8ヵ月

今日、11月11日で東日本大震災から8ヵ月になりました。

 

父が他界して1ヶ月ちょっと。
あれから実家へ行く用事が何かと多く、そしてその度に骨となった父に手を合わせることになります。
遺影の父は穏やかな笑顔で、ほんの数ヵ月前まではこの笑顔を実際に見ていられたのに、頭の中には父の顔も仕草も声もまだ鮮明に残っているのに、今はもう父が私に話しかけてくることはありません。
過去にも親戚や知人など「死」というものに直面することは何度もありましたが、初めて肉親を亡くしたことで今まで生きてきた中で一番「死」を強く感じているかもしれません。

 

8ヵ月前のあの日、多くの尊い命が失われました。
今日現在で1万6千人近くにもなります。
それだけ多くの方が亡くなって、その何倍もの方々が今の私のような気持ちでいると考えるといたたまれない思い。

 

あらためて亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。

流行語大賞候補60語発表

毎年この時期恒例の流行語大賞候補が発表されました。

1.あげぽよ
2.瓦礫
3.災後
4.タイガーマスク
5.内部被曝
6.美ジョガー
7.満身の怒り
8.あとは流れで
9.がんばろう日本
10.再生可能エネルギー
11.ただちに
12.なでしこジャパン
13.風評被害
14.マルマル、モリモリ
15.アフター4
16.安全神話
17.絆
18.3.11
19.脱原発
20.ノーサイド
21.一定のメド
22.エダる
23.帰宅難民
24.シーベルト
25.建屋
26.フクシマ 50
27.自粛
28.ジャスミン革命
29.エンディングノート
30.除染
31.タブレット
32.地デジ難民
33.おかわり君
34.君、きゃわゆいネェ
35.スマホ
36.超円高
37.復興
38.推しメン
39.節電
40.津波てんでんこ
41.お嬢様の目は節穴でございますか
42.東北魂
43.年の差婚
44.平成の開国
45.計画停電
46.ゼロではない
47.どじょう内閣
48.放射線量
49.原子カムラ
50.こだまでしょうか
51.おねえキャラ
52.想定外
53.トモダチ作戦
54.ホットスポット
55.ソーシャルメディア
56.見せましょう野球の底力を
57.メルトダウン
58.どや顔
59.ぽぽぽぽーん
60.ラブ注入

 

去年も言ったような気がするけど、60も候補いらないってば。
ま、いいけどさっ。

今年はやっぱり震災・原発事故関連のワードが多いですね。
それを「流行語」って言うのには違和感あるけど。
こういうご時世ですから、大賞は明るめのワードが選ばれるといいなぁ。
無難なとこだと「マルマル、モリモリ」とか「なでしこジャパン」あたりでしょうかねー。

んっ?マルモリが選ばれると愛菜ちゃん来年消えちゃうのか?

大塚さん

先週からめざましテレビをお休みしていた大塚さんが急性リンパ性白血病で治療のため入院。

昨夜、そのニュースが流れてからtwitterではその原因についてのツイートが非常に多い。

大塚さんの他にも夏頃から急に体調を崩したり場合によっては亡くなったりという話は頻繁に聞く。

もちろん有名人に限った話ではなく。

白血病や心筋梗塞が目立つが、軽度なものも含めれば症状は多岐に渡る。

因果関係は現時点で不明。

たまたまタイミングがそうだったのかもしれないし、悪い予想が当たっているかもしれない。

もしそうだとしても明らかにされないかもしれないし、明らかにされたとしてもずっと先のことになるかもしれない。

何にしても、全てそれと決めつけず、また、楽観もせず、冷静に情報を精査し、自己防衛に努めたいと思う。

 

大塚さん、また元気にめざまし復帰してください。

上関町と牧之原市

福島第一原発事故を受けて原発の是非について議論が高まる中、中国電力上関原発の建設が予定されている山口県上関町の町長選が9/25に行われました。

上関原発計画が持ち上がった1982年以降ずっと推進派が当選していたわけですが、さすがに福島第一原発事故の後で東日本の現状を見ていないはずはないでしょうから、今回こそは反対派が当選するだろうと期待を込めて思っていたのですが・・・・・結果はまたしても推進派が当選。投票率は過去最低の87.55%。得票数は推進派の柏原重海氏が1868票、反対派の山戸貞夫氏が905票。

この結果・・・・・うーん。

いや、これが上関町の民意ということなんですから結果は結果として受け止めますが、結局のところ推進派の柏原氏が発した「(原発関連の)交付金に代わる財源はない」という言葉が全てを物語っているということでしょうか。

その一方、中部電力浜岡原発の10キロ圏内にある静岡県牧之原市議会は「東海地震の(想定)震源域真上に立地しており、確実な安全、安心が将来にわたって担保されない限り、永久停止すべきだ」とする決議を賛成多数で可決。

これがまともな判断だと私は思うのですが、上関町長選の結果とあまりにも対照的。

非常に乱暴な言い方ですが、つまるところ「命か金か」ということ?
命と金を天秤にかけて、牧之原市は命を優先し、上関町は金を優先した、そういうこと?

お金がナンボあっても命をなくしちゃったらどうにもならないと思うんですけどねぇ・・・・。

偏ってる

さる9月19日に明治公園で大規模な脱原発集会が行われました。
主催者発表によれば6万人もの人々が集まったそう。
さすがにこれだけ大規模な集会はメディアも無視できなかったようで、夕方のニュースや翌日の朝刊、ネットのニュース等でも報道されていました。

ただ、それらを見てると妙な違和感。

集まったのは2万7000人程という警察発表もあったことで、媒体によって6万人と言ってみたり2.7万人と言ってみたり、両方を併記したり、また扱う大きさもまちまちで、どこか偏向的な、ハッキリ言ってしまえば6万人規模の集会をできるだけ過少に報道しようとしていると感じたのは私だけではないはず。いや、そんな風に感じない人の方が多いのか?

結局、本来は正しい情報を伝えるべきメディアが原発利権に牛耳られていることを証明したようなものでしょうか。
鉢呂氏が辞任に追い込まれたのも同じ構図ですね。

何を信じるかは個々の判断になるわけですが、現状は「知らないヤツがバカを見る」世の中だということも忘れてはいけません。