花角新新潟県知事、早くも本性を現す

こちらは6月16日付の朝日新聞新潟版朝刊。

「脱原発社会をめざします」と大々的に謳って原発争点隠しに成功し新知事に就任した花角知事が、自身の任期中の柏崎刈羽原発再稼働認可の可能性について「当然ありうる」と答えました。

脱原発社会を目指すなら、廃炉への道筋を示すとか、廃炉後の地域経済への活性策とか、そういうものを考えていくべきで、再稼働なんて選択肢に入るわけがありません。

それが投開票からわずか5日で本性を現しました。

しかし、こうなることは多くの方が予想していたこと。口で何と言ってもバリバリの自民サイドの花角氏に脱原発なんて期待する方がおかしくて、「脱原発社会をめざします」なんてのは選挙に勝つためだけのデタラメだということは、池田氏支持層のほとんどがわかっていたこと。

ただ、こんなに早いとは思いませんでした。

県による3つの検証に目途が立つまで数年、その結果に関係なく再稼働を認める方向に進むだろうとして、知事任期3年目、4年目あたりで再稼働の是非を問うべく知事選へ、こんな感じで予想していたんですが、当選5日後って有権者ナメてんすか。

さすが自民クオリティ。

花角氏を支持した層の中にも少なからず脱原発に期待した人もいたでしょうに、自身へ投票した人すら裏切る愚行。こんな人に県政任せていいんでしょうか。

今さら言っても遅いけど、デタラメばかりの安部自民党の言う事を信じるなんて、有権者もちょいと騙され過ぎなんじゃないですか?

 

昨日は群馬で震度5弱、今日は関西で震度6弱を記録する大きな地震がありました。その他にも千葉沖でスロースリップと呼ばれる地震が頻発しています。

群馬で震度5弱を記録したのは大正12年に統計を取り始めてから初めてとのことで、確かに群馬を震源とする大きめの地震というのは記憶にありません。関西で震度6弱クラスの揺れを記録するのは阪神淡路大震災以来で、大阪府内で震度6以上を記録したのはこちらも統計開始以来初めてだそうです。

いずれも原発への影響はなかったようですが、普段ノーマークな地域でもいつ大きな揺れに襲われるかわからないのが日本。今が大丈夫でも明日はわかりません。「もし」を言い出したらキリがないんですが、ひとたび重大事故が起これば「想定外」は通用しないのが原発事故。7年前に我々は学びました。地震は防げなくても、原発事故は防げます。それには1日でも早く原発をなくすこと。柏崎刈羽原発周辺では中越沖地震以降大きな地震はありませんが、長野北部では度々地震が起きてるし、中越沖地震の際には原発敷地内の断層も動いたわけですし、事故を起こすくらいの地震に見舞われる可能性は充分にあるのです。

花角知事はそれでも柏崎刈羽原発の再稼働にGoを出すのですか?

事故が起きた時に責任持てるのですか?

地震で道路が寸断された状況で住民を避難させられるのですか?

まともな考えを持っていたら原発なんて動かせるわけがない。

新潟県知事には自民のイエスマンになるのではなく、真に県民の安全を最優先に考えていただきたい。




新潟県知事選 2018

事実上の与野党対決となった新潟県知事選は与党の推す花角氏が当選しました。

破れた池田氏とは僅差で、池田氏は健闘したなんて声も聞こえてはきますが負けは負け。

実はなんとなくこんな結果になるんじゃないかって予想はしてたんですよね。花角陣営は原発再稼働への慎重姿勢を示し、最後まで安倍総理や小泉進次郎を応援に行かせず自民色を封印、双方の主張で原発ワンイシューにならず、争点がボヤけてしまったのは花角陣営の作戦勝ちといった感じでしょうか。

逆に言えば、原発再稼働推進では選挙に勝てないし、安部さんも選挙の追い風にはもうならないということを証明したとも言えます。

おもしろいのは両候補の地域別得票率。

どの市町村で差がついているのか? 新潟県知事選の得票率と得票数を地図化

原発立地地域である柏崎市周辺では池田氏が優勢、柏崎から離れると花角氏優勢、佐渡は花角氏の出身地なので当然ですし、池田氏は柏崎出身なのでその周辺で優勢になるのは当たり前かもしれませんが、傾向としては柏崎から遠いほど原発問題に関心が低くなっていく、とも読み取れます。

フクイチレベルの事故が起きたらこんな距離は関係ないくらい広範囲に被害が及ぶのにね。

個人的なイメージでは柏崎市や刈羽村、その周辺地域こそ再稼働に賛成する傾向が強いかなと思っていたのですが、実際には逆になってるんですね。つまり、新潟県民にとって脱原発は既に既定路線で、もう脱原発・反原発だけでは選挙は勝てないとも言えるのかも。そうなると池田氏は市議・県議としての実績はあるものの、副知事の実績を持つ花角氏の方が政策に期待が持てる、と思う人も多いかもしれません。あとは自民お得意のエサで釣る戦法もあったかもしれませんがその辺はよくわかりません。

いずれにしても花角氏が新知事となったのですから、池田氏支持だった方もこれからの花角県政をしっかり見守らなければいけません。

原発推進な与党支持の花角氏でも、選挙では再稼働に慎重な姿勢を示していたのですから安易に再稼働へ寝返るということはできないでしょうし、新潟県が進める3つの検証が終わらない限りは再稼働の議論はしないと泉田・米山路線を引き継ぐことも名言してますから、あと数年は再稼働することはないでしょうし、仮に再稼働となれば県民に信を問う(つまり選挙)との考えも示していますので、その際には県民の意思を投票という形で示せばいいということになります。

が、投開票から一夜明けた今日、さっそく東電が再稼働に向けてのアピールコメントを発表。

「引き続き、柏崎刈羽原子力発電所の安全対策などに取り組み、花角新知事をはじめ県民の皆様に丁寧に説明するとともに、新潟県が進めている3つの検証にしっかりと協力してまいります」

結局選挙が終わればもうこれですよ。新潟県民、完全にナメられてますなぁ。

この調子じゃ花角氏が寝返るのも時間の問題かも。

あーあ。

 

ダークサイド

自民・公明の支持を受けて新潟県知事選に立候補している花角氏の応援に元知事の泉田氏が回っているという話を聞いて、泉田さんを支持してきた私としては少々複雑な想い。

自民党議員である泉田さんが自民党が支持する候補を応援するのは当たり前と言えば当たり前ですけど、原発慎重派の泉田さんが自公支持候補とどれだけ思いを同じにできているのかはやや疑問。

まぁ所詮は自民の犬となってしまったということですか。

森ゆうこ風に言えば「ダークサイドに落ちたな」と。

あんまり泉田さんを悪く言いたくはないんだけど。

しかし、花角氏にとって泉田さんは安倍さんなんかよりよっぽど強力な応援弁士ですよね。長きに渡って県民の支持を得てきた泉田さんが応援となれば、脱原発派・アンチ自民の中でも「泉田さんが応援するなら」と花角氏に投票しちゃう有権者がいるかもしれません。

でもよく考えてくださいね。県知事としての実績は充分な泉田さんも自民党議員としてはペーペーの新人。「中から変える」と大きなことを言ってはいても、現状で何も変える力はありません。そして当り前ですけど知事になるのは泉田さんではありません。自公支持候補が当選すれば当然中央のご意向には逆らえず、泉田さんもストッパーにはなりません。

なんか、米山前知事を当選された流れで脱原発派は今回の選挙で楽観してるなんて声も聞かれますけど、安部さんの今後を左右するとも言われてるこの選挙、自民をナメると痛い目に合いますよ。

 

新潟県知事選

米山前知事の辞職により6月10日に新潟県知事選が行われます。

立候補したのは届け出順に

・安中聡
・花角英世
・池田千賀子

の3人。

このうち、花角氏は自民・公明が支持、池田氏は立憲・国民・共産・自由・社民が推薦し、事実上与野党対決の選挙となる構図です。

立候補した3人全員が柏崎刈羽原発の再稼働には反対もしくは慎重ということで、今回の知事選では原発再稼働が争点にならないという声も聞かれますが、これは泉田・米山と再稼働に慎重な知事が続いたことからもわかるように、新潟で原発を争点にしたら勝てないという与党の争点外し作戦。再稼働推進の自公が支持してる時点で選挙時に表向きは再稼働に慎重というポーズをとっていても、いざその時になれば中央の言いなりになるのは目に見えています。花角氏陣営がなるべく自民色を出さないようにと必死なところからも本音が透けて見えますね。

池田氏は柏崎市生まれで、柏崎市職員から柏崎市議、そして新潟県議へと歩んできたバリバリの原発立地地元民にもかかわらず、柏崎刈羽原発再稼働反対、そして原発ゼロを目指すと言うのですから、本当に再稼働を止められるのかというのは正直不安に思うところも個人的にはあったりしますが、これだけ反原発派の後押しを受けておいてやっぱり再稼働とはさすがにならないでしょう。

となれば、実際のところは

「再稼働に賛成なら花角氏」
「再稼働に反対なら池田氏」

という判断になると思います。

 

あとは安倍さんがどう出るかですかねぇ。選挙応援に安倍さんや小泉進次郎が来るのはインパクトはあっても逆にマイナスダメージになる諸刃の剣。特に安部さんは森友・加計で信用も支持率もガタ落ちですから、花角氏陣営としては来ないでくれって思ってるかもしれません。

個人的には安倍さんが応援演説でブーメラン食らうところを見てみたい気もするけど(笑)

 

さて、新潟県知事選の投開票日は6月10日。期日前投票も始まっていますので、当日都合が悪い方は早めに期日前投票して、県民の意思を示しましょう。めんどくさい・よくわからないって棄権するのはダメですよ~。

 

東電・東北電が原電支援?

茨城県東海村の東海第二原発の再稼働を目指す日本原子力発電(原電)は東京電力ホールディングスと東北電力から安全投資の資金支援の意向を伝えられたと原子力規制委員会に報告した・・・というニュースがありました。

原電は原発オンリーの電力会社のため、保有する2つの原発が停止してる状況では自力で安全対策の資金調達ができず、東電と東北電に支援要請(中部電力にも打診してるが回答はないらしい)したとのことで、今回の資金調達の目途が立ったことで東海第二原発の安全審査も進められることになるようですが、東海第二原発は今年11月で稼働から40年を迎えるため、11月までに審査に合格しないと40年ルールで自動的に廃炉が決まるので、規制委員会も11月までに合格を出す方向にいるのは間違いないと思われます。

えーと、そこまで再稼働に固執するのはどうしてでしょう?7年前の悪夢を考えれば自己資金も確保できない電力会社に原発の運用を任せて果たして安全が保たれるのかはなはだ疑問。

そして最悪なのは東電ですよ。7年経っても福島第一原発事故の終息はまだまだ見えず、経営者の事故の責任もまだ問われてないし、巨額の国費が投入されている一方で経営は黒字化、なのに原発被災者への支援を次々と打ち切った上で他社へ資金援助って、自分の立場まったくわかってないですね。

一番困ってるのは原電じゃなく被災者だろうがっ!

東海第二原発の安全対策に必要な費用は1740億円にもなるそうです。東電と東北電の出資比率はわかりませんけど、それだけ出せるなら本来使うべき用途に使うべきでは?

最近は各地の原発でマイナートラブルが続発しています。いずれも重大事故に直結まではしてませんけど、老朽化の進んだ原発で今後も同じようなトラブルが続く可能性は高いし、最悪の場合は福島第一原発と同じような事故が起こる可能性もゼロではありません。既に審査に合格して再稼働した原発ですらこうなのですから、規制委員会の審査というのも万全ではないというのもよくわかります。

もういい加減あきらめたらどうでしょう。