緊急事態宣言2週間延長

3月7日までと予定されていた1都3県の緊急事態宣言が2週間延長されることになりました。

新規感染者数がなかなか下がらない現状ではここで解除してまた再燃するよりは続けてしっかり対策して抑え込む、という考え方に私も基本的には賛成です。今まで中途半端で第二波、第三波ときてますからね。

しかし、飲食業や観光業など移動や外出の自粛で影響受けている業種ではまだ続くのかと切ない溜め息。解除したらすぐにお客さんが戻ってくるわけじゃないにしても、維持するだけでももう限界というお店もどんどん増えるばかり。逆に緊急事態宣言が出ている地域は時短営業の協力金が出るのでそれで乗り切れるお店もある一方で、宣言出てない地方は協力金もないまま人出は戻らない状況が続いてこっちも悲鳴が聞こえてきます。

少なくともこれ以上感染ペースが上がることなく、少しずつでも少なくしていきながらワクチンが国民に行き渡るまで粘り続ける、これしかないんでしょうか。

コロナ前のレベルまでは戻れなくても、充分注意しながらなら外食も旅行もできる、というところまで行ければ多少の光は見えてくる?とにかく今は終わりの見えない我慢が続いているのがツラいです。

飲食でも宿泊でも既に感染対策はかなり徹底されていると思います。それができてないところだとお客さんも避けるでしょうし。あとはやっぱり利用する側の意識によるところが大きいと思うんですよね。パーティションで仕切って、換気も充分にして、椅子やテーブルも小まめに消毒している飲食店でも、無症状感染者がマスクなしで大声でしゃべりながら食事してれば一発アウトになることもあるわけですから、全ての人が自分は大丈夫と過信せず、うつす可能性ももらう可能性も極力低くする努力をしなければこのコロナ過は終わりません。

2週間でどれだけ状況が変わるか・・・・正直わかりません。どれだけ変わるかは私たち一人ひとりの行動にかかってます。大切な人を守るためにも、自分たちの生活を守るためにも、このツラい状況をみんなでがんばって乗り越えていきましょう。

 

10年を目の前にしての地震

この土日は春を感じさせるような陽気だったこともあって、バイクでのお散歩もそれほどヘビーに着こまなくて大丈夫なくらい気持ちいい気温でした。

春が近いと感じるとそれだけでウキウキしちゃいそうですが、ウキウキした気分を吹っ飛ばすかのように、土曜日の夜に大きな地震がありました。

福島県沖を震源に、宮城と福島で最大震度6強。

ここ新潟市は最初ゆら~っと揺れ始めたところに緊急地震速報のアラートが鳴り、その後しばらく長い周期の横揺れが続きました。新潟市では震度4とのことでしたが、そこまで強く揺れは感じませんでした。

あと1ヵ月で東日本大震災から10年というタイミングで、いやでも10年前のことを思い出す事が多いのに、いざ地震が来てみれば備えや緊張感の低さを痛感してしまうのが現実。そのくせ10年前の恐怖だけはフラッシュバックしてきたり・・・。

地震のあとから報じられる宮城・福島の被災状況を見るとモノが散乱した室内や倒れた墓石などが痛々しく、これらの映像でもやっぱり10年前の記憶が甦ります。しかし、物的被害はともかく、今回は津波や原発事故は起きず、人的被害もケガが主で亡くなる方がいなかったのはせめてもの救いです。そこまで10年前の再来だったりしたら、このコロナ過と合わさって10年前よりひどい状況になっていたかもしれないわけで、そんな想像をするとゾッとしますね。

しばらくは同規模の余震が起こる可能性もあるとのことで注意が必要ですし、東日本大震災の時は3.11の前に今回クラスの前震があったので、もしかしたら数日後に本震が起こる可能性もないとは言い切れません。

可能性ばかり気にしてても仕方ないんですけど、やはり日頃の備えや心構えはしておくべきだなと10年を前に再確認です。

 

価値観をアップデートせよ

女性蔑視とも取れる発言で世界中から批判を浴びていた東京オリンピック・パラリンピック組織委員会会長の森喜朗氏。そうなるだろうと思っていた通り辞任することになりました。

正直、辞任表明も遅いですよね。発言撤回・謝罪をしたあの会見の時点でも森さんはコトの重大さをわかってなかったし、形だけ謝ればすぐみんな忘れるとでも思ってたんでしょう。実際あの会見で謝罪する気持ちを感じた人は皆無だっただろうし、自分が悪いだなんて微塵も思ってないんだろうなというのがストレートに伝わってきました。

結局、問題の本質がわかってないんでしょう。それは森さんもそうだし、廻りの人たちも。コロナ過で五輪開催への否定的な意見が増えている現状で、性差別発言なんかしたらどうなるか、普通の感覚なら言われるまでもなくわかっていること。ついうっかり口が滑るということもあるでしょうけど、そこを譲歩したとしてもさすがにあの発言はマズいなって廻りの人たちも気付くでしょうに。せめてその場で撤回してればまだよかったものを、乗り切れるレベルだと思ってしまったところが森さんや取り巻きの普段の感覚だったということ。結局いつまでも問題の本質を理解できないまま批判が拡大して大炎上。最悪なところまで落ちての辞任となりました。

そして、後任となる方の名前も出てきてますが、こんな重大な事態を招いたトップの交代が何の会議も経ずに辞める人の一存で決められているのを見せられると、ここまできてもまだわかってないんだって閉口してしまいます。森さんが男性で高齢だったことが本質ではないにしても、対外的に変化をアピールするならここは少なくとも世代交代&女性を据えるという発想も出てくるんじゃないかと思うし、後任の方も森さんに対し「お気の毒に」とやはり本質を理解しておらず、その上まだ森さんを組織内に残そうって言うんですから、これでは看板架け替えただけで何も変わったことにはなりません・・・と、ここまで書いてた段階で後任人事は白紙になったとの一報。さすがにこの人事には異を唱える人がいたというのはせめてもの救いか。逆に言えばこのまま進めていたら火に油だったことは明白ということですね。

で、今回の件は森さん一人の問題ではなく、組織を動かしている人たちの中身に根ざした「おごり」のようなものが問題なんじゃないかと。

失言を失言と認識できない、自分は何も悪くない、謝ればいいんでしょと逆ギレ、時間が経てば何もなかったことにできる、等々・・・。オリンピックに限らず、この10年くらいずっと見せられてきたシーン。

ボランティアが辞退したらまた募集すればいいという二階幹事長。
自粛要請中に飲み歩いて離党はしたけど辞任はしない自民党議員3名。
逮捕・起訴されても辞職せず歳費をもらい続けた河井案里議員。

それぞれ別の案件でも、根っこにある本質って同じような気がします。

今のコロナ対応でもそうですよね。困ってる国民全てを助けるという大前提ではなく、自分に近いお友だちやその企業、献金してくれる団体など、見ている先がズレてるように思えてなりません。

つまり、トップの顔を変えることではなく、根っこにあるベースとなってる価値観をアップデートしない限り、問題は解決しないということ。

昔はそれで通用していたことも、時代が変われば価値観も変わる。私自身も価値観の変化に戸惑うことはあるけれど、昔の価値観では見えていなかった人の悲しみや差別の苦しみなど、見えてきたからこそ自分自身も変わっていかなきゃと思うことも多々あるわけですよ。そして、人の上に立つ人ほどそういう価値観の変化に敏感になって、弱者への心配りができないといけないわけです。

世界中から注目を集めてしまった今回の件、組織と一緒に私たちもいい方向に変わっていかなければ。

そして、あと1ヵ月後には東日本大震災から10年という節目を迎えます。復興五輪と言われていた割に、オリンピックが被災地復興に役立ったかと言えば正直疑問。今でもまだ仮設に暮らしていたり、家族が見つかっていなかったり、10年前からあまり進めていない人も多いと聞きます。国も私たちも被災地をちゃんと見ていたのか。それこそ価値観が大きく変わることになったあの震災を経てもまだ古い価値観で的外れな復興策を続けていないか。こっちも改めて見直してみる必要があるのかもしれません。

 

2月2日の節分

今日は節分だそうで。

え、節分って2月3日じゃなかったっけ?

いつもはそうなんですが、今年は2日なんだそうです。

えー、節分の日がズレるなんて初めて聞いたよ?それ、ホントなん?

・・・ということで調べてみたら、そもそも節分は立春の日の前日で、今年は立春の日が2月3日だから節分が2日になるそうで、じゃあどうして立春の日がズレるのかはいわゆる「うるう年」と同じ理由で立春の日も何年かに一度調整が入るとのことで、今年は124年ぶりの2日の節分になるんだとか。

前回が124年前じゃそりゃ知らんわなぁ。生まれて初めてだもん。もしかしたら124年前以降に生まれて昨年までに亡くなった方は節分の日が変わることがあることを知らずに生涯を終えた方もきっと多いでしょうね。ある意味、貴重な年に巡り合わせたとも言えるけど、別にありがたいもんでもないですしねぇ(笑)

それは置いとくとして、いつもなら神社や学校でやってる豆まきイベントも今年はコロナの影響で軒並み中止になってるみたいで、こんなことでもまたコロナかよ!って思っちゃいますね。あと、毎年のように恵方巻のフードロスが問題になってますけど、外食できない今年は恵方巻の需要も高まったりするのかな?お寿司屋さんも大変だと思うので、作りすぎて余らせないといいですけどね。

まずは感染予防の上で節分楽しんでくださいませ。

 

クリスマス with コロナ

先日、関越道で立ち往生を発生させた大雪があった後、新潟市はさっぱり雪が降ってません。故にクリスマスもホワイトではないですね。まぁ近年の新潟市はホワイトクリスマスになる方が珍しいですけど。

それよりも今年のクリスマスは何と言ってもコロナです。昨日のイブも例年に比べれば人出は少なかったようで、これまでなら外でみんなでワイワイやるところをStay Homeで大人しく、という方も多かったんでしょう。元々家族で過ごすというお家ではあまり影響はなかったですかね?10代・20代の若い世代にとってはロマンチックなムードにならなかったでしょうか。

しかし、去年の今ごろはまさかこんなことになってるなんて思ってもいませんでしたよね。武漢で感染が確認されたとか言い出したのがちょうど1年くらい前ですから、最初に聞いた時はちょっと不安もありましたけど、まさか1年で世界がこんな状況になってるなんて想像もできなかったし、第一波の春頃だってクリスマスまでこんなの続いてるなんて思ってなかったですし。身近に迫る感染リスクも怖いですけど、これがいつになったら終わるのかっていう終わりの見えなさもかなり怖い。メルケルさんの「最後のクリスマスにならないように」というメッセージは切実さも相まって結構重く受け止めました。昨日は東京で過去最高の888人、全国でも3700人以上の感染が確認され、まるでクリスマスムードを感じるどころではなくて、減少傾向が見えないことから年末に向けて更に暗い気持ちになってしまいます。

来年のクリスマスは・・・・楽しい気分で過ごせてるかなぁ。

話は変わって、先日ドラマ「姉ちゃんの恋人」が最終回でした。設定が重いのでシリアスなドラマなのかなと思いきや、割とシンプルなラブストーリーで、各々葛藤がありながらもサクッと付き合っちゃったりするところがストーリー的に安易すぎね?と思うところもなかったわけじゃないにしても、そんな全体的なことよりも、最後に登場人物全員がハッピーになるわかりやすいオチに安心したと言いますか、逆にこのご時世に複雑な悲しいエンディングだったら絶対見たくないなって思ってたので、最後の最後、家族そろって食卓を囲むシーンにやけにジーンときちゃったりして・・・当り前が当り前じゃなくなった世の中にこそ、こういう普通の幸せのシーンを見せてもらえたのがやけにうれしかったです。

来年は普通の幸せ実感できてるかなぁ。

年末はまた強力寒波が来るようだし、初詣も密になるからどうしよっかなーって感じ。Stay Homeですかね。