責任をとらない大人たち

別に最近になって目立ってきたわけではなく、ずっと前からそうだったような気もしますが、とにかく悪いことをしても責任とらない大人が多過ぎです。

 

この前の関西電力の金品授受問題。元助役が亡くなってるのをいいことに元助役を悪者に仕立て上げ、まるで自分たちは被害者のように振舞い、辞めるでもなくそのまま居座り続けるというのは一般的な目で見ればありえないことではないでしょうか。

コンビニで万引きして見つかったら謝って盗ったもの返せばそれで無罪放免とはならんでしょう。

送った方も悪なら受け取った方も悪。普通に贈収賄事件なんですから、即刻逮捕して法で裁いてもらう案件かと。

まぁ、普通に考えてこれだけでは終わらないですよね。恐らく政治家でも関与してる人がいるだろうし、福井県内の他の自治体、あるいは他の電力会社とその立地自治体でも同じような悪しき慣例はあるんじゃないかと疑いの目は晴れません。

 

秘書への暴言暴行事件で一時は行方を眩ませていた自民党の石崎徹。最近になってようやくメディアの取材に応え、街頭で謝罪行脚なんて始めてたようですが、対応が完全に遅すぎるし、何より謝って済む問題じゃありません。自民党新潟県連からも厳しい処分を求められていますし、申し訳なかったと反省するのであればまずは議員辞職してからというのがスジというもの。それを謝罪してるのに離党も辞職もしないって誰が納得するんでしょう。

恥ずかしげもなく臨時国会にも出席して、批判には目もくれず議員を続けるつもりのようですけど、もう誰も石崎氏を支持する人なんていないし、議員でいる以上、我々の納めた税金から彼の議員報酬が支払われるんですから、これってもう税金泥棒と言ってもいいんじゃないでしょうか。

この状況でまだ議員続けられると思ってる彼の脳内は理解不能です。

 

4月に池袋で起こった元通産官僚・飯塚幸三氏の運転するプリウスが暴走して母子が死亡した事件。厳罰を求める署名は10万筆を超えたにもかかわらず、当の飯塚氏は未だ逮捕もされていません。逮捕・起訴は当人がすることではないにしても、あれだけ社会的に大きな注目を集めた事件にもかかわらず何も進展していないというのは理解し難いところです。

事故を起こしたのは間違いないのですから、しかるべき対応をしないというのは責任放棄と言ってもいいように思います。

 

その他、政治家でも、企業でも、あるいは一般人でも、責任逃れをして何とか自分のポジションをキープしようという往生際の悪い大人が多過ぎです。

その姿勢、自分の子どもにも胸張って見せられるの?

悪いことをしたらごめんなさいって、小さい子どもに教えてたでしょ?

大人として、ちゃんと責任とって、最低限の意地を見せなさいっての。