原発事故が起きたら逃げられない


20140313そもそも総研_日本では、原発事故が起きたら安全に避難できない…

泉田知事インタビューの文字起こしはこちら
海風 泉田知事インタビュー文字起こし。テレビ朝日『モーニングバード』玉川徹さんの「そもそも総研たまペディア」2014年3月13日放送より

 

これを見てもわかる通り、いやこれを見なくても既にみんな気づいてると思いますが、一旦原発で事故が起きたら周辺住民の速やかな避難は現実的にムリです。

当然、30km圏外の人でも決して安全ではないのも福島第一原発事故でわかってます。

避難できたとしても、その後故郷に戻れなくなるのも福島第一原発事故でわかってます。

 

福島第一原発事故でこれまでの安全神話は崩壊しました。

つまり、原発事故は起こらないと言い切れない。

なのに、この国は大切なことを蔑ろにしたまま原発を再稼動しようとしている。

原発事故が起きた時には住民が被曝するという前提での原発稼動って許されるんでしょうか。

 

鹿児島県の川内原発が再稼動第一号に向かってます。

もし、川内原発で事故が起きたら今度は西日本の広域が汚染されます。

東日本は既に汚染され、この上西日本まで汚染されたら、この日本で安心して暮らせる場所はなくなってしまいます。

そんな危険を抱えたまま、再稼動してもいいと思いますか?

生命、健康、財産、故郷、衣食住、経済などなど、人が人として生きていく当り前のものを守るという当り前の観点で言えば、それらを一部あるいは全部奪ってしまう原発なんて動かせるはずもない。

 

福島第一原発事故によって避難を余儀なくされている方々、

放出された放射性物質によって初期被曝させられた方々、

自分がその立場に追い込まれたらと想像し、考えてみてください。

 

そんなことしてまで作る電気なんていらないって思いませんか。

 

東日本大震災から3年

あれから3年が経ちました。

ここ数日で「震災を風化させてはいけない」みたいな言葉を何度か耳にしたのだが、まだ目の前で火の手が上がる火災に3年の月日をもってしてもなす術のない現状でどうして「風化」なんて言葉が出てくるのか理解できない。

今なお避難生活を続ける26万人以上もの人たちの苦労を思えば「風化」なんて表現が出てくるはずもない。

3年という節目はひとつの区切りであるかもしれないが、震災も原発事故も何の区切りも付けられていない。

弱者に寄り添い、未来ある子ども達を守る、そんな日本にしていかなければ。

 

震災で亡くなられた方々のご冥福を祈ると共に、
被災地・被災者の方々が一日も早く安息の日常を取り戻せることを祈ります。

 

ウクライナ避難地区指定相当地域

 

東日本のγ線空間線量

 

東京23区東部および千葉西部の放射線量

 

チェルノブイリより4倍も高い福島の避難基準

 

北ウクライナ住民にあらわれた精神、神経、身体の疾患

 

ウクライナの子どもと被曝した親から生まれた子どもの発症率と有病率の増加

ウクライナでは健康な人が激減した

安部

 

 

 

都知事選の違和感

脱原発派にとってはまたもや本意ではない、でも大方の予想通りの結果になってしまいましたね。

異例の大雪で投票率が伸びなかったとかマスコミが脱原発候補を黙殺したとかそういう面も確かにあるとは思いますが、結局東京都民の大半は都知事が誰であろうが興味はないし、脱原発にも関心はないし、オリンピックが成功すればまぁいいかな、くらいな方だったということでしょう。

それでも前回の猪瀬氏が圧勝した都知事選に比べれば宇都宮さんもやや得票伸ばしたし、細川さんも短い選挙期間でよくあれだけの票を確保したもんだと思うし、脱原発への意識は多少なりとも前進したんじゃないかとは思います。

驚いたのは田母神さんの意外なほどの善戦。私の感覚から見ればあれだけ被曝の影響や放射性核廃棄物の問題を軽視している田母神さんに支持できる点は皆無なんですけど、今回得た61万もの票は泡沫候補ではない確固たる支持層を持ったという表れで、この票数が私にはかなり恐ろしく感じます。

逆に言えばこの田母神さんの得票数が東京の現実を表してるのかな、と言えるのかも。

私がこの選挙戦の間に感じていた違和感。それは脱原発は大きく叫ばれるのに、脱被曝についてはあまり語られなかったこと。

私にとって脱原発も脱被曝も同じテーブル上の話であって、どちらかが欠けた議論は無いと思ってます。福島第一原発事故によってもたらされた汚染は現在進行形の懸念、未だ廃炉へ舵を切れない原発は将来もたらされるかもしれない未来の懸念。そのいずれもこれからの未来を生きる子供たちの命を守るために考えなければいけいないことで、片手落ちでは意味が無い。

細川さんと宇都宮さんは脱被曝に関しての話しをちょっとはしてたと聞いてますが、選挙において争点にはなってません。細川さんの応援に駆け付けた南相馬市の桜井さんは被災地でも脱原発を強く願うと熱烈な演説をしていましたが、桜井さんは南相馬市への帰還を進めていて脱被曝という観点では私はその主張に違和感を感じるし、宇都宮さんは銀座でベビーカーデモを展開して被曝を懸念する人たちから非難されていました。田母神さんは・・・・まぁ論外ですね。

で、ずーっと違和感を感じたまま選挙戦を見ていたのですが、途中で私の感じていた違和感は単に勘違いしていただけだと気付きました。

都知事選は東京のリーダーを決める選挙。つまりこれまでもこれからも東京に住み続け、そこで子どもを産み、育てていく人たちが誰を支持するかという選挙であって、東京がヤバいという人たちが選ぶ選挙ではないということ。自分の固定権念からこんな基本的なコトを見過ごしていました。

そういう意識なら田母神さんがある程度支持されるのもわからなくはない。

これまで地方に電力を依存し、その地方が事故で大変な思いをしていても、まだ変わらない東京都民。自分たちも当事者であることも知らずに。知っている方の多くは既に都民でなくなっているんでしょうかね。

まぁ今回は細川さんや宇都宮さんに期待しすぎたのかもしれません。それでもこの選挙で学んだ点もあったし、誰が敵で誰が味方なのかもちょっとずつわかってきたし、まったくの無収穫ではなかったかも。

さて、 選挙期間中からずっと黒いウワサが暴露されまくってた新知事が辞任に追い込まれるのもそう遠くないような気もするので、都民の皆さんにとっては貴重な税金がまたムダ遣いされるのは大きな損失ですね。

 

ウクライナ報告会

今日は午前中に木下黄太さんのウクライナ報告会に行ってきました。

木下さんの講演を聴くのはこれで3回目。いつもブログやTwitter、Facebookをチェックしてるので彼の考え方や伝えたい事などはだいたいわかってるし、講演の内容も基本的にいつも厳しめの内容なのもわかってるんだけど、内容を聴きたいのと同時に日々の暮らしの中でつい緩くなりがちな防御への気持ちを引き締める意味で参加してる面も大きかったりします。

で、今回は昨年に木下さんがウクライナのキエフを訪ねた際のレポートがメイン。チェルノブイリ原発事故の際、キエフはウクライナの中でも比較的汚染が少なかったと言われてるそうなんですが、事故から約28年経った今現在キエフで何が起きているのか、そして木下さんがなぜ訪問先にキエフを選んだのか、更にそこからわかったオチは、うっすらと思っていた事が現実味を増してきたと感じさせるもので、帰りは非常に暗い気分になりました。

私は学者でもないし医者でもないので彼の伝えてる内容が正しいのか間違っているのかの証明はできません。

ただ私は彼に限らず、あらゆる情報を遮断せず、妄信もせず、全面否定もしない、というスタンスで受け止めています。

時には暗い気分になる聴きたくないような情報もあるし、自分を否定されるような情報もあったりするし、決して耳障りのいい時ばかりではありません。

が、有益かどうかは耳障りで判断はできない。

それを知ってるかどうかで子どもの受ける被曝を回避あるいは低減できるなら私はそれを知っておきたいです。

あとは得た情報をどう受け止め、解釈するかは受け手次第。

学者でも医者でもない素人が正しく受け止められてるとは限らないでしょうけど、だからこそ情報は多ければ多いほどいいし、それを知ることはとても大切だと思ってます。

まぁ、知れば知るほど暗い気分にしかならないんだけどね。

 

上から、あるいは攻撃的・威圧的な口調のせいで彼のこと嫌いな人も多いと思いますが、発信者の人となりはともかくとして、事実を知るためにも機会があれば彼の講演を一度は聴いてみることをお勧めします。

 

誰が敵で誰が味方か

告示以降、日々舌戦が繰り広げられている東京都知事選。

Twitterでも毎日賑やかです。

私がフォローしてるのは脱原発な方がほとんどなので必然的に細川or宇都宮支持の声が多くなるわけですが、

細川さんを推すツイート

宇都宮さんを推すツイート

細川さんを非難する宇都宮支持者のツイート

宇都宮さんを非難する細川支持者のツイート

小泉さんを非難する細川アンチのツイート

共産党を非難する宇都宮アンチのツイート

舛添さんはゲスの極みとこき下ろす細川&宇都宮支持者のツイート

田母神さんはイカれてるというマトモな人のツイート

石原元都知事もやっぱりイカれてるというマトモな人のツイート

舛添さんの票を減らすために田母神さんを推せという野次馬のツイート

などなど、

正に誰が敵で誰が味方かもわからなくなるような空中乱舞戦です。

 

たまにはマック赤坂さんにも触れてやれよ!(笑)

 

ま、誰が誰を支持するかは自由で、そもそも投票できない私がどーのこーのと言うことじゃないんだけど、少なくとも脱原発という点では同じような方向を向いてる細川&宇都宮支持者がまるで脱原発派の仲間割れかのように罵り合ってるのは見ていてあまり気持ちのいいもんではないですな。

仲良くして、までは言わないにしても、脱原発同士でネガティヴキャンペーンやってもしゃーないでしょーに。

でもみなさんのツイートのおかげで舛添さんが非人道的なゲス野郎だってことと、田母神さんがやっぱりイカれてるんだってのはよーくわかりました。

 

たまにはマック赤坂情報もツイートしてくれ!(笑)

 

正直今回の都知事選は脱原発な私から見て細川さんがいいのか宇都宮さんがいいのかよくわかりません。

その場限りの口だけ脱原発な舛添さんは原発以外に福祉や防災の面でも人間的に疑問が多いので舛添さんが当選するくらいならマック赤坂さんの方がまだマシなんじゃないかって冗談じゃなく思ったりもします。

柏崎刈羽原発を抱える新潟県民としては今回の選挙で原発が争点になったことで柏崎刈羽原発廃炉の足がかりにでもなってくれたらうれしいんだけど、あくまでも今回は都知事選であって選ぶのは都民の皆さん。

とりあえず棄権しないで投票には行きましょうね♪