良き友・良きライバル

盛り上がった平昌オリンピックも終わってしまいましたね。

今回は冬季で日本過去最高のメダル数を獲得し、数々の名勝負も繰り広げられ、多くの感動を呼んだと思います。もぐもぐタイムなんて競技以外の話題もありましたしね。

しかし中でも印象的だったのが選手同士の友情劇。女子スピードスケート500mでの小平選手とイ・サンファ選手のやりとりなんかは特に象徴的だったのではないでしょうか。もちろんオリンピックに出る選手たちは皆てっぺんを目指して特訓し競技に臨んでるわけで、負ければ悔しい気持ちが強いはずですが、自分が勝てばそれでいいという「自分ファースト」ではなく、ライバルをリスペクトし、互いの健闘を称えあう姿は勝ち負け以上に心に響きます。イ・サンファ選手は3連覇を賭けた自国開催での銀ですから相当悔しかったハズ。それでも競技が終われば親友として小平選手と抱き合い、そしてこれからも良きライバルとして戦っていくのだろうと思うと国とか関係ナシに応援したくなりますよね。

今回のオリンピックは北朝鮮が参加したことでどうしても政治色漂うものになってしまいました。南北関係・米朝関係の非常にデリケートでピリピリした空気は本来ああいう場に持ち込むものではないんでしょうけど、それとは関係なく選手個々が己の限界に挑んで戦う姿、そして互いにリスペクトする姿は、本来国のトップに立つ人たちにこそ求められるものではないかと思うのです。日韓も慰安婦問題で微妙にギクシャクしてますけど、過去の悲劇や過ちを責めるばかりではなく、自分の利益だけを考えるのではなく、共に尊重し、共に高め合っていければ、小平選手とイ・サンファ選手のように良き友・良きライバルになれるんじゃないかと思います。北の将軍様は相変わらず何を考えているかわかりませんが、対立一辺倒ではなく、やや雪解けが進んだかのように見える今回の南北関係を平和的に良い方向へ前進させていってくれたらと願います。

オリンピックに出場した全ての選手の皆さん、おつかれさまでした。

これから始まるパラリンピック出場選手の皆さんもがんばってくださいね。

 

スタイル入ってますね

今日はビッグエア男子の決勝戦が行われました。

女子の決勝も見ましたが男子は女子に増してパワフルでエアの見応えはとてもありますね。5回転(1800)とかとても人間業とは思えません。

それに決勝ともなると出てる選手みんなレベル高くて高難度のエアを狙ってくるもんだから着地でコケるケースが多くて、決勝は3本滑ってスコアの高い2本の合計点で争われるんですが、1本失敗しても残り2本を成功すれば・・・なんて余裕はなく、メダル有力視されていのに着地を失敗してスコアを伸ばせない選手が続出で、まぁ着地もキめてこその実力と言ってしまえばそれまでなんですけど、見てるこっちは「頼む!成功してくれっ!」と日本勢だけでなく出てる選手みんなに祈るような気持ちで見ていました。

 

で、今日のビッグエア決勝でトリック系のスノーボード競技は終了ということで、ビッグエアやハーフパイプで解説を務めていた中井孝治さんも今日が最後の解説になりました。

「カッコいいですね」「これは渋い」「スタイル入ってますね」など、やや抽象的な表現がわかりにくいという声も少なからずあったようで、ご本人もブログで「僕の微妙な解説で分かりにくくしてしまってすみませんでした」と釈明していましたが(オリンピック解説のことで)、スピード競技とは違いトリック系競技は元々表現や出来栄えなどファジーな点を採点する競技なので「カッコいい」「渋い」「オシャレ」などの直観的な表現は的外れではないと思うし、選手それぞれの個性を捉えた解説はプロスノーボーダーならではのもの。堅苦しい言葉ではない解説が新鮮だと好意的に受け止める方も多かったみたいです。

うん、中井さんの解説もスタイル入っててカッコよかったと思いますよ。

ご本人はずっとやるつもりはないとおっしゃってましたが、ぜひ4年後の北京オリンピックでもクールな解説をお願いしたいものですね。

 

stay or change

新潟県公立高校の入試倍率が昨日発表になって、娘の志望する高校は・・・微妙に高い。

こういう場合、悩みますよねぇ。

倍率の高い上の学校を志望する人が降りてくるかもしれないし、倍率高くて下の学校に下げる人もいるかもしれないし、逆に上げてくる人もいるかもしれないし。

ここは、ステイするか、チェンジするか。

なんかさぁ、毎回思うけどギャンブル要素ありすぎじゃね?

志望校変えたのが裏目に出たら目も当てられない。

 

で、ウチの娘は男らしく(女の子だけど)ステイ!

まぁ模試では安全圏に入ってるし、多少の倍率変動があっても大丈夫・・・・だと思うけど・・・・うーん・・・・不安はあるよね。

一番不安になってるのは本人なんだけどさ。

一応私立はキープできてるし、あとは後悔しないように自分の実力出し切ってこい!

 

・・・・大丈夫だと信じたい(汗)

 

ビッグエア

私が注目してるいくつかの競技の中の一つ、ビッグエア。

その名の通りジャンプ台からエアを決める1発勝負の競技です。

今日は女子の予選をちょっとだけ見ました。日本勢では3人が決勝進出。アルビレックス新潟所属の藤森由香選手は94.25という高得点で予選2位につけています。1位のアンナ・ガッサー選手が98.00と100点満点に近い得点を叩き出してますので決勝でもかなりの強敵かと思われますが、素人目で見てアンナ選手より藤森選手のエアの方がスコア高かったんじゃね?と思うくらいだったので金メダルも狙えなくはないかなと見ています。3位につけた岩渕選手はまだ16歳という若さであの大ステージで華麗なエアを決めてくる度胸がありますから、こちらも侮れない存在。7位の鬼塚選手もこのままでは終わらないでしょう。

・・・・それにしても、映像でスタート地点を上から見下ろした景色が映ってましたけど、あそこすげー高いんですね。スキージャンプのスタート地点だってかなりの高さだってのはよくわかってるんですけど、スキージャンプはいつも夜だったので廻りの景色があんまり見えなかったから、昼間で遠くの景色まで見えるビッグエアのスタート地点は壮観・・・というか、高所恐怖症の私は映像だけでガクブルな感じでした(笑)

スロープスタイルではメダルを獲れなかった日本女子勢、ビッグエアではメダル獲れるといいですね♪

男子の予選は21日、女子の決勝は23日、男子の決勝は24日に行われます。

 

スノーボードクロス

男子フィギュアスケートでは羽生選手が金メダル、宇野選手が銀メダルと、日本人選手のワンツーフィニッシュで日本中が大騒ぎ。

TwitterのTLがフィギュアばっかりでうるさいよ(笑)

しかし羽生選手は怪我からの復帰でどうなるかと危ぶまれていたのが昨日のショートで見事な演技、日本中が金に期待するプレッシャーの中でフリーもキメてくるなんて、なんてドラマティックなストーリー。

投げ込まれたプーさんも本望でしょう。

 

フィギュアで盛り上がりまくってる一方で、地上波で全然放送してくれない注目度低すぎなスノーボードクロス。

仕方がないのでネット配信や録画で見てましたけど、こっちもなかなかおもしろかったですよ。

「雪上の格闘技」とも言われるだけあって、起伏にカーブにジャンプとバイクのモトクロスと同じようなセクションのあるコースで接触・転倒アリのバトルロイヤルですから見応えは充分。

予選のタイムトライアルで時々表示されている速度は70km/h前後にもなり、トリック系競技とは違ってジャンプもスピード重視で飛距離もかなりのもの。一人で滑るタイムトライアルでも転倒する選手がいるくらいですから、6人で争うレースではこのハイスピードの中で高度な技術が求められるわけで、1度転倒しちゃうとリカバリーは無理のように思えながら最後の最後でコケちゃう選手もいたりして、スタートからフィニッシュまで目が離せない競技です。

これで日本人選手がもっと増えてくると注目度も上がってくるんでしょうけど、日本で根付かないのは国内で練習できる環境の問題ですかねぇ。

興味のある方は平昌での録画もアップされてるので一度ご覧になってはいかがでしょうか。