エール

昨日、ふとしたきっかけである空冷VW乗りの方のブログに辿り着いた。

私はその方と面識はないし、恐らくその方も私のことなど知らないと思う。

共通項は空冷VWに乗っていること。ただそれだけ。

そこで今回初めて私と向いてる方向が近いと思われる空冷VW乗りの方の言葉を目にすることができました。

私は日常的に空冷VWオーナーさんのブログやVWショップのHPなどを見たりしていますが、ほとんどはそれについて触れることはなく、少なからず意思表示している方も私の考えとはほぼ真逆。そしてそれはネットで見るだけでなくリアルでも同様で、比較的考えが近いかなと思われる方はせいぜい1人か2人。 TwitterではVW関係の方以外にもそっち方面の方を多くフォローしているので自分の考えがマイノリティだと感じることはあまりないんですが、VW関係という枠の中ではアウェー感たっぷりです。そもそも空冷VWという枠で括るのもおかしな話なんですが仕事以外の交友関係がそれに偏ってしまっているのでそこはまぁ仕方がないところ。いや、全てのVWオーナーがそうというわけではないですよ、きっと。あくまでも知る限りでは、ということです。

でもその方は違いました。

自分の考えがマイノリティであることを自覚した上で、リスクを避けることによって生じる別のリスクも承知の上で、それでも子供を守るために全てを捨てる覚悟で立ち向かっていました。

色々な事情によって残念ながらVWは降りてしまうようですが、降りることは本意ではないとしても、あの頃のようにあれもこれもと欲張ることはできず、どこかで天秤にかけたり取捨選択したり妥協をしたりということをせざるを得ない状況でのその判断は、その方にとって決してネガティヴなことばかりではなく、愛する娘さんの健康が蝕まれるリスクに比べたらむしろポジティヴとも受け取れます。

恐らく私より過酷な状況に置かれている中でのその方の発する言葉に、私は少しだけ勇気をもらいました。

このブログを見ることはないかもしれないけれど、そっと心の中でその方にエールを送ります。