10%に。3%と2%の差ですから8%になった時より消費マインドは下がらないんじゃないかという声もあるようですけど、10%って1割ですからね。「1割」って響き、結構インパクト強いんじゃないですか?安倍さんは「対策に万全を期す」と言ってますけど、中小企業の業績とお給料が上がらなければ消費は確実に落ち込むんじゃないかと思います。

その増税のめんどくささや消費低迷よりも問題は増税分の使途ですよ。

8%に上げた時でも安倍さんは「全て社会保障に充てる」と言ってたのは全部ウソだったし、今回だってどうなることやら。

アメリカの言い値で買わされてるオスプレィとかイージスアショアなんかをやめちまえば他に回せる財源は出てくると思うんですけどね~。

 

あ、予定通り来年10月に10%になればウチも10%になりますので、ホームページ制作のご依頼はお早めに(笑)




本末転倒な九州電力

九州電力が太陽光発電の供給量が増えて、需給バランスが崩れ、大規模停電を起すかもしれないということで、太陽光発電事業者の一部に発電の停止を求める「出力制御」を実施しました。明日の14日も今日と同じく天気が良くて太陽光発電の供給量が増えそうということで2日連続の出力制御に踏み切るそうです。

電気の需給バランスが崩れて大規模停電と言えば、先日の北海道の地震で起きたブラックアウトが正にそれでした。夜間電力の大部分を担っていた苫東厚真火力発電所が地震で停止し、需給バランスが大きく崩れたために他の発電所も設備保護のために順次停止し、北海道全域で大規模な停電に陥ってしまいました。

今回の九州電力の場合は太陽光発電供給量が増えすぎて需給バランスが崩れるということなので北海道の「供給<消費」とは逆の「供給>消費」というパターンになりますが、バランスが崩れるという点で仕組みは同じです。

じゃあ太陽光での発電量が増えたなら九州電力自体が行ってる発電を抑制すればいいじゃんって話なのですが、九州電力では玄海原発の3・4号機と川内原発の1・2号機が稼働中で、ご存じのように原発というのは細かい発電量の調整が効かない、原則として動かしっぱなしな発電方法ですので、2日間だけ停止あるいは出力低下っていう対応ができないんですね。太陽光発電もお天道様任せなので発電量の調整というのはできないんですが、太陽光で発電した電気は九州電力が買い取るというシステムだと思いますので、胴元である九州電力様に刃向うことは許されないヤ○ザな世界。「お前らが折れろ」と言われれば従うしかないのです。

しかし、多くの方が思ったことでしょう。「そこまで太陽光発電の供給量があるなら原発止めれば?」と。

2011年の福島第一原発事故以降、脱原発思考や再生可能エネルギーの技術発達・普及は大きく進みました。この7年で再生可能エネルギーの量は2011年以前と比べ物にならないほどに増えています。一旦事故が起こったら広い範囲に影響を及ぼす原発のリスク、原油や天然ガスなどの資源に乏しい日本の事情などを考えれば、再生可能エネルギーの普及促進こそ国策とすべきもの。しかし、この国は原発から脱却することなく今も全国の原発を再稼働させようとしています。使用済み核燃料の処分方法も決まらないまま。

先ほど書いたように太陽光発電はお天道様任せなので原発のようなベースロード電源には適しません。今年は台風でソーラーパネルが飛ばされたり、大雨による土砂崩れでソーラーパネルが壊れたりするケースも多々ありましたから、太陽光発電にだけ集中するのもリスクがあります。しかし、風力や水力といった他の再生可能エネルギーと組み合わせたり、日中に発電した電気で水素を作って夜間に水素から電気を作るR水素という一種の蓄電とも言える仕組みを取り入れたり、再生可能エネルギーのポテンシャルはまだまだ高められるし、日本はそれで世界をリードできる技術力もあるはず。そして、環境的に太陽光発電が有利な九州地方では既に原発を動かす必要がないくらいの太陽光発電の供給量があるのです。

これ、九州電力、あるいは国が「原発やめて再生可能エネルギーにシフトします」と決めさえすればすぐにでも可能なことですよね。

なのに「原発止められないから太陽光発電止めてね」というのは本末転倒と言うよりありません。

玄海原発も川内原発も、そして先日運転差し止めの仮処分が取り消されて再稼働に進んでいる伊方原発なんかも、様々なリスクが指摘されてますよね。トラブルが起きてないうちはいいでしょうけど、事故が起こるなんて考えもしてなかった福島第一原発で事故は起きたわけですから、何か起きてから後悔するのではなく、何か起きる前に後悔の元をなくしていくという方向に変えられないものなのでしょうか。

九州の太陽光発電事業者もいい迷惑ですね。




盛り上がらない市長選

10月14日に新潟市長選挙が告示されます。

現時点で立候補を表明しているのは、元新潟市北区長の飯野晋氏、元新潟市議会議員の小柳聡氏、元参議院議員の中原八一氏、元新潟市議会議員の吉田孝志氏の4人。

現職の篠田昭氏は立候補せず今期で退任するということで、16年ぶりの新人同士の争いとなる様相とのことですが、まぁハッキリ言って今回の市長選は盛り上がりに欠ける。

選挙の争点としては、市の財政立て直しやBRTなどありますが、篠田氏が出ないということで篠田市政の是非を問うものでもないし、篠田市政を踏襲すると言ってる候補もいないので、まったく新しい方針の元で誰を選ぶか、という形になると思います。が、正直どの候補もパッとしないと言うか(汗)絶対この人がいい!or絶対この人はイヤ!というわかりやすさがない。自民系は中原氏と吉田氏の2人が早い段階で立候補表明してましたが、最後まで一本化できずに票が割れることは確実。アンチ自民なら野党連合が推す小柳氏になるのでしょうけど、正直小柳氏については未知数な部分が多い。結局なんとなくぼんやりとしたイメージのまま、激しい戦いも起こらず、低い投票率で終わりそうな予感がします。

これで篠田氏が出るなら明確に「篠田No!」を突き付けて、これまでの愚政を追求できるところなのですが、出たら出たでなんとなく名前知ってるから~って理由で篠田氏に入れちゃう人もいるでしょうから、よくわからないまま5期目なんて最悪のパターンを逃れられただけでも良しとしなければいけないのでしょうか。

知名度だけで言えば中原氏と吉田氏が強い(というほどでもないのだが)でしょうから、あとは泉田さんがどっちの支援に回るのかで決まっちゃうかなぁ。

小柳氏ももっと野党共闘と連携して早めにアピールしないと~。




不寛容な社会

先日、熊本市議会でのど飴をなめていたことを理由に市議会から退席を命じられた、という件がありました。

退席を命じられたのは緒方夕佳議員。緒方議員は1年前の2017年11月にも生後7ヶ月の長男を連れて議会に出席したことで退席を求められたことがあります。

えーっとねぇ、世知辛いと言うか何と言うか、熊本市議の皆さんは融通の利かない人ばっかりなんでしょうかねぇ。

だって「のど飴」ですよ?パリパリとポテチ食ってたとかクチャクチャとガム噛んでたとかじゃないんですよ?体調不良で咳が止まらなかったためにのど飴なめてただけなのに、「品位の尊重に触れる」って何なんでしょう。一般の企業でも仕事中にのど飴なめてて怒られることなんてないでしょうし、むしろ国会でグースカ寝てる議員の方がよっぽど退席を命じたいくらいですよ。

で、この背景にあるのはどうやら1年前の赤ちゃん連れてきた件が尾を引いてる感じです。あの件では海外でも大きく報じられて時代錯誤だと非難されたために、どうやらそれを熊本市議の皆さんは根に持ってるようなんですね。イギリスのガーディアン紙のインタビューで「(1年前の件で)議員たちは自らの態度が時代遅れだと非難され、気分を害しています。それ以来、私が自己中心的で理不尽な振る舞いをしているかのように描きたがっています」と緒方議員が答えているように、重箱の隅をつつくようなネタで緒方議員を追い込みたいという思惑が透けて見えます。

はぁ、なんとみっともない大人でしょう。

これ、ほぼ「いじめ」ですよね。

本来なら1年前に受けた批判で自分たちの古い考えを改め、襟を正すところなのに、1年前の反省はおろかまた同じようなことで海外から非難を浴びるとは、学習能力に欠ける、もっと言えば彼らこそ「品位の尊重に触れる」のではないでしょうか。

 

この件に限らずですけど、何だかんだ言って今の時代はやっぱり不寛容がまかり通ってるな、と思います。

建前として女性の社会進出とか子育て支援とか言っておきながら、それらを整備していく立場の人たちがこんな不寛容さ(そして幼稚さ)では、建前としてのスローガンなんて絵に描いた餅ですよ。

いいじゃないですか、のど飴くらい。何でもアリでは困るけど、のど飴なめてて議会運営に何か支障ある?他に議論しなきゃいけないこと、もっとあるでしょう。

 

もっと大きな心でどーんと構えて、「のど飴、オレも持ってるからあげるよ」くらい言える懐の深さが欲しいものですね。