揺れる大学入試

以前から導入に疑問や反対の声が多かった英語民間検定試験、来年度の導入が見送られることになりました。

制度について詳しくはあまりよくわかってないんですけど、ちょいちょい話を聞いてるとどうにも導入ありきのスケジュールで話が進められて、内容の詰めとか学校・学生への周知とかが二の次になってるような気がします。より良い制度を確立していくための改善なら特に反対もしないんですけど、学生を一番に考えた上で制度改革をしてもらいたいですよね。

ウチは娘が高2で正にこれになるかどうかというタイムリーさで、延期になることでまた振り回されるのかと思うと娘が気の毒ですよ。

そもそも急ですよね。これまでにも学生から導入反対の声があったのにそれは無視して、結局のところ萩生田文科相の「身の丈」発言が批判を浴びたことが延期のきっかけになったわけでしょ?辞任続きでこれ以上政権へのダメージを避けたい気持ちはわかりますけど、そんなののためにずっと準備してきた学生を振り回すのって、やっぱり学生ファーストな改革ではなかったんだなと思ってしまいます。

英語の試験だけでなく、共通テストも問題あるらしいです。

共通テストはマークシートではなく記述式になるので公平な採点が難しい、更に採点に人手が必要だから学生アルバイトを使うということで、聞いただけで「それダメでしょ」と思ってしまうし、様々な点が線で繋がっていくとその先に見えてくるのは竹中平蔵の金儲けだったりします。

やっぱり学生ファーストじゃない・・・・。

経済的事情や地域的な事情で学生の学ぶ機会に偏りが出ないよう、公平公正な試験制度にしてもらいたいですね。

それが結果的に豊かな人材を育て、日本の国力を上げることにも繋がるでしょうし。

 

首里城消失

朝、起きたらいきなりこのニュースですよ。

つい先日、娘が修学旅行で沖縄に行ってきたばかりで、タイミングが良かったといえばそうかもしれませんけど、歴史的な建物が消失してしまったのはとても残念なことです。きっと地元沖縄の方々もショックでしょう。

あまり首里城について詳しくはないのですが、首里城が消失したのはこれで5回目なんだとか。一番最近のはもちろん第二次世界大戦の沖縄戦でのことです。戦後、再建が進められて首里城公園として開園したのは平成になってから。再建するのにとても長い時間がかかっていたのがわかります。

それが一夜にして失われてしまったんですからね・・・・。

火の気がないことや深夜の出火であることなどから放火ではないかという声も聞かれます。詳細は今後明らかになってくるかと思いますので余計な憶測は書かないでおきますが、政府や沖縄県知事は再建への意向を示してますので、また時間はかかると思いますが無事に再建されることを願っています。

 

「まずまず」って何よ?

あの台風から時間が経つにつれて被害の全容が徐々に明らかになってきて、この記事を書いてる時点で亡くなられた方は74人にもなってしまいました。まだ行方不明の方が10人以上いて、死者数はまだ増えるかもしれません。

そして大雨・強風による被害もかなり深刻。浸水した地域ではまだ水が引いてないところもあり、水が引いても住宅内はメチャクチャ、停電に断水、道路の寸断などインフラの復旧もまだまだ。途方もない被害です。

そんな中、自民党の二階幹事長が台風の被害について「まずまずには収まった」と述べた事に批判が集中。後に不適切だったと撤回はしたものの、二階氏の内心が露呈したことに間違いはないでしょう。

いや、上げ足とったところで復旧が早まるわけではないし、恐らく台風が来る前に被害規模として比較に挙げられていた狩野川台風の死者・行方不明者1200人に比べたら少ない方だったということだと思うので、二階氏を批判しても仕方ないところもあるかもしれませんが、それにしたって亡くなられた方がいることには変わりはないし、人数の問題でもありません。人的被害だけでなく台風による総合的な被害の規模を考えれば仮に人的被害がなかったとしても「まずまず」なんて言葉は普通出てこないでしょう。

やっぱりねぇ、政治家の皆さんは庶民感覚がわからないんでしょうよ。自分の家族・自分の家・自分の住む町と考えれば自分自身に被害がなくても心が痛まない人なんていないでしょう。災害だけじゃなく税にしたって大企業優遇、社会保障にしたって弱者切り捨て、国民の大多数である一般庶民の心に寄り添えない政治家ばっかり。

災害は人の力ではどうにもならない面が大きいですが、国の舵取り役は人の力で変えられます。

もっと人の心を持った方に政治を担ってほしいものです。

 

氾濫一歩手前

台風の通過に伴い風が強くなってきた中、気になりつつも就寝した昨夜。

そして夜が明けて起こされたのは避難勧告のアラート音。

上流で大量の雨が降って増水した阿賀野川が越水する可能性がということで、私の住む新潟市東区の阿賀野川を挟んで反対側の北区に避難勧告が出たのでした。

右岸側の北区で越水する可能性があるなら当然左岸側の東区でも同じ可能性があうということですよね。もしかしたらコッチでも避難することになるかもと焦りました。

幸いそれ以上増水することはなく避難勧告も解除になり、風雨による被害もなかったので我が家は無事に台風19号を乗り越えることができました。

が、阿賀野川上流の方では越水・浸水した地域もあったようで、その他にも広い地域で河川の氾濫・土砂崩れ・暴風による被害など、甚大な被害があったとニュースで見ると、自分はなんとか助かりましたけど、被災された皆さんの今後のことを考えると胸が痛いです。

今回の台風はかつてないほどに大きかったため、被害も非常に激しく広範囲。冒頭の写真はお昼前くらいの泰平橋付近ですが、普段は公園となっている河川敷が完全に冠水していて、これだけ膨大な量の水が押し寄せるほどの雨が降り、氾濫した地域ではこの量が住宅地に流れ込んだわけですから、想像するとゾッとします。

台風がこれだけ発達したのは海水温が高かったためと言われており、因果関係は詳しくわかりませんが温暖化の影響も無関係ではないのかも。となると、温暖化へ何らかの対策をしない限りは今後も同規模の台風が毎年のように上陸してくる可能性もあるわけで、今回も「数十年に一度」というワードを度々聞きましたが、もはやこれくらいの災害は日常になっていくのかもしれません。

いろいろと考えさせられ、同時にいろいろと怖くなりました。

 

台風に備えを

非常に大きな勢力の台風19号が接近中です。

12日から13日にかけて日本上陸すると思われ、今のところの進路予想では東海から関東にかけたあたりに上陸しそうです。

ただ、今回の台風19号は勢力がハンパないそうで、この前千葉県を中心に甚大な被害をもたらした台風15号を超える勢力だとか。風は今日の時点で最大瞬間風速85m/sにも達し、お昼のワイドショーでは台風15号の時に40~50m/sで立っていられなかったと言ってましたし、15号の最大瞬間風速でも58m/sとのことなので、上陸時にどれだけになるかはわからないにしても、85m/sって街が壊滅するくらいの勢いじゃないかと不安になります。

台風19号をアメリカのハリケーンで当てはめると最大の「カテゴリー5」に相当、台風15号ですらカテゴリー3~4ということで、しかもアメリカの気象専門家からは「存在しない6に相当する」という意見も出始めているとかで、台風19号がどれだけ強い勢力なのかがわかるかと思います。

一般的に台風は右側の方が風が強くなると言われていますが、衛星写真では雲の大きさが台風15号の何倍もありそうな広範囲に広がっていますし、これだけの勢力ですから台風中心から遠い地域、台風の左側の地域でも被害が起こる可能性があります。

また、交通機関への影響も出るかと思います。台風15号の時は電車が止まってるのに出勤しようとする人で大混乱になっていましたが、恐らく今回も計画運休になるでしょうから、12・13日を営業する会社・店舗は思い切ってお休みにするという判断も必要かと思います。3連休ですから各地でイベントもあるかもしれません。同じく安全最優先で中止という勇気ある決断も必要かと思います。

空振りで終わってもいいので、最大限の警戒をしましょう。