ニューノーマル

ややコロナ感染者が減少傾向にあるように見えて、海外では一度収束したかに見えた感染者が再び増加に転じるパターンもあったりして、この戦いがいつまで続くのか途方に暮れてしまいます。

で、気の早い人はアフターコロナとして経済活動再開に向けた気運もありながら、しかし完全収束に必要な治療薬やワクチンの開発にはまだまだ時間がかかるので、アフターではなく、コロナウイルスと共生・共存する新しい暮らし方「ニューノーマル」という方向にシフトしてきてもいます。

そうは言っても・・・そんな簡単じゃないですよね。

既にリモートワークとかテイクアウト主体の飲食とかコロナを意識した働き方・経済活動は進んでいて、ある意味そういうのが定着する一つのきっかけにはなったと思いますが、それでも完全に人と会わずに成り立つビジネスというのはやはり難しく、成り立ったとしても今度はそれで淘汰されていく既存のビジネスも発生するでしょうから、新しい暮らし方へシフトするのはそう容易いことではありません。

私自身の仕事は普段からほぼ事務所にこもりっきりの完全リモートワークといえば確かにそうなんですけど、暮らしの面では当然買い物に行く必要はありますし、子どもは学校にも行かなければなりません。マスクして消毒して手洗いして人との接触を避けて感染を防げればいいですけど、100%というわけにはいきませんよね。

バイクだって乗りたいし、たまには外食もしたいし、お友だちとも会いたいし・・・。

結局、注意はしながらもリスクと共に生きていくことになります。

これを「ノーマル」にされるとやっぱキツいですねぇ・・・。

 

ゴールデンウィーク明け

長いようで短いようなゴールデンウィークも終わり、今日からまたお仕事再開です。

しかし今年のゴールデンウィークは例年と違い、不要不急の外出は控え、基本的には自粛モードでなんだかヘンな感じでしたね。

必要な買い物とか、ちょっとした用事とか、出かけたのはそんな程度でほぼStay Homeな毎日。

天気のいい日も多かったので、せっかくなら家族でどこかへお出かけしたいところだったんですけど、最近は自粛警察なんて市民の目もあったりするので、ヘタに出かけるのも怖いですしね。

ニュースで県外まで出かけたり閉鎖されている場所に入っていったりする今のタイミングでは好ましくない行動をされる方も多いと聞いて、そういうのはいろんな面で迷惑だよなぁと思うのと同時に、過剰なまでの自粛警察もどうなの?とも思います。

自分勝手な行動がコロナ収束を遅らせるし、自粛に従わない人を叩いても何も生まないので、ストレス溜まってるのもわかりますが、人として恥ずかしくない行動を心がけたいものです。

 

そして当初はGWまでとされていた緊急事態宣言が5月末まで延長されました。

現状を考えれば延長は仕方ないことだと思います。しかし、緊急事態宣言が更に1ヵ月近く延長されるのは国民にとってはかなり死活問題。安部さんは国民に対して申し訳ないとしながらも給付・補償は遅いし不十分なままお願いばかりというのはなんだか一方的すぎるように思います。

PCR検査数は全然増えないし、マスクや消毒液は未だに手に入らないし、仕事は減って、雇用も失われ、これ以上どうやって耐えろと?

プロンプター棒読みの言葉が空しく聞こえます。

 

その一方で、緊急事態宣言の特定警戒に指定されている13都道府県以外の地域では延長されながらも一部については緩和という流れもあり、そのせいなのかはわかりませんが、どこか気が緩みつつあるようにも感じます。

人の移動が増えれば感染リスクが高まるのは誰もが知ってるのに、このまま経済を止め続けるのも厳しい。そんなジレンマの中で折り合いをつけていくことになるのでしょうが、新規感染者数が減少傾向に見えるともう収束したかのような油断が生じ、またふりだしに戻るということも可能性としてなくはない。学校も分散登校等で対応するみたいですけど、やっぱり不安はまだ大きいです。

収束に期待を抱きつつ、警戒は緩めずに、できることをやるのみですね。

 

あ、10万円早くください(笑)

 

気持ちは前向きに

毎日毎日、新型コロナウイルスばかり。

私の住む新潟市東区でも少しずつ感染者が増えてきて、なんだかだんだんとコロナウイルスに包囲されていくようで恐怖すら感じます。

高校は昨日から休校になったので娘は自宅で勉強中。しかし小学校と中学校はまだ休校になっていなくて、確かに小中学生はバスや電車で通学するケースは少ないので通学時の感染リスクは低いかもしれませんが、校内でのリスクがゼロなわけではなく、実際に校内感染と思われるケースが国内外で報告もされていますから、一刻も早く全ての学校が休校になってくれたらと思います。

もう、ロックダウン級に外出制限しないと厳しいのかも。

 

そんな感じ故に気持ちはずーんと沈みがちなんですけど、お客様の中にはこの状況を前向きに捉えている方もいらっしゃいます。

既に緊急事態宣言が発令されたエリアの歯科医院さん。来院患者数も減ってきて経営面でも不安があるとは思うのですが、逆に時間の余裕ができたこのタイミングでホームページの充実を図ろうと、今は全面リニューアルの作業が進行中です。

他にも近々ホームページの改良やリニューアル等を考えていた歯科医院さんはいたのですが、この先行きの見えない状況でコストはできるだけ抑えたいという思いから踏みとどまっている方もいらっしゃいます。その気持ちも充分わかるだけに、この状況で前向きに捉えられる先生はすごいなぁと思います。

 

といって、簡単に自分も前向きに・・・となるのは難しい。

それでも、この見えない敵にやられないためにはメンタルを強く持っていなければいけないのかもしれません。

まずは目の前のお仕事に全力で取り組むのみ!

 

緊急事態宣言

4月に入ってからお客様の歯科医院さんへ新型コロナウイルスに関してのお知らせをHP上に載せましょうと案内をし、ご返信頂いた方から順次HPにお知らせを追加し、来院される患者さんへの注意喚起を行っています。

やりとりは基本メールなので先生方のお気持ちをリアルに感じるというのは難しいのですが、やはり医療に携わっているだけに全体的に危機意識が高いように感じます。政府や医師会、自治体、マスコミなどの対応への憤りを伝えてくださった先生もいらっしゃいました。

そこへきて昨日の緊急事態宣言。

現時点で緊急事態宣言の対象となっているのは、東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・兵庫・福岡の7都府県。当然、この7都府県内で診療されているお客様もいますので、私も非常に心配しています。いや、対象地域になってなくても全国規模で心配なんですけどね・・・・。

歯医者さんというのは当たり前ですがお口の中を診ます。コロナウイルス感染は唾液や血液を介するケースが多いので、歯科診療というのは感染リスクがかなりあります。ウチのお客様の歯科医院さんはコロナ以前から衛星管理や院内感染予防に積極的に取り組まれている医院が多いので、今回のコロナウイルスに対しても徹底的な予防対策はしています。が、感染してても無症状の方がいたりするので100%完全に防げるかというのは・・・・どうなんでしょう。院内での対策はもちろん、勤務外での行動も予防に努めなければなりませんし、先生だけでなくスタッフさんもいますので、皆さんの大変さは相当なものかと思います。

非常事態宣言対象地域であっても適切な感染予防対策を行った上でなら診療は認められるとのことですが、もし感染者が出てしまったら診療ができなくなってしまうでしょうし、そうなると盛んに言われてる「自粛と補償」と同じことが歯科医院でも起こるわけです。お医者さんって儲かってるイメージ強いと思いますけど、個人経営の歯科医院全てが潤沢な資金で運営されてるとは限りませんからねぇ。借入金も結構あるでしょうし。

昨日の安倍総理の会見を見てても、緊急事態宣言の割に危機感あんまり感じなかったのは私だけでしょうか?やっぱり国民の命より経済を優先してるようで、自粛で困ってる方への支援もまるで期待できないし、この中途半端さがかえって感染を広げてしまうのではないかと益々不安です。

 

リプロダクト

先日、とある絶版バイクのカウルに貼るステッカーを作れないか、というご相談をいただきました。

そのバイクのカウルは恐らくABS樹脂製かと思いますが、現物を確認したところ一般的なバイクに比べて厚さがやや薄い感じもあり、既に生産から30年を過ぎて経年劣化で高確率で割れてくるんだそうです。で、カウル自体はFRP製のリプロダクトパーツがあって入手は可能のことですが、カウルに貼ってある純正ステッカーが絶版でリプロもなくて手に入らないとのことで、そのご相談でした。

タンクやカウルに貼ってあるステッカーの類いは大抵の場合カウルの色に合わせたベースにグラフィックが描かれている一枚モノのステッカーかと思いますが、印刷でカウルの色に合わせていくのはこれがまた案外難しくて、色校を何度も出して近い色に合わせていく必要があり、後に大量に制作するステッカーならそれも可能ですけど、1台だけのための小ロットでそこまでコストはかけられません。かといって微妙に違う色で作ってもお客様は満足しないでしょうから、幸いにも既成のカッティングシートでグラフィックと近い色があったのでステッカーではなくカッティングシートで制作することになりました(もちろんお客様の了解を得て、です)。

立体的なカウル故にスキャナーで読み取ることはできないので、できるだけ平面に見える角度で写真を撮って、それを元にトレースしてパスデータを作ります。幸い、それほど難しいグラフィックではなかったのでほぼ正確にトレースできました。一度プリントアウトして現物と比較。まぁOKなレベルでしょうか。あとはパスデータでカットすれば完成です。

ステッカーでもカッティングシートでもウチはよく小ロットのお問い合わせがあります。もちろん小ロットでも対応は可能なのですが、問題なのはコストです。ステッカーが1枚でも1000枚でもデータ作る手間は同じですし、印刷物は特に数量が少ないとどうしても割高になりますので、その辺りをお客様がどこまで許容できるか、が一番の課題。当然、高くなりすぎて断念というケースも多々あります。それでもできるだけお客様の要望にはお応えしたいと思っておりますので、ダメモトでも一度ご相談ください。ベストな方法を探りましょう。

あ、どうしてもムリな時はムリって言いますので(笑)