タバコと放射能

どこぞの大臣がタバコを700円まで上げろと言ってみれば、いやいや700円じゃ甘いから1000円にしろとか、相変わらず好き勝手言われ放題で、そんなに体に悪いからやめろって言うならいっそのこと法律で禁止しちゃえばいいのに、それをしないのは喫煙者の反発よりもタバコ産業の保護とか税収確保とか、結局喫煙者のことなんてまるで考えてないんじゃね?と思う今日この頃です。

そこへ、今度はタバコからの放射能の影響が懸念され始めています。

2011年 国産葉たばこに関する放射性物質の検査について|JT

上のJTの発表によれば、茨城県・栃木県・千葉県・静岡県産の葉タバコは社内暫定基準値(放射性セシウム:500Bq/kg、放射性ヨウ素:2,000Bq/kg)を超えなかったとのことですが、これまた「暫定」しかも「社内暫定」という安全のように見せかけて全然安全じゃない基準値なもんですから、一部の非喫煙者からは「副流煙で被曝するからタバコ吸うな」とか「吸殻は放射性廃棄物」なんて声が出てくる始末。もう喫煙者は今まで以上に悪者扱いです。

でも、ちょっと待ってよ。
なんか論点ズレてない?

放射能汚染されたタバコを吸うのは本人にも周りにもいいことないのは確かなんですが、そもそもそんなタバコを流通させる方が問題なんじゃないでしょうか?
放射能汚染された食材を使って家族にご飯食べさせるのと本質は変わらないように思うんですけど。
肉でも野菜でもタバコでも、生産されたものから放射能が出るってことはそこでは完全な除染をしない限りダメってことなんだから、放射能がダダ漏れしている原発をまずは止め、汚染された地域は除染し、生産したものが本当に安心して買えるようになるまでは一切の生産と流通を止めるべきで、もちろんそれで損害を受ける生産者には相応の保障をしなければなりません。それをしないから被害者が加害者になる、被害者同士で争う、なんてことが起きるんです。

ま、今の状況からすればこのまま汚染タバコが流通することになりそうですから、放射能拡散を防ぐためにもとっとと1000円でも2000円でも値上げするのが早いかもしれません。

9.11

昨日は9月11日。
東日本大震災から半年、アメリカ同時多発テロから10年です。

アメリカの9.11については以前から10年の節目にまたテロが起こるんじゃないかとウワサが絶えず、直前にも計画があるとの報道がありましたが、何事もなく過ぎたようで一安心。この10年でいろんな事が起こり、それらについての是非とか今後の向かうべき方向とか難しい問題が山積してるわけですが、人種や文化・宗教などの違いを互いに認めてお互いを尊重しあえるような世界が来ることを願ってやみません。

そして震災から半年。各地では慰霊祭なども行われニュースで映像も見ましたが、少しずつ復興が進んでいるところもあれば遅々として進まないところもあり、6ヶ月経っても被災地は厳しい状況に置かれているんだとあらためて感じました。それに対して政治の方はこの半年で何を学んだのか、何よりも優先させなければいけない事案をそっちのけで足の引っ張り合いばかりで過ぎたように思います。ましてテレビや新聞では報じない裏側を知れば知るほどいかに被災地を蔑ろにしているかがわかります。鉢呂氏の辞任にしても「死の街」という表現は住んでた人にとっては不快だとは思いますが、そもそも死の街にしたのは東電や原発を推進してきた自民党であって鉢呂氏ではないのだし、鉢呂氏について正直あまり詳しくは知りませんがTwitterなどでは民主党の中でも復興や原発対応に期待できる数少ない閣僚だったのに、という評価も見当たるので、惨状を目の当たりにして復興や原発対策に心を新たにしたのだとすれば辞任はむしろ逆行しているように思います。「放射能を付けた」との発言は事実とすれば(本人は認めていない?)福島から避難している子供たちがこれを模したいじめを受けることも想定されますから閣僚としては不適切な発言と私も思いますが、カメラの回っていないところでのオフレコを一斉攻撃して辞任に追いやるマスコミの姿勢もどうかと思いますし、新聞を見ても「辞任は当然」と世論を誘導するような作為的な表現がされているとしか思えません。それよりも「同時テロは歴史の必然」などとアメリカ国民を深く傷付ける発言をした石原伸晃自民党幹事長こそ与党を攻める前に幹事長を辞任するべきではないかと思います。また石原幹事長は市民が自主的に線量測定をしているのをその数値がバラバラであるのが問題として市民計測をやめさせなければとも発言し、本来ならもっと細かく計測をして正しい数値を公表するようにと政府に働きかけるべき矛先を一般市民に向けるというバカっぷり。半年経っても相変わらず揚げ足取りと保身しか頭にない自民党は復興と原発対応の足かせでしかないのかもしれません。

そしてこの記事を書いている途中でフランスの核施設で爆発・火災が発生したとの一報。
フランスも福島第一原発事故から半年経ってもさっぱり学んでいなかったということでしょうか・・・・。
被害が最少で済むことを願います。

野田氏が首相になったノダ

昨日の民主党代表選挙で新しい代表となった野田佳彦氏。
本日は首相指名選挙が行われ野田氏が第95代首相になりました。

なんと言うか・・・・・昨日の代表選挙、いや代表選挙に5人が立候補した時点、いやいや菅さんが辞めるってなった時点からでもいいでしょう。まぁなんとも空しいと言うか呆れると言うか期待薄と言うか・・・・国民の多くは「また代わるのか」と思うと同時に「誰がなっても変わらない」という気持ちが漂っていたような気がします。海外メディアからもおちょくられてますしねぇ。

正直私は野田さんのことよく知りません。
顔を見てると悪い人じゃないような気もしますが、叩けば埃の一つや二つ出てくるんじゃないかなぁという気もしてます。
きっと野党やメディアは荒探しに躍起になってることでしょう。

でも、誰が首相になろうがまずは震災復興と原発事故の収束、この二つをこれ以上停滞させるわけにはいかない。親小沢・反小沢とかでモメるとか、与党と野党で足の引っ張り合いとか、国民は誰もそんなの求めてはいないはず。期待・・・・と言うよりお願いだから国民の声を汲んだ政治をしてもらいたいと思います。

 

あとさ・・・・・、

 

首相指名選挙で「横粂勝仁 1票」ってなによ?

横粂の給料は税金のムダだから即刻引退して杉村太蔵とお笑いコンビでも組むがいい。

黙っているのが一番なのか

刻々と過ぎる日々の中で様々なことが起こり、思うこと、言いたいこと、いろいろあったりするのだけれど、自分の発言が人を楽しくさせたり有益な情報だったりする一方で、また別の人にとっては不愉快だったり不利益な情報だったりもすることもあったりして、そんな事を考えると何か一言つぶやくにも言葉を選んで思うような表現ができない。

表情や感情の見えないインターネットではなおのこと。

自分で正しいと思っていることが、他人にとっても正解だとは限らない。

逆もまた然り。

例えば、

福島第一原発事故が起こった直後からTwitterでは「できるだけ西に逃げろ!」とツイートしていた人がたくさんいて、具体的な疎開の受け入れ先や避難経路のアドバイスもあったりして、実際に西へ避難した方にとってはTwitterでのそういった発言は非常に役に立っただろうし勇気を与えたかもしれない。しかしその一方で「不安をあおるな!」とそれらのツイートに不快感や敵意を持って攻撃していた人も大勢いた。

例えば、

事故の後、福島県産の農作物を積極的に食して福島を応援しようという発言が多く見られたが、それは逆に放射能汚染された食品を拡散させることになると反発した人もいた。

どちらが正しいかを判断するのは結局受け手の判断になる。

いや、受け手が数ある情報の中から自分で取捨選択していらないものはスルーしてくれるのであればそれほど問題ではないのだけれど、自分の価値観と違うものに牙をむく方が最近は多くて、そういうのを相手してるのは非常に疲れるし自分自身も凹む。

時には自分の大切な人を傷付けてしまうこともあるし。

だから言葉を選んで、かえって思うような言葉が見つからなかったりする。

誤解を招きたくないなら黙っているのが一番なのか。
悪者になりたくないなら黙っているのが一番なのか。

最近はそんなことを考えながらブログ書いてます。

言葉って難しいですね。

アシモ原発に立つ!?

アシモが福島第一原発事故現場に投入される可能性が出てきたとのニュースがありました。

原発事故処理用のアシモ開発へ ホンダ早期実用化目指す

アシモはご存じホンダが誇る二足歩行型ロボット。
私も以前、新潟県立自然科学館のイベントで見たことがあります。

福島第一原発内部は高温多湿で放射線量も高く、とても人間が長時間滞在できる環境にないため、これまでも映像や各種データ収集などにロボットが活用されてはいましたが、今度は実際の手を使う作業を作業員に代わって行うためアシモのテクノロジーが活用されるかも、ということです。

アシモの投入という話は実は事故直後からTwitterでも叫ばれていて、原発の冷却機能が喪失した時や、打つ手がなくて自衛隊のヘリが海から汲んだ水をパシャっとかけていた時などに「アシモ行け~~」みたいなツイートがタイムライン上にたくさん見られました。しかし当然ながらアシモはそういう目的で作られたものではないので実際に現場に投入されることはなかったわけですが、やはりホンダ内部でもアシモで培った技術を原発事故処理に活かせないかという議論は出ていたということなんでしょう。

で、記事によれば足場の悪い現場に対応するため現状の二足歩行型ではなくタイヤかキャタピラーを使って移動するタイプになると見られるとのことで、イメージとしてはガンダムAパーツとガンタンクBパーツを組み合わせた感じでしょうか。偶然とはいえアシモの白いボディがガンダムとどこかオーバーラップしますね。V作戦byホンダってところ?いずれ量産型が出てくれば今度はジムですね(笑)

いや、茶化してるワケじゃないんですよ。

アシモが実際に投入できるのであれば早期実現を切に願っています。

がんばれホンダ!!