なぜ被害者が卒業するのか

暴行事件が問題となっていたNGT48、21日に行われた公演で被害を訴えていた渦中の山口真帆さんと山口さんに同調するメンバー2名がNGT48を卒業することが発表されました。

えーと、これってどういうことなんでしょうね。

普通、暴行を加えた加害者、そしてその裏で手を引いていた一部のメンバーが諸悪の根源だと思うのですが、加害者が起訴されることもなく、メンバーが処分されることもなく、何も悪くない山口さんが卒業という名目の処分を受けるのを誰が納得できるというのか、運営は何を守ろうとしているのか、今回の対応はまったくもって不可解です。

誰か、これを正当だと思ってる人、います?

ネットでは運営に対する辛辣な意見が流れていて、中には「NGT48はもう新潟に関わるな」なんて厳しい声も。

それでも応援したいというファンにしても、仲間に暴行をけしかけたメンバーがいる状態で今までのように応援できるものでしょうか。私は特に積極的に応援してたわけじゃないですけど、同じようにファンまでいかなくとも少なからず新潟という地域を盛り上げる一助と期待していた多くの人たちも今までのようにNGT48に期待していくことは難しいでしょう。実際、県や市には広報活動にNGT48を使わないでという意見も多数寄せられているとか。

 

「正直者が馬鹿を見る」ということなのでしょうか。

勇気を出してレイプされたことを告白したのに、それが報われるどころかバッシングの対象にされてしまう。暴行されたことを勇気を持って告白したのに悪者扱いされて追い出される。構図は同じですよね。

これまで何人もの女性が(女性に限らずですが)恐怖や悲しみを乗り越えて正義を貫こうとしてきたのに、この国の社会はさっぱり変わらない。権力者の顔色を窺って忖度し、黒を白に変えてしまう社会。

NGT48の運営も同じなのかもしれません。もしそうじゃないと言うなら、誰もが納得できる正しい判断を下すべき。

正直者が報われる社会を望みます。

 

白山神社の春まつり

昨日は昼間のうちはお天気も良く、桜のピークも重なったということで、白山神社まで桜を見に行ってきました。

さすがに人出も多く、イベントなんかもやってたりして賑わってましたねー。

りょーとぴあの屋上まで上がって見下ろした桜。

写真がイマイチ上手じゃないのでキレイに見えないかもしれませんが、ナマで見る桜はとってもキレイでした。

中央の広場ではダンスパフォーマンスもやってましたね。

高い位置を通ってる空中回廊はちょうど手の届く位置で桜を間近に見ることができます。

芝生の上で遊んでる子どもたちを見ながら、ウチも前はよく家族でお花見行ったよなーなんて昔を思い出して、もうすっかり大きくなった今じゃ公園ではしゃぐだけじゃまずついてきませんから、子どもの成長とそれだけ時間が経ったことをあらためて感じました。

 

今日の雨と風で家の前の桜も少し散り始めちゃったようです。

桜を楽しめる時って短いですね。

 

MINIATURE LIFE展 田中達也 見立ての世界

MINIATURE LIFE展

前からおもしろそうだなと思いつつ行くの忘れてた「ミニチュアライフ展」。

日曜日にテレビCM見て、昨日までだと慌てて見に行ってきました。

 

会場は入口から長蛇の列。案内のボード持ってる人がいたので「最後尾ここだ」と思って並ぼうとしたら実はまだまだ先まで行列が続いていて、会場のある7階から階段降りて5階まで続いてました。入るまでに30~40分くらい並んだでしょうか。祝日だったからなのか、最終日だったからなのか、いずれにしても思っていたより人気だったんですね。

 

MINIATURE LIFE展

MINIATURE LIFE展

MINIATURE LIFE展

撮影OKということで何枚か撮ってはみましたけど、作品の良さを引き出すような写真は私には撮れませんでしたねぇ。

最終的に1枚の写真として完成する作品なので、私のヘタクソな写真を載せるより田中達也さんのちゃんと撮った作品見た方が断然いいです。

MINIATURE CALENDAR

身近なアイテムを使って様々なシーンを再現する数々の作品は、アイディアに感心したり、ウィットにクスッとしたり、どれも素晴らしいものばかりでした。

しかもこれ、毎日やってるってんだからスゴいですよねぇ。

 

見たことない方はぜひ見ていただきたい・・・のですが、新潟は既に終わっちゃったので(笑)、お住いの近くで開催された際に見に行ってみてください。

年末寒波

このブログを書いてる時点で新潟市は雪が軽く舞っています。

この先「年末寒波」と言われる今シーズン最強の寒波がやってくるそうで、8日の初冠雪からさっぱり降らなかった新潟市も年末年始にかけてようやく雪化粧でしょうか。

明日が仕事納めという方、運転気を付けてくださいね。板金屋さんも年末年始はお休みですから(そういう問題じゃない)。

そういうウチも明日が仕事納め。

SSL化は今日も1件完了しましたが、もう1件がタイムアウトっぽい。まぁきっと年末休みの間にやるんでしょうけど。

そして今日は娘が誕生日。家族で外食です。

というわけで、今日は早めにお仕事切り上げ。

明日残り1日もがんばります~。




改正水道法

臨時国会が終わり、懸念の多い法案が多数可決されてしまいました。

大きな話題となった出入国管理法案は審議も今後の運用もデタラメっぷりが炸裂してますが、あまり大きく取り上げられなかった法案の中で心配なものに改正水道法があります。

自治体が運営する水道事業は経営状況が良くないところが多く、市町村での広域連携や運営の民間委託などを可能にすることで経営基盤強化を図る目的として可決されたのが改正水道法。水道管の老朽化問題なんかはニュースでもよく取り上げられてるように、私たちの生活インフラの維持に関わる問題ですので他人事ではありません。

しかし、これもニュースで報じられてますが、海外で水道事業を民間委託した例は多数あるものの、その多くが水道料金の高騰や水質の悪化などで再公営化されており、2000年から2014年の間に35ヵ国・180件もの再公営化事例があったそうです。つまり、民間委託でうまくいった例ってあんまりないってことです。

でもこれって少し考えればすぐわかることですよね。民間は利益を上げてナンボなわけですから採算性の悪いものに投資はしません。利用者の多い都市部なら投資に見合ったリターンが得られても、過疎地では当然利益率は低く、場合によっては赤字ですからそれを維持するかどうかはかなりシビア。例えば都市部から10km離れた過疎地に住民10人なんてところがあったら、水道管の交換費用が1kmあたり約1億円かかるそうなので、それをそのまま当てはめたら10億の投資が必要で、この先40年50年でその住民から10億も利益得られるかって言ったらそりゃムリな話。公営なら損得抜きでやれることも、民間だとそれができるとは限らないわけです。そうすると採算性の悪い地域では最悪の場合水道サービスの停止ということも考えられますし、維持するかどうかは委託された民間企業の良心に委ねられることになります。ゴーンさんのようにスパッとリストラしちゃうような考えの経営者だったら、これまでの公営のようなサービスはまず期待できないですよね。

そもそもの話で、経営状況が良くない自治体の水道事業を引き受けようって企業、いるんでしょうか。利益が見込めるなら参入する意義もあるでしょうけど、不採算事業を喜んで引き受けようって企業はまずいないですよね。公営のまま周辺自治体で広域連携するにしても、利益出してる自治体が不採算自治体の面倒までみようと思うものでしょうか。もし民間の経営ノウハウをアテにしているのであれば、公益のままノウハウだけ入れればいいだけの話で、それを言っちゃうと役人は無能だって自ら認めちゃうことにはなっちゃいますが(笑)、わざわざ法律変えなくてもできることはあるし、だったらこの改正が誰のためなんだってとこになるわけですよ。

内閣府には、公共施設等の建設・維持管理・運営等を民間と連携して効率化を図る「内閣府民間資金等活用事業推進室」というのがあるのですが、そこにフランスの水道サービス大手・ヴェオリア社の日本法人からの職員が出向してるらしいんですね。日本の水道事業にフランスの企業が?命に関わる水道事業を民間に、しかも海外の企業に?なんだかこれだけでキナ臭い感じがしてきますよね。

まぁ、この改正ですぐに日本中の水道事業が民間委託されるわけではなく、我が新潟県では9月の定例会で水道法改正案に反対する意見書を出していて、これは野党の「未来にいがた」が発案したのですが、なんと自民党の県議も「民間参入による弊害から県民を守るという点で意見が一致した」と意見書に賛成してるんですね(公明党は賛成せず)。これにはアンチ自民の私も感心しましたし、新潟県の水道事業が民間委託される可能性はかなり低くなったと少し安心しています。

しかし水道インフラの更新はどこも待ったなしの状況。アヤシイ法案通してオリンピックに金かけてるより、もっと先にやるべきことがあるだろうと思った臨時国会でした。