パーフェクトワールド

昨夜、最終回を迎えたドラマ「パーフェクトワールド」

過去に同じ原作で映画化もされていたそうですが、私はそれを知らず、原作も読んだことがないので、予備知識ナシで興味深く観させていただきました。

大学生の時に交通事故で下半身不随となった鮎川と、高校の同級生で当時鮎川に片思いしていたつぐみが偶然再会し、困難を乗り越えて愛を育む純愛ラブストーリー。

ざっくり言えばこんなあらすじなんですが、作品の大きなテーマとなっているのが「障がい」。鮎川は車椅子生活で、ある程度の生活は自力でできるものの、やはり一人だけではできないことも多く、他人の介助がどうしても必要。そのくらいなら私でも想像はできるんですが、このドラマでは鮎川がつぐみに「うんこ漏らす」と告げたり、実際に失禁してそれをつぐみに見られたくない気持ちなど、排泄に関しての描写や、つぐみが鮎川に今夜は帰りたくないと告げてもそれに応えられない(つまりセックスできない)、子どもは欲しいが体外受精になる、などの性に関する描写など、他に障がいをテーマにしたドラマより更に踏み込んだシーンがいくつか見られました。その他にも下半身不随であるが故に立ちはだかる困難が多く盛り込まれ、また、障がい者との交際を反対するつぐみの父、障がい者とは付き合えないとバッサリ切り捨てるつぐみの妹など、障がい者への偏見があったり、純愛ラブストーリーにしては厳しすぎるくらいのハードルが描かれていました。

最初は鮎川の使っている車椅子がOXエンジニアリング製だとか、そんなところに目が行ってたのが、物語りが進むにつれ健常者ではなかなか気付けないところを目の当たりにしてハッとすることが多くなりました。

また、障がい者との交際を反対するつぐみの父の気持ちというのも、実際に自分自身が子を持つ親であるので他人事ではないように感じて、もし自分の子どもたちが障がい者との結婚を望んだ時に、一番大事なのは当人同士の気持ちだという理想と、やはり健常者より苦労するんだからという現実で、果たして自分はどう向き合うのかということも考えさせられました。

ドラマとは関係ありませんが、先日クルマを運転していて交差点で止まった時にふと横に見えた会社のエントランスが、明らかに自力では登れないだろうと思われる急な傾斜のスロープ、そしてスロープを登って入口ドアに続く通路に自動販売機が設置してあってどう考えても車椅子が通れるスペースがない、という正にポーズだけのバリアフリーでした。ハナから車椅子を迎え入れる気がない、むしろ拒絶するかのようなその光景に、大通りに面した会社がこんなエントランスを晒して恥ずかしくないのかな、と思ってしまいました。

頭の中ではわかっているつもりでも、当事者にならなければ気付けないことはいっぱいあります。だからこそ知る努力も必要。助け合う気持ちも必要。

「いつかこのドラマがただのありふれたラブストーリーになりますように。」

パーフェクトワールドのトップに刻まれた言葉、本当にそうなってほしいなと思いました。

 

なぜ被害者が卒業するのか

暴行事件が問題となっていたNGT48、21日に行われた公演で被害を訴えていた渦中の山口真帆さんと山口さんに同調するメンバー2名がNGT48を卒業することが発表されました。

えーと、これってどういうことなんでしょうね。

普通、暴行を加えた加害者、そしてその裏で手を引いていた一部のメンバーが諸悪の根源だと思うのですが、加害者が起訴されることもなく、メンバーが処分されることもなく、何も悪くない山口さんが卒業という名目の処分を受けるのを誰が納得できるというのか、運営は何を守ろうとしているのか、今回の対応はまったくもって不可解です。

誰か、これを正当だと思ってる人、います?

ネットでは運営に対する辛辣な意見が流れていて、中には「NGT48はもう新潟に関わるな」なんて厳しい声も。

それでも応援したいというファンにしても、仲間に暴行をけしかけたメンバーがいる状態で今までのように応援できるものでしょうか。私は特に積極的に応援してたわけじゃないですけど、同じようにファンまでいかなくとも少なからず新潟という地域を盛り上げる一助と期待していた多くの人たちも今までのようにNGT48に期待していくことは難しいでしょう。実際、県や市には広報活動にNGT48を使わないでという意見も多数寄せられているとか。

 

「正直者が馬鹿を見る」ということなのでしょうか。

勇気を出してレイプされたことを告白したのに、それが報われるどころかバッシングの対象にされてしまう。暴行されたことを勇気を持って告白したのに悪者扱いされて追い出される。構図は同じですよね。

これまで何人もの女性が(女性に限らずですが)恐怖や悲しみを乗り越えて正義を貫こうとしてきたのに、この国の社会はさっぱり変わらない。権力者の顔色を窺って忖度し、黒を白に変えてしまう社会。

NGT48の運営も同じなのかもしれません。もしそうじゃないと言うなら、誰もが納得できる正しい判断を下すべき。

正直者が報われる社会を望みます。

 

作品に罪はない

ピエール瀧が麻薬取締法違反の疑いで逮捕されたことで、出演作品の放送・上映中止や音楽作品の販売中止・回収など、波紋が広がっています。つい最近にも俳優が逮捕された際に同じような動きがありました。

もちろん、薬物や暴行などは絶対にやってはいけないことだし、罪が事実なら擁護もできないし、しかるべき裁きを受けるのは当然という大前提のもとで、ですが・・・

当人の関わった作品を自粛するというのは違和感があります。

だってその作品自体に罪はないじゃないですか。

ピエール瀧が出演していた映画を見たことをきっかけに薬物に手を出すということもないし、電気グルーヴの音楽を聴くと薬物使用を助長することもありませんよね。現在進行形&これからの作品について制限を受けるのはわかりますけど、過去の作品にまで遡って自粛するのはちょっと違う気がします。

なんだか最近は何か問題を起こすとフルボッコって傾向が強いですよね。

こんなことを言うと罪を許容してるように思われるかもしれませんが、それは断じてありません。罪は罪。悪いことは悪いです。

ただ、これまで歩んできた道までも全て否定して、ヘタすればこれから歩む更生の道すら否定しかねないような叩き方というのは単に視聴率や部数を稼ぎたいマスコミが煽ってフルボッコにしてるだけ、という面が強い気がします。

その一方で実名を公表してレイプ被害を訴えた女性の加害者である元TBS記者が未だに逮捕も起訴もされずにいるという理不尽。わいせつ事件を起こしたタレントが一般的に使われる容疑者ではなくメンバーと報じられた忖度。

叩きやすいヤツをこれでもかと叩き、逆らうと後が怖いお上には忖度するマスコミって報道機関として機能してないんじゃないですか?

隠蔽や虚偽のオンパレードな総理大臣が国のトップを務めてるからなんでしょうかねぇ・・・・。

 

聖子ちゃん

ネタ的に今さらですが大晦日の紅白歌合戦について。

ここ数年、紅白も少し感じが変わってきて、要所要所にバラエティ的な演出が入るようになりましたよね。昔はただ歌って以上って感じであんまりおもしろくは思わなかったんですけど、最近のは歌以外にも楽しめる部分が増えておもしろいなって思うようになりました。

で、出演する歌手の皆さんも、昔はロックやニューミュージック系で「紅白に出るのはカッコ悪い」というような風潮があったのか、オファーを断る方が多かったのに、最近の紅白はそういうのが拭われてきてるようにも思います。そのせいなのか、昨年末はユーミンとサザンが出ちゃったり、石川さゆりのギターで布袋寅泰が出たり、見所も多かったのではないでしょうか。ユーミンはバックバンドも豪華な顔ぶれでしたしねぇ。

そんな中で私が意外とグッと来たのが松田聖子。

アイドル全盛の80年代当時はあのブリっ子キャラが恥ずかしくて、私はアンチ松田聖子で、どちらかと言えば中森明菜派でした。男ならトシちゃんよりもマッチって感じで。

その後も特に松田聖子が好きになることもなく今に至るわけですが、この前の紅白で披露した懐かしのメドレーを聴くと、今さらながら、いや今だからなのか、意外と松田聖子の曲って良曲揃いだなぁと感じました。好きじゃなくても当時散々歌番組で流れてましたから全部知ってますしね。

作詞はご存知松本隆、作曲は大瀧詠一・細野晴臣・佐野元春・松任谷由実・財津和夫などなど、アイドルへの楽曲提供とは思えない豪華な布陣。あらためて聴くと作曲者それぞれの個性もしっかり反映されつつ松田聖子ワールドに昇華されていて、松本隆の詞もよく練られていたんだなぁと感心します。

そんな事を思っていたらただ歌を聴くだけじゃなく、違う見方をしてみるのもおもしろいと思った年末の紅白歌合戦でした。




下町ロケット in 燕市

下町ロケット

前シーズンは見てなかったんですけど、今回は燕市でロケを行ったと散々告知があったので見てみました。

いったいドコで燕ロケのシーンが使われるのかと思えば、そのまんま燕市だったんですね(笑)

てっきり町工場が使われてるのかと思ってたのに、思いっきり見覚えのある山の景色でした。

ということはあの農家宅も実際にあるお宅ということですよね。今後、観光名所になったりして?

劇中で燕と呼ばれるようになった由来が語られてましたが、Wikiを見るとそういう伝説もあるみたいだけど、元は「津波目」という表記だったのがいつの間にか文字が置き換えられたとのことで、この辺りのお話は燕市の方なら知ってることなんでしょうか。

本筋もおもしろかったけど、そういう側面も合わせて見るとより楽しいですね。