殿、ご乱心

今日、細川氏の会見をちょこっと見ました。

どうなんでしょう。原発に関しては強い決意とそれなりの知識をお持ちのようですが、それ以外については首相経験者とは思えない薄~い感じがしました。

現在、都知事選に立候補を表明している中で主に取り上げられているのは、細川、舛添、宇都宮、田母神の4氏。田母神氏は私的には論外で彼も泡沫候補扱いでいいんじゃないかって気がしてますが、脱原発視点で外せない宇都宮氏も世間的には相変わらず印象が薄くて、このまま行けば細川氏vs舛添氏の一騎打ちといった情勢でしょうか。

この両氏なら細川氏を推したいところなんですが、でも猪瀬氏を選んだ都民ですからねぇ、世代によってネームバリューの差はあれど、残念ながらマスコミ露出の多い舛添氏が優勢かなって思ってます。

あの会見のノラリクラリな感じを見て、都政を任せたいと思う人がどれくらいいるでしょーかねー。

あ、いや、私は舛添氏がなるくらいなら細川氏の方が断然いいと思ってますよ。

名護市長選挙では非常に賢明な選択がされたので、都知事選もその流れで少しでもマトモな方に都知事になっていただきたいんですけど・・・・ねぇ。

ま、細川氏は当選しなくても失うものは無いんですから、せっかくご乱心されたのなら誰もが避けてるタブーについても切り込むくらいご乱心しまくってほしいものです。

 

どうなる都知事選

宇都宮健児氏、田母神俊雄氏に続いて今日は舛添要一氏、細川護熙氏も正式に立候補を表明した東京都知事選。

どーなるんですかねぇ。

ま、私が都知事選についてあーだこーだ申しても結局投票権のない新潟県民ですから関係ないっちゃ関係ないんだけど、再稼動に向けて着々とコトが進められている柏崎刈羽原発を抱える新潟県民としては東電の大株主でもあり最大の電力消費地でもある東京都がどういうスタンスを取るかってのは無関係じゃないし、もし東京から脱原発を強く発信できれば柏崎刈羽廃炉への道筋もできないこともないんじゃないかって期待もあります。

いち早く立候補を表明した宇都宮氏は脱原発を掲げて私的には宇都宮推しだったんですが、細川氏が同じく脱原発姿勢の小泉元総理と協力ってことで、脱原発支持層の票が割れそうな予感。宇都宮氏は認知度や希求力が微妙だったりするので、インパクトの強い細川&小泉タッグの方が無関心層の票も取り込めるかもしれない。ただ、私的には細川&小泉タッグはどーも素直に受け入れられない感が強いんですよねぇ。特に小泉元首相が。いずれにしても脱原発で票が割れるのはデメリットでしかないんだから、双方で何らかの協力ができればなーなんて思います。ま、無いだろうけど。支持者が脚の引っ張り合いしてるってウワサも聞くし。

で、脱原発層にとって最大の敵となるのが舛添氏。この人もなかなかウラのある人であんまり好きじゃないんだけど、認知度は高いし特に何も考えてない中高年層や細川氏を知らない若い世代の票がなんとなーくで集まりそうな予感。宇都宮氏と細川&小泉タッグが脱原発で大きなムーブメントを起こさない限りは舛添氏が順当かもしれません。自民が支援してる以上、マスコミによるネガティブキャンペーンもないだろうしなぁ。

田母神氏に関しては・・・・一部からの支持はあっても普通は選ばないでしょ。今年に入ってからの発言には心底呆れるくらいなので、この都知事選を最後に表舞台から消え去ってほしいくらいです。

と、分析したところで結局投票できない私。

都民の皆様の賢明な選択を願います・・・・・。

 

食べる?-食品セシウム測定データ745

食べる?-食品セシウム測定データ745

お正月に買いました。

話題の「食べる?-食品セシウム測定データ745」byちだい

とぉーってもGoodでした。

ちだいくん、いい仕事したね。

 

私は普段から家族に何を気をつけるべきか言ってはいますが、家族にとっては見聞きした知識を私が口頭で伝えるより、こうしたデータベースを見る方がずっとわかりやすいみたい。

「あれは大丈夫?」「これはどう?」と楽しそうに読んでました。

 

もう充分知識を蓄え、日頃から注意されてる方でも新しい発見があったりするのでオススメなんですが、これはぜひ今まで気にしてなかった方に読んでいただきたい。

特に子どものいるご家庭には必須と言っていいでしょう。

読むって言っても読み物じゃありません。ただのデータベースブックです。

なーんも難しいことありません。

745品目全部を見る必要もありません。普段よく使う食材だけでも充分。

残りはヒマな時にでも参考に見ればいい。

ワニ肉なんて食わねーし(笑)

Amazonではトップ10に入るくらい人気でネットでも書店でもここしばらく品薄みたいですが、在庫切れだったら取り寄せるなりネットで予約するなりすればすぐ手に入ります。

Yahooショッピング ⇒ 食べる?-食品セシウム測定データ745

Amazon ⇒ 食べる?-食品セシウム測定データ745

 

読んで意外だったのは、あれだけ個人で測定しまくってるちだいくんが自身のデータをほとんど使わず厚生労働省のデータをベースにしていたこと。

あれだけ安全厨から叩かれまくってる彼ですから、恐らく彼のデータの信憑性ウンヌンより、普通にニュートラルな気持ちで受け取って欲しかったからなんじゃないかと思います。

ブログで炸裂してるエロネタや毒舌も、かわいらしい毒はちょっとあったけどほぼ皆無。

これではちだいくんの持ち味はまったく発揮されてないんですが、それでもこの本を作り上げるのは彼じゃなきゃできなかったんじゃないでしょうか。

 

ただし、この本も万能ではありません。

使われているデータは基本的にセシウム134と137のみ。扱ってるのも単体の食材で加工食品はほとんど載ってません。

なので食材によっての全体的な傾向を掴むにはいいけれど、普段外食やレトルトが多い人などは加工・調理されたその前段階を読む必要があります。

あとは産地偽装やべらぼうに高い検出限界値でNDにしちゃってる例もありますし。

それでもこれを知ってるのと知らないのでは雲泥の差が出るでしょう。

国の基準である100ベクレル/kgまでならモリモリ食うぜ!という方も、100よりは50、50よりは10ベクレルで済むならその方がいいでしょう?どの程度で健康に影響が出るのかわからないけど、少なくとも摂取して健康にいいものではないんですから。致死量以下なら青酸カリでも何でも食うぜ!って言う人います?あ、いらっしゃったらその方はこの本は買わなくていいです(笑)

ま、構わず何でも食べる大人はもう好きにしていただいて結構。

でも、子どもは巻き込まないでください。

できればこの本が各クラスに1冊置かれて、バカな親の代わりに子どもたちがみんなで学んでくれるといいんだけどなぁ。

 

関東のリアルは・・・・

まずはこちらの記事を

東京で最も多くの子ども達を被曝対応で検査し続けた医師が病院を年度末に閉鎖⇒来春、岡山に移住、開院へ。 – 木下黄太のブログ

新潟にいると関東の状況というのはなかなかリアルには感じられません。

ネット上では見聞きしても、それが正しい情報なのか判別する手段もない。

でも、一番よく知っているであろう医師のこの判断を聞くとかなり厳しい状況なのではと感じるし、この先生もそれだけ知っていながらこれまでよく診療を続けてこられたと思います。

 

先日のonodekita氏のブログについて触れた私のツイートは引用ツイートも含め500人以上リツイートされていました。

普段、たいしたツイートもしてないのでこれだけリツイートされるのは極めて稀。

当然私以外にもあの記事についてツイートしてる方はたくさんいるはずなので、あの記事を見た方はこの数日だけでも10万人以上になってると思います。

リツイートする真意は何なのか。

注意喚起の意味が大半ではないかと思ってますが、ディスってる方もいるかもしれません。

いずれにしても、あの内容は多くの方が気にしているということでしょう。

 

ネットを通じて断片的に伝わってくる関東の状況。

果たしてそれはリアルなのか、空想なのか。

少なくともTwitterをやっていなかったら私はこういう類の情報にアクセスできていなかったはず。

そしてそれをどう受け止め、どう判断するかは結局自分次第。

本当は国民が危険に巻き込まれないように国が公式にそういう情報を出すべきだとは思うのですが、今までの経緯を見てるとこの先もそれは望めそうにもない感じ。

いずれテレビや新聞でも伝えられる日が来るのでしょうか。

それとも知らないままの方がいい?

 

死へのツイート

私がTwitterのタイムライン上で被曝の影響と疑われる死亡報告を見かけるようになったのは2年前の今頃だったでしょうか。

それまでも被曝初期症状と思われる報告はTwitter上でもリアルでも聞いてはいたし、少なからず死亡した話もないことはなかったんだけど、「やけに多いな」と感じるようになったのはその頃からだったと記憶しています。そして年が明けてからは目に見えてその類の報告ツイートが加速度的に増えてきて、原発事故から1年が経った3月頃にはもう毎日のようにそういうツイートが流れるようになっていました。そして今、健康不調や突然死ツイートはタイムライン上で見ない日がほとんどありません。

あ、もちろんこれは私のタイムライン上に限った話で、受けた印象も私の主観なので、全てがそうだとは言わないし、思ってもいません。

同じ事例が姿形を変えて拡散してるかもしれないし、ネット上での話だから捏造もあるでしょう。原発事故前だって心筋梗塞や急性白血病が無かったわけじゃないし、事故が起きたからって何でもかんでも被曝によるものとは断定できません。

なので、こういう情報はできるだけ中立的にニュートラルな気持ちで話半分程度に受け止め、「そういう事例もあったよ」「もしかしたらそうかもね」くらいに頭にインプットするようにしています。

まぁぶっちゃけそんなの見聞きしても楽しいもんでも嬉しいもんでもないし、中には自分も無関係じゃないケースもあったりするんだけど、そういう話は受け取るコッチも気持ち的なキャパが追いつかないって言うか、事実を認めたくないって言うか、できればスルーしたいくらいですもん。

でも、だからと言って情報を遮断してしまうと防御もできない。

だから、全てがそうだと鵜呑みにせず、逆にその可能性も否定せず、必要な情報は集め、できる範囲で最大限の防御、これが今の私のスタンス。

そうは言うものの・・・・昨日のonodekita氏のブログはかなりショックを受けました。

若手アニメ作画監督(39歳)が脳梗塞で急逝: 院長の独り言

読んだ時、ゾッとしました。

Twitterでもブログでも「○○県の○歳○性が○○○で突然死。昨日まであんなに元気だったのに・・・・」みたいな感じで基本的には最低限の断片的情報ばかりなんだけど、この方のツイートを時系列で見ていくと、まるでホラー映画のシナリオに沿って書かれているような、でもこれは紛れも無いリアルなツイート・・・・。広く認識されている被曝症状も見受けられ、こういう生々しいソースは初めて見ました。仕事も多忙で食も含め健康的とは言えない生活をしていたようなので、そういうものから来た可能性も当然あるだろうけど・・・・・個人的にはそれかなって気がしてます。

昨日から早速onodekita氏のアンチがいろいろ騒いでるようですが、コレを見てそうではないと思う方がいたらそれはそれでその方の判断。なんせ、そうだという証拠もないし断定もできないし、あくまでも「疑い」でしかないんだから。今までそういう白黒つけようって言い争いを何度も見てきて、歩み寄りや着地点を見出すなんてことができないのもわかってるから、そう思わない方はスルーでいいんじゃないでしょうか。

ただ、私も40を過ぎた頃から少しずつ身体の衰えみたいなのを感じるようになってきて、こういう話も決して他人事じゃないんだって思うと怖くなりますね・・・・・。

故人のご冥福をお祈り致します。