原発新潟県民投票

泉田知事が反対してると誤解させるような新聞記事が出たりして、どうにも私たちに見えないところで黒い力が及んでいるような印象の原発新潟県民投票。

脱原発を願う私としては県民投票の趣旨に賛同し昨年署名もさせていただきました。

できることなら県民投票を実現し、県民の総意として脱原発の意思表示をしたいと思っているのですが、一方で原発推進派だけでなく脱原発を支持しながらも県民投票には否定的(と言うか慎重?)な方もいらっしゃいます。

老若男女問わず全ての県民に原発にYesかNoかを聞けばNoが過半数じゃないかと思ってたし、そのための県民投票なのになぜ反対するのか不思議だったんですけど、慎重になる理由は昨年の衆議院選挙でなるほどとわかりました。

衆議院選挙でも脱原発は大きなテーマになるはずで、脱原発派は脱原発政党が相当数議席を伸ばすと期待していたのに、フタを開ければ原発推進の自民圧勝。

つまり、選挙で必ずしも民意が反映されるとは限らないってこと。

結果では圧勝した自民党も全体の支持率で見ればわずか16%に過ぎず小選挙区制の悪いところが出たとの分析もあり、また、3.11後の衆議院選挙であるにもかかわらず投票率が低かったことも大きな要因なんでしょう(不正選挙の疑念も未だに消えてませんけど)。

これと同じ事が原発新潟県民投票でも起こるんじゃないかというのが投票に否定的な方の懸念なんだと思います。

で、署名時には全面的に賛成していた私も最近はちょっと慎重になってきました。

昨年から瓦礫広域処理の反対運動に参加してますが、全体的な印象としては「絆」や「困った時はお互い様」という義理人情的な面しか見ず、瓦礫焼却に伴うリスクや広域処理にまつわる黒い事情も知らず、説明会に参加するとか自分で調べるとかもせず、テレビや新聞の報道を鵜呑みにしている無関心な方がほとんど。相変わらず食べ物に気をつけることもしないし、行く場所も気にしない。あれだけの事故を経験したのに楽観的な方が多いように思うんですよね。

故に原発新潟県民投票が実現したとしても、多くの県民は投票に行かず、投票する人も「電気がなくなると困る」「原発に携わる企業や自治体が困る」と賛成票を投じちゃうんじゃないかと。たぶん柏崎市なんかは賛成票が圧倒的多数になるんじゃないですか?だったら明確な意思表示をしないで、泉田知事が柏崎刈羽原発の再稼働に慎重姿勢をとったまま、国民の総意、あるいは国策として脱原発にシフトするまで中途半端な状態で待った方がいいのかな・・・・と。

今の新潟県民の原発への関心度ってどれくらいなんでしょ?

県民投票に関してもかなり関心低いように思いますが・・・・・ねぇ?

 

とりあえず新潟のメディアは情報正しく伝えてくださいませ。

 

五輪招致は正気か

東京オリンピック招致のため澤選手らがスイスのIOCへ行ったなんてニュースがありました。

昨日の日曜日もロンドンオリンピックのメダリストがイベントに参加して招致を盛り上げようとがんばっていましたね。

オリンピック招致については随分前から話があって、前回の招致失敗の際には石原前知事が湯水のように都税を使ったのが叩かれたりもしてました。石原都政を引き継いだ猪瀬知事も一生懸命ムダなお金を使いまくる気のようですが、都民の納めた税金をどう使おうが都民じゃない私にとってはどうでもいい話で、都民の皆さんも石原・猪瀬と選んできたわけですから、猪瀬が副知事時代に副知事室に税金で豪華なトイレを作ったのもOKということなんでしょう。

ただ、オリンピックに限ったことではないんですけど、首都圏で行われているあらゆる事が今実際に置かれている現状からあまりにも目を逸らし過ぎている・・・・と言うより背中を向けてなかったことにしようとしてるのが、この1年10ヶ月ほどの間、不思議でなりません。

下の図は現在絶賛拡大中の瓦礫広域処理を受入量で可視化したものです。

関東はもう1年以上も瓦礫を燃やし続け、実際にはここに原発事故時のフォールアウト分も加わるわけですから、全国トップレベルの危険区域になってしまっています。

本当なら事故直後のフォールアウト分だけでも早期に除染し、追加汚染は極力避けなければいけなかったのに、この国がとった政策はそれとは真逆。放射性物質は拡散させず集めて厳重管理が国際的にも常識的なのにそれと逆行する日本は世界から見たら正にクレイジーです。

チェルノブイリでは事故から5年後に人への影響が顕著に出始めました。福島第一原発事故ではもっと早く影響が出るだろうと言う方もいるようで、それについては私はどうかわかりませんけど、2020年に東京が何事もなく2011年以前と同じであるかは懐疑的にならざるを得ません。

そんな東京でオリンピックを開催して世界から人が来るでしょうか・・・・・?

 

この国はありとあらゆる手を使って事故を過小評価しようとしていて、それは政権が変わっても同じ。

原子力ムラにとってオリンピック招致は事故を過小評価させるのに非常に効果の高いツールなのかもしれません。

でも、いずれボロは出る。

それはオリンピック開催地が決まる前なのか、決まってからなのか、それとももっと先なのか・・・・。

 

現実を受け止め、直視し、然るべき用途に税金を使うべきではないかなと私は思いますけどね。

 

不正選挙?

脱原発を願う人たちにとってはガッカリな結果に終わった衆議院選挙ですが、ここへきてこの衆議院選挙が不正だったのではないかという話がネットを駆け回っております。

先に言っておきますが、私はこのウワサを現時点で信じてるってわけじゃないですよ。

ただ、私自身も腑に落ちない点がいくつもあったので半信半疑ってところ。

まず投票日前はTwitterやFacebookで「みんな、投票行こうね!」と毎日のように声が上がっていて、それは特に日本未来の党や山本太郎氏、宇都宮けんじ氏を支持する脱原発派の方の声がとても大きく、マスコミはこぞって自民や維新を煽るような報道をしていたにもかかわらず、そういう声が大きかったもんですから風は脱原発に吹いていると思ってました。

投票日を迎えた日曜日も投票所に長蛇の列ができてる!こんなの見たことない!なんてツイートが写真付で流れてて、これは大きく国が動くぞ~と非常に期待してました。

しかしフタを開けてみれば自公で過半数というまさかの結果。
脱原発の候補者は軒並み落選。
投票率も恐ろしいほどの低さ。

日曜日の20時過ぎからは失意のツイートが大量に流れました。

ま、それが結果だと言われりゃその通りだし、脱原発派が勝手に盛り上がって勝手に期待してただけって言われりゃそうかもしれないし、負けたからイチャモンつけてるだけだろって言われりゃそうかもしれないんだけど、事前のネット調査とも大きく乖離した結果は客観的に見ても不自然さを感じます。

実際、明らかになってるだけでも、一部の投票所で比例の表に日本未来の党の名前が書かれていなかったとか、早いところだと〆切の4時間も前に投票時間が繰り上げられたとかってのは日曜の日中に多くの人がツイートしてました。

その他にも、ロイターのネット調査が一晩で自民が異様な数増えてたとか、同数であるはずの都知事選と衆院戦、小選挙区と比例区の投票数に大きく差が出ているとか、集計ソフトに不正があったとか、入場者数と投票数が合わないとか、それこそ数えきれないくらいの不正のウワサが駆け巡っているんですよ。

負けた政党の工作?まぁそれも現時点では否定できませんけどね。

ちなみにこちらのブログで小選挙区と比例区での票差が伝えられています。

噴出し続ける不正選挙の証拠 ~ 捏造票潜り込み、成り済まし投票、集計改竄疑惑 – 先住民族末裔の反乱 – Yahoo!ブログ

私の住む新潟1区から出馬した日本未来の党・内山こう氏が27794票に対し、比例の未来の党が16811票ってあまりにも差がありすぎじゃない?小選挙区で内山氏に入れた人が比例で自民に入れるって、可能性はゼロじゃないけど普通に考えておかしいでしょ。

冒頭でも書いたようにこの件についてはまだ半信半疑なんですけど、火のないところにナンチャラって言葉もあるし、しばらく情報収集続けたいと思います。

しかし・・・・・、もしコレがホントだったら我々国民の権利が侵害されてるってことですからとても恐ろしい話です。

衆議院選挙を終えて

まぁ、なんちゅーかね、

ここまでヒドい結果になるとは思いませんでしたよ。

 

福島第一原発事故を経験し、多くの住民が故郷を追われ、汚染食品や瓦礫が全国にバラ撒かれ、原発直下に活断層が見つかっているっていうのに、それでもまだ原発推進政党を支持する人がこんなにもいるとはね。

大半の有権者にとって、東日本大震災も福島第一原発事故も過去の出来事ってことなんでしょうか。

被災地復興よりも景気回復。
被曝防御より原発再稼働。
食の安全よりTPP。

原発の恐ろしさをこの国で一番痛感してるはずの福島県ですらほとんどの選挙区で自民党が勝ったというのは私から見ると狂ってるとしか思えない。

今年の漢字の通り「命」より「金」ということ?

民主党がダメだから自民党?そんな短絡的でいいの?

下の写真はドイツARDのニュース映像。世界からは日本人はクレイジーと思われてることでしょう。

 

衆議院選と同時に行われた東京都知事選でも期待の宇都宮氏は及ばず猪瀬氏が当選。

3.11直後の都知事選でさえ石原氏を選んだ都民ですから、宇都宮氏への期待の反面、これはそうなるだろうなとは思ってました。関東では今後もPM2.5と化した放射性物質や重金属を吸い込む生活が続くことになりますので、宇都宮氏を支持した方は早いうちに関東を脱出した方がいいでしょう。人口比から考えて顕著に影響が出始めるのは福島より関東の方が先かもしれません。

 

注目の東京8区も山本太郎は及ばず石原伸晃が当選。

これは結果だけ見れば非常に残念ですけど、石原氏にダブルスコアに近い票差をつけられたとはいえ、出馬表明からわずかな期間で支持基盤も持たない彼が7万以上の票を得たのは石原氏に一矢報いたわけで、石原氏にとってもこの結果は脅威だったに違いない。山本太郎と民主・共産の合計票数は石原氏を上回っていましたから、これが打倒石原で選挙協力してればと悔やまれるところでもあるんですが、彼にはこのまま終わって欲しくないと強く願いますよ。原発事故や子供たちの未来と真正面から向き合ったのは全候補者の中で彼だけですから。

 

昨夜8時過ぎからテンション下がりまくって、書きたいことはいっぱいあるのに頭の中がまとまりません。

でも、こっちはこっちでまだ戦いは終わってませんから、こーゆーネタは今後も続くと思いますのでこれからもよろしくです。

明日は選挙に行きましょうね

衆議院選挙投票日、いよいよ明日です。

みなさんはもう誰に投票するか決めました?

それとももう期日前投票したとか?

 

まー、今回の選挙はひじょーに難しい。

争点多すぎで、アレはOKだけどソレはNoみたいな点がいっぱいあるし、100%全面支持!となる政党・候補者を選ぶなんてとてもできません。

とすれば、あとは自分の中での優先順位で妥協点を探す、言い方変えればこれだけは絶対にNo!という争点を掲げる政党・候補者に投票しない消去法しかなさそう。

すっげー不本意。

しかも新潟1区ってなんかパッとしないしさー。

少なくとも3.11を経験してもなお原発動かそうなんて政党の候補者に入れるつもりはありませんけどね。

 

残念だったのは、最後の最後まで私が聞きたかったことを訴える候補者がほぼ皆無だったということ。

「汚染地からの住民避難」
「汚染食品の厳格な規制」
「汚染瓦礫広域処理の中止」

脱原発と被災地復興を謳うならこれらは切っても切れない重要課題だと思うんだけど、演説でこの3つに触れた候補者を一人を除いて私は知りません。

触れた唯一の候補者はあの山本太郎だけ。

昨夜は日本未来の党から新潟1区に立候補している内山こう氏の演説会に行ってきたんですが、内山氏、そして応援に来た内山氏が長年秘書を務めた森ゆうこ氏からも「脱原発」「消費増税反対」「反TPP」についてはハッキリ謳ってはいたものの、私が聞きたい3点については言及ナシ。

一応、森ゆうこは以前から広域処理には反対の姿勢で、未来の党も広域処理は見直すつもりではあるようなんですけど、瓦礫受入で大揉めの新潟でそこに触れないのは私としてはひじょーに違和感感じるし、未来の党は広域処理の諸悪の根源・達増とも繋がってるみたいだし、原発・消費税・TPPに関してブレはないけど、その他はなんだか整合性が取れてないような印象が強いんですよねー。

避難や瓦礫はいろいろと意見の分かれるところだから、例え正しいことでもそれを言うことで余計な敵を作りたくないっていう戦略的判断があるんでしょうかね。

その点、山本太郎は180度違う。

正しいことは正しい、間違ってることは間違ってると、ストレートに訴えてる。

政治家になるのが目的の人と、そうでない人との違いなんでしょうかね。

山本太郎の言葉は不器用ではあるけれど、お決まりパターンの選挙演説なんかよりよっぽど心に響く。

彼の出馬表明会見は思わず泣きそうになるくらいだったのに、昨日の演説会ではそれはなかった。

あぁそうか、他の候補者が有権者を見てるのに対して、山本太郎の視線は子供たちに向いてるからなのかもしれない。同じく子供を守りたいと心から願う瓦礫反対運動に参加するお父さん・お母さんたちの言葉と重なるもん。心の底からの想いは人の心を動かす、そういうことなんでしょう。

 

オレも東京8区で山本太郎に一票入れたい!

 

まぁそれは叶わないので、明日までよーく考えて投票したいと思います。

若い人たちもちゃんと投票行きましょうね。悪い大人に任せてると徴兵制で戦争に行かされることになるかもしれませんよ。

もちろん大人は自分の利益よりも子供たちの未来を考えて一票投じてくださいませ。

 

さぁ、明日の運命や如何に!!