ドメイン・サーバー移管

先日、bug unlimitedで使ってる「cal-vw.com」ドメインとサーバーを移管しました。

今まではYahooジオシティーズを使っていて、これは特にジオシティーズである必要はなかったんですが、色々とテストの意味も含めてのこと。

しかし、テストと言ってもジオシティーズではできることに制限が多すぎて、正直このまま使い続けるのも気が進まない。

お客様でジオシティーズを使われている方もいらっしゃるのですが、特にジオシティーズでなければならない理由でもない限り、新規で作る場合はウチでも原則ジオシティーズはオススメしてません。コスト的に安いというメリットもあるんですが、ウチでオススメしてるところに比べて極端に安いわけでもないですし、できることとできないことの差を考えたら積極的に選ぶ必要はないでしょう。

ということで、d-style.bizと合わせてマルチドメインでドメインは移し、データは同じサーバーを使う形でお引越ししました。

SEOの面で考えればサーバーはIPが違うもので分散させるのが本当はベター。しかし逆に同サーバーで運用した場合にどのような影響が出るのかも見てみたいです。予想ではあんまり変わらないように思ってますけどね。もし影響あるとしたら、サーバーを同じにしたことよりもジオシティーズをやめたことの方が大きいかもしれません。

 

ということで、お引越しはしましたがサイト自体は特に変更はありません。

近々リニューアル・・・・なんて考えもあるんですが、いかんせん仕事以外の作業に使える時間が今は限られるので、まぁのんびりやるとします。

そもそも、基本的な更新もあまりしてないっていう(汗)

 

リニューアルラッシュ

レスポンシブウェブデザイン

現在、お客様よりホームページリニューアルのご依頼をたくさん頂いております。

大変ありがたいことです。

前回作ってから時間が経ってるホームページもあるのでデザイン的に刷新する・コンテンツを見直すなどの改良もありつつ、リニューアルのメインの目的はスマートフォン対応。いわゆるレスポンシブウェブデザインで対応する形となります。

業種によって若干異なる場合もありますが、これから新規で作る場合も基本的にレスポンシブウェブデザインで作ることになるでしょう。

・・・・と、言葉にするのは簡単でもこれがなかなか面倒な作業。

一つのテンプレをカスタマイズしていくくらいならまだいいのでしょうが、ウチは全てをオーダーメイドでデザインするので、その都度作り方も微妙に変わります。

デザインのネタもそんなにサクサク出てくるわけじゃないし、複数案件のパラレル作業で頭の中もパニックです。

 

そんなわけで、

しばらく作業のペースが落ちるかもしれませんがご了承くださいませ。

 

・・・・・と、先に言い訳しておく(笑)

 

政治家のネット活用法を考える

ON AIR

昨日は政治家さんのTwitterとFacebookの活用法について書きましたが、今日は映像コンテンツについてです。

昨日と同じく「候補者の政策・主義主張をいかに多くの有権者に知ってもらうか」という点で考えた時、非常に便利なツールとなるのが映像配信です。

ホームページやブログで文字として書くのももちろん重要ですが、同じ主張でも文字を目で追うのと肉声を通して聞くのとではこれがまた違った印象だったりするもので、映像配信のわかりやすい例で言えばいつぞやの細川・小泉コンビの街頭演説が代表的でしょう。特に小泉さんはああいう場でこそ真価を発揮する方なので、当時配信されていた映像の視聴数もかなりの数になっていました。また、街頭演説や講演会などに諸事情で足を運べない人にとっても中継または録画で見れるというのはメリットが大きいです。

政治家を目指す方なら人前で話すのはそこそこ自信があると思いますので、これを利用しない手はありません。

映像配信のツールとして代表的なものと言えばまずはYou Tubeがあります。その他にもUSTREAM、ニコニコ動画、ツイキャスなど、様々なサービスがあり、それぞれ微妙に特徴が異なります。

一番手軽なものとしてはツイキャスで街頭演説の生中継でしょうか。特別な機材がなくてもスマフォがあればすぐに配信でき、SNSとの親和性も高いので、各地を転々と移動する街頭演説でゲリラ配信するにはもってこいのツールです。ただ、回線状況によっては途切れたり途中で落ちちゃったり不安定な面もあるので、ツイキャスとは別にビデオカメラで録画しておくのも後々のためには必要となってくるでしょう。

で、録画した動画素材があるならYou Tube(じゃなくてもいいんですが)にアップしましょう。その時のポイントとしては「できるだけ編集すること」です。演説が始まるまでの準備中とか途中の休憩とか、主張部分と無関係な見る人が「待ち」になる時間は極力編集でカットするべき。一定時間動画を視聴するというのは見る人にとって音楽を聴くとか文字を読むよりもハードルが高い作業なので、ダラダラと長い時間見せるよりもできるだけ短時間で効率よく内容を把握できるようにする配慮が欠かせません。質疑応答での受け答えの「間」とかも可能ならカットした方がいいでしょう。編集は特別凝ったものでなくてもブツ切りして繋ぐ程度で充分。街頭演説と同じく大事なのはテンポです。

あと、ここからは映像にプラスアルファの部分になるのですが、案外効果的なのが「文字起こし」です。要はしゃべった内容をテキスト化するということですね。大事な会見や演説で文字起こししてくれてる方を度々目にしますが、映像はどうしてもその間画面を見続けなければいけないので、その時間がない、要点・結論だけ知りたい、などの場合には非常に便利。また、ホームページやブログにそれを載せれば検索経由で見てもらえるチャンスも増えます。ただ、唯一かつ最大の難点は「めんどくさい」ってことですかね(笑)。

 

で、WebとSNSと映像配信を組み合わせてまとめてみると、

前日にWeb・SNSで街頭演説予定の告知→街頭演説→ツイキャスで生中継・Twitterで拡散→録画した動画を編集してYouTubeにアップ→ホームページ・ブログでYouTube動画の埋め込み&文字起こしを公開

こんなフローが理想的でしょうか。

 

政治家さんというと若い方でも30代前半、多くは40代以上の中高年。パソコンとかインターネットが苦手って方もきっと多いですよね。これを読んでも「自分にはムリ!」と思うかもしれません。でも、別にご本人が直々にやらなくてもいいんです。周りにそういうのに詳しいスタッフがいれば任せればいいし、逆にそういうスタッフがいないならぜひ自分の右腕に加えてください。強力なツールを持ってるか持っていないかはこれからのネット選挙を戦う上で大きな差となります。

大きな政党の推薦もらってるとか、地元に支持基盤があるとかで、あぐらをかいてるとネットを駆使する新しい世代に足元すくわれますよ~。

 

政治家のSNS活用法を考える

SNS

タイトルは偉そうにつけてみましたけど、単に個人的考察というか見解というか、まぁ独り言みたいなもんなので、そのつもりでお読みください。

 

この4月に統一地方選挙があります。

今や選挙においてWebやSNSの活用は欠かすことができないものになってきて、ここをいかに攻略するかが得票に影響する一つのファクターになっているように思います。

現在、日本で主流のSNSと言えばTwitterとFacebook。他にもmixiやGoogle+、GREEなどがありますが、ユーザー数や認知度の点においてTwitterとFacebookが2強状態と言っていいでしょう。

政治家さんでも個人のアカウントや政党・支持団体のアカウントを駆使して選挙期間中は一所懸命発信してる方は少なくありませんね。

ここでSNSを使う目的としては「候補者の政策・主義主張をいかに多くの有権者に知ってもらうか」がポイントで、逆にそれ以外に使う理由はあまりありません。

その点でTwitterとFacebookを考えてみると、

Twitterは基本的にツイートを読みたい人を勝手にフォローする(できる)メディアで、相手からのリフォローはそれほど重要視されません。芸能人やスポーツ選手など、気になる人をフォローして片思いでも楽しめるのが一つの特徴かと思います。また、自分がフォローしてない人のツイートでも面白かったり役に立つ情報だったりすると色んな人がリツイートすることで拡散力、あるいは情報収集力が高いというのもTwitterの特徴かと思います。

対してFacebookは個人対個人の両想いが基本という色が強く、また、ユーザーの公開範囲が限定されているケースも少なくないという点で、既に友達になっている人には届くけれど拡散力としては少々弱めかな、というのが私の印象。

つまり、
Twitterは新規のファンを増やすツール、
Facebookは既存のファンを大事にするツール、
とも受け取れます(やや乱暴な括りですが)。

これを「候補者の政策・主義主張をいかに多くの有権者に知ってもらうか」で見れば、自分を知らない人、政策を知らない人にアピールするにはFacebookよりはTwitterの方が向いてるのではないでしょうか。

 

では、実際に私自身がTwitterでフォローしている政治家さんのツイートを見ていて感じた事例をいくつかご紹介します。

 

まずは山本太郎。この方はもうTwitterを主にネットで育ったと言っても過言ではないでしょう。アンチも多い代わりに熱心な支持者も多く、リツイート率も非常に高い。3.11直後から様々な現場に出向くことも多くて、そこからのリアルタイムなツイートは正にTwitterの特徴を最大限に活かしています。ツイキャスでの中継が多いのもTwitterと絡めてうまく活用してると思います。ただ、感情的になる部分も多々見られ、そういうツイートはアンチに利用されたりするので、スルースキルも必要になってきますね。全体的には選挙期間中だけでなく日常的に使いこなしているので政治家アカウントとしては参考になる部分も多いかと思います。

続いて三宅洋平。この方は現時点で政治家ではありませんが、山本太郎と連携して政治活動してたのはご存知の方も多いでしょう。Twitterの使い方としては山本太郎と類似する点も多いのですが、政治活動のみに絞ってツイートしているわけではないので、彼の音楽やビジネスのファンではなく政治活動面のみ支持してる方にとってはやや雑音が多いと感じるかと思います。実際に私も2013年夏の参議院選挙に立候補してたあたりはフォローしてたのですが、大事なツイートは誰かがリツイートしてくれるだろうと、その後はリムってます。リムられるのを防ぐには、発信する情報のジャンルが多岐に渡る場合はフォロワー層を限定させるためにアカウントを分けるというのも一つの方法ではないかと思います。

続いては昨年新潟市長選に出馬した斎藤裕。この方の場合はご本人のアカウント(今はもうないのかな?)よりもそのスタッフが一所懸命ツイートしてたのが非常に印象的でした。市長選では最下位に終わったものの得票では3者拮抗という善戦を繰り広げられたのは、早い段階で明確にBRT反対を訴えていたのが大きいのと同時に、有能なスタッフによるWeb・SNS戦略が支持を広げた一因ではないかと推測します。当選した篠田市長はSNSを一切やらず、次点の吉田孝志はアカウントはあるもののほとんど活用せずといった状況でしたので、尚更でした。ただ、こちらのスタッフさんのアカウントは三宅洋平どころじゃないくらいに雑音が多い(笑)。スタッフに徹して政策や街頭演説情報に絞ればいいものを、どうでもいい雑談レベルのツイートもハンパなくするので、その面で斎藤さんの支持者にすらリムられるという逆効果も生んでいたのではないでしょうか。政治家アカウントの場合はプライベートな個人の面と政治家としての主張は分けた方が無難でしょう。

最後に我らが新潟県の泉田裕彦知事。私が今まで見てきた政治家のTwitterアカウントの中ではダントツで素晴らしいと思うのが泉田知事です。まずは内容。新潟県知事として必要最低限の事務的なものが多いのですが、意見を述べる場合も個人としてではなく知事としてのスタンスが一切崩れず、また、柏崎刈羽原発についてや原子力規制委員会に対する姿勢も一切ブレることなく一貫していて、それ以外の雑音的なツイートや他者のリツイートはほとんどありません。県民第一の姿勢と高い知識に裏付けされた説得力のあるツイートは共感を得ることも多くリツイート率も高めです。さらにツイートの頻度。多すぎてもウザいし、少なすぎると誰も見ないもんですが、この頻度がとても絶妙なバランスで見る側にストレスを与えず、また、タイミング的に見逃したツイートも重要なものはリツイートされるので時間差でタイムラインに現れたりして結果的に知事のツイートは多くの方の目に止まることになります。今日時点でフォロワーが4万3千弱と地方の県知事としては非常に多く、県外のファンが多いのも泉田知事アカウントの特徴です。

 

こうしてそれぞれを見てみると、政治家さんがSNSをどう活用していくのが効果的なのか、ちょっと見えてくるような気がします。

 

もちろんTwitterやFacebookだけあればOKということではなく、文字数や公開範囲の限定されるSNSはどちらかといえば補助的な役割で、政策や意見はホームページなりブログなりでしっかり伝える必要があるのは言うまでもありませんし、選挙期間中だけ一所懸命になるのではなく、常日頃からブレない主張を続けるのも大切でしょう。

ローマは一日にして成らず。選挙も選挙期間中だけでは成らず、です。

統一地方選挙までもう日が短いのですが、今からでも早急にWeb・SNS戦略を展開していくのがベターですね。アカウントすら無いなんて論外です(笑)。

 

あと、候補者ご本人が注意するべき点としては、Twitterのフォロワー数やFacebookのいいね!の数はあまりアテにならないということです。たくさんリツイートされてたくさんいいね!されると自分がと~っても支持を得ているように錯覚するもんですが、それらが全て得票に繋がるとは限りません。SNSで支持してる人が全て自分の選挙区内に住んでるわけではないし、そもそも投票にすら行かない人も多いんですからね。SNSの反応を見て当選間違いナシと確信持ったのに惨敗したって例はいくつもありますので過信は禁物。むしろSNSで見えてない範囲にも支持を集めるような日々の努力が欠かせません。

 

と、4月の新潟市議会議員選挙に出馬する東区のある方への私なりのアドバイスの意味も含めて今日の独り言でした。

ちゃんちゃん。

 

メールフォームのメリットとデメリット

メール

たまにはお仕事のお話。

私がお客様からのご依頼でホームページを制作する際、当然ながらお客様のご要望に沿うようなホームページを作るわけですが、それは決して何でもホイホイとお客様の言う事をきくということではなく、時にはお客様のご要望とは異なる形をご提案することもあります。

ホームページを作る目的は何か。

ホームページを見たことで、お問い合わせをいただいたり、実際にお店に足を運んでいただいたり、商品・サービスをご購入いただいたり、ビジネスサイトであればビジネスのプラスになる効果を生むのがホームページの役割です。

そのため、私にとってもお客様はもちろんご依頼主ですが、お客様にとってのお客様はエンドユーザーになるわけですから、例えご依頼主のご要望通りのホームページができてもエンドユーザーに魅力的に映らなければ意味がないわけです。

ホームページの発信者側が伝えたいことと、ホームページを見る人が望むことは、必ずしもイコールとは限りません。

ウチでは歯科医院様のホームページをよく制作させていただいてますが、歯科医院様からはよく自費診療をアピールしたいという声をいただきます。保険診療より利益率が高いのですからそれは当然の声ですね。しかし、これから歯医者に行こうという方が全て自費を望むかといえばそうではなく、保険の範囲で治したいという方も多いでしょうし、それ以前に「ドコにあるのか」「何時までやってるのか」「電話番号は」という基本的な情報を求めてホームページを訪れる方も少なくないわけです。

今すぐ電話して予約取れれば急いで行きたい、という方に「インプラントとは・・・・」なんてまったく不要な情報でよね(笑)

なので、まずは一番求められるであろう情報を一番目に付くところに配置した上でPR的な部分を付け足していく、というような形でデザインを決めてことがウチでは多く、私にとってのお客様であるご依頼主のご要望よりも、むしろエンドユーザーがどう受け取るかに比重を置いて設計・デザインしています。

「言われた通りに作ってりゃいいんだ」という方にはめんどくさいデザイナーかもしれませんけどね(笑)

でもそれが最終的にお客様の利益になると思いますので、基本的なスタンスとしては今後もこの形で行かせていただきます。

 

で、前フリが長くなりましたがここから本題。

上記の理由により、基本的にエンドユーザー目線でホームページを作るわけですが、ホームページ制作の際に意見が分かれることが多いのがメールフォームです。

ユーザー目線で考えればネット上にホームページを出すならばネット上で問い合わせもできてしかるべきでしょう。ショッピングサイトでメールが送れないなんてところがあったら怖くてそこから買い物なんてできませんよね。

そのため、基本的にはメールフォームを設けることをお勧めしています。もちろん電話番号も載せるし、イマドキならLINEを選択肢の一つに加えるのもアリでしょう。ショッピングサイトでの支払い方法のように、選択肢は多い方がユーザーにとっては望ましいのです。

しかし、全てのお客様がメールでのお問い合わせに満足に返答できるとも限りません。

特に歯科医院においては、簡潔に答えられるような問い合わせならすぐに返信もできるでしょうが、口の中の症状についての問い合わせだとメールで答えるというのもなかなか難しいケースが多い。患者さんもメールの文字で症状を正確に伝えるのは難しいだろうし、それを歯科医院側が正しく把握するのも難しい。専門用語も多いし、表現が曖昧になることも多い。せめて電話ならニュアンスでわかるところもあるのかもしれませんが、最終的な診断は実際に口の中を診ないとできないのですから、結局は「予約して来院してください」としか言えなくなってしまいます。

歯科医院様からのこういう声は実際に多くて、ホームページを制作する最初の段階でメールでの問い合わせに答えるのはムリと言う先生もいらっしゃいますし、メールフォームを設置したはいいが診ないとわからないような相談を延々と繰り返し結局来院せずに聞き逃げというケースが続いてメールフォームをやめるというパターンも度々あります。

ユーザーにとってホームページ上からメールで相談できるのは便利。
しかし、診療に差し支えるほど負担になるのであれば本末転倒。

双方の利便性やメリット・デメリットを考えて制作する私にとっては、ここでどうするかというのは難しい判断だったりしますが、やはり本来の業務に支障が出てはいけませんので、ユーザーの利便性を多少犠牲にしてもメールフォームを閉じるという選択をせざるをえない場合も多々あります。

このあたりのバランスって、とても難しいですね。

 

あとは問い合わせをするユーザー側にもリテラシーを持ってほしいところ。

ウチにもよく聞き逃げパターンのお問い合わせがありますが、世の中そんなにヒマな人ばっかりじゃないんだからねっ(笑)