トーキョー

こういう結果にならないといいな・・・・・
でももしかしたらそんな結果になっちゃうかも・・・・・
あぁ~やっぱりなっちゃった・・・・・

この前の参院選しかり、震災以降何度こういうのを味わったことでしょう。

世の中はどんどん悪い方悪い方へと進んでいきますね。

結果、IOCも決して平和的な団体ではなく、原子力ムラに浸食されている、ということですな。

 

ま、決まったもんはしゃーない。

 

前向きに考えてみれば、

安倍総理が世界に向かってあれだけのオオミエ切ったんですから、福島第一原発の収束や汚染水対策は国を挙げて急ピッチで進むことでしょうし、東京の汚染も加速度的に除染され、7年後には東日本で一番クリーンな都市になっていることでしょう。もちろんそれと並行して被災地の復興も益々スピードアップして、7年後には日本はあの震災からこれだけの復興を成し遂げましたと世界に向けて胸を張り、被災地の子どもたちの中からもオリンピックに出場するアスリートが生まれ、被災地に金メダルを持ち帰るなんて快挙があるかもしれません。

 

悲観的に考えてみれば、

安倍総理が原発や汚染の現状を隠匿して勝ち取ったオリンピックですから、今後は汚染水が太平洋をどんどん汚染させていることも東京のあちこちにホットスポットがあることも完璧なまでに隠され、ネットで危険性を訴えるアカウントはことごとく凍結。都内で除染を行なえば汚染があったことが明るみになるので除染は一切行わず、市民による放射線量測定にも規制がかかるでしょう。原発の収束も汚染水漏れの防止も成す術がないまま現状は隠蔽され、操作された情報が世界に向けて発信されます。数年後に被曝が原因と疑われる症状が表れてもそれは一切原発事故要因とは認められず、補償もされないまま切り捨てられます。被災地復興のために東北にかき集められていた資材・人員はこれから新設されるオリンピック競技施設の建設にシフトし、選手村がどんどん建てられている一方で7年後もまだ仮設暮らしを強いられている被災者がいるかもしれません。

 

安倍総理

 

「健康問題は今までも現在も将来もまったく問題ないと約束する」

安倍総理のこの言葉、よーく憶えておきましょう。

安倍総理はかつて参院選での公約で「最後のおひとりに至るまで、記録をチェックして、まじめに保険料を払って来られた方々にしっかりと年金を正しく、お支払いをしていく」と述べました。

結果はみなさんご存知の通り。

この人にとっての約束は「守るもの」ではなく「破るもの」あるいは「放棄するもの」です。

しかもここでは「健康問題は起きない」とは言ってません。「問題ない」と言っている。つまり「健康問題が起きても問題にはしない」ということです。

 

東京でオリンピックをやることには様々な意味があります。

その中で一番大きな意味は開催地がどこであるかではなく、この国の政府が原発事故や健康被害において「完全にシラを切る」方向に舵を切ったということです。

我らが泉田新潟県知事は

「オリンピック誘致成功は汚染水問題をはじめとする東電原発事故対応が国際監視下に入ったと理解しています。いい加減な対応が不可能になったという点からも大変良かったと思います。」

とツイートしてましたが、果たしてこれはホンネでしょうか。そうしてくれればいいなと私も思いますが、そうはならないだろうというのは泉田知事ならよくご存じのはず。

東京招致を純粋に喜んでいる方も、喜ぶばかりではなく、東京オリンピックをより良いものにするため、政府や東電の動きをしっかりチェックしていく必要があるのではないかと思います。