麻原彰晃死刑執行に感じる違和感

今朝、唐突に入ってきた麻原彰晃(松本智津夫)らオウム真理教死刑囚7人の死刑執行のニュース。

オウム真理教による一連の事件の真相にまだ謎が多く残ることや、教祖である麻原彰晃の死刑執行による神格化の恐れなど、様々な懸念があることから死刑執行はできないんじゃないかと思っていましたが、まさかこのタイミングで執行されるとは思ってもいませんでした。

あれだけ多くの犠牲者を出し、世界中に衝撃を与えた事件の首謀者で、死刑が確定してるのだからいずれ死刑が執行されるのは当たり前と言えば当たり前だろうし、報道によれば天皇退位や東京五輪、自民党総裁選を控える中で執行するのは今年しかないなんてウワサもありますが、・・・なんだか違和感が多い。

通常、死刑が執行された場合、その事実が公表されるのは刑の執行後。当日のこともあれば数日経ってからのこともあります。が、今回は執行前にマスコミにリークされていたのか、4日の段階で刑務所前に報道各局の車が停まっていたり、テレビの速報テロップとほぼ同時にオウム事件のVTRが用意されていたという話があり、更に刑が執行される度にリアルタイムで報じられるなど、さながら公開処刑ショーの様相で、いくら凶悪事件の死刑囚とはいえ、人の命を奪う行為をエンターテインメントのように演出するのはある種の気持ち悪さを感じます。

また、こうして大きなニュースがある時はその裏で行われているもっと大きな事から目を逸らさせるためのスピンだという意見が多く出てきて、その真相は私にはわかりませんけど、もしそうならやっぱり気持ち悪さがあります。

あと、麻原彰晃の娘さんに対して心無いツイートしてる輩が多数いるのも気持ち悪い。

何なんでしょうねぇ、この国って。