首里城消失

朝、起きたらいきなりこのニュースですよ。

つい先日、娘が修学旅行で沖縄に行ってきたばかりで、タイミングが良かったといえばそうかもしれませんけど、歴史的な建物が消失してしまったのはとても残念なことです。きっと地元沖縄の方々もショックでしょう。

あまり首里城について詳しくはないのですが、首里城が消失したのはこれで5回目なんだとか。一番最近のはもちろん第二次世界大戦の沖縄戦でのことです。戦後、再建が進められて首里城公園として開園したのは平成になってから。再建するのにとても長い時間がかかっていたのがわかります。

それが一夜にして失われてしまったんですからね・・・・。

火の気がないことや深夜の出火であることなどから放火ではないかという声も聞かれます。詳細は今後明らかになってくるかと思いますので余計な憶測は書かないでおきますが、政府や沖縄県知事は再建への意向を示してますので、また時間はかかると思いますが無事に再建されることを願っています。

 

「まずまず」って何よ?

あの台風から時間が経つにつれて被害の全容が徐々に明らかになってきて、この記事を書いてる時点で亡くなられた方は74人にもなってしまいました。まだ行方不明の方が10人以上いて、死者数はまだ増えるかもしれません。

そして大雨・強風による被害もかなり深刻。浸水した地域ではまだ水が引いてないところもあり、水が引いても住宅内はメチャクチャ、停電に断水、道路の寸断などインフラの復旧もまだまだ。途方もない被害です。

そんな中、自民党の二階幹事長が台風の被害について「まずまずには収まった」と述べた事に批判が集中。後に不適切だったと撤回はしたものの、二階氏の内心が露呈したことに間違いはないでしょう。

いや、上げ足とったところで復旧が早まるわけではないし、恐らく台風が来る前に被害規模として比較に挙げられていた狩野川台風の死者・行方不明者1200人に比べたら少ない方だったということだと思うので、二階氏を批判しても仕方ないところもあるかもしれませんが、それにしたって亡くなられた方がいることには変わりはないし、人数の問題でもありません。人的被害だけでなく台風による総合的な被害の規模を考えれば仮に人的被害がなかったとしても「まずまず」なんて言葉は普通出てこないでしょう。

やっぱりねぇ、政治家の皆さんは庶民感覚がわからないんでしょうよ。自分の家族・自分の家・自分の住む町と考えれば自分自身に被害がなくても心が痛まない人なんていないでしょう。災害だけじゃなく税にしたって大企業優遇、社会保障にしたって弱者切り捨て、国民の大多数である一般庶民の心に寄り添えない政治家ばっかり。

災害は人の力ではどうにもならない面が大きいですが、国の舵取り役は人の力で変えられます。

もっと人の心を持った方に政治を担ってほしいものです。

 

氾濫一歩手前

台風の通過に伴い風が強くなってきた中、気になりつつも就寝した昨夜。

そして夜が明けて起こされたのは避難勧告のアラート音。

上流で大量の雨が降って増水した阿賀野川が越水する可能性がということで、私の住む新潟市東区の阿賀野川を挟んで反対側の北区に避難勧告が出たのでした。

右岸側の北区で越水する可能性があるなら当然左岸側の東区でも同じ可能性があうということですよね。もしかしたらコッチでも避難することになるかもと焦りました。

幸いそれ以上増水することはなく避難勧告も解除になり、風雨による被害もなかったので我が家は無事に台風19号を乗り越えることができました。

が、阿賀野川上流の方では越水・浸水した地域もあったようで、その他にも広い地域で河川の氾濫・土砂崩れ・暴風による被害など、甚大な被害があったとニュースで見ると、自分はなんとか助かりましたけど、被災された皆さんの今後のことを考えると胸が痛いです。

今回の台風はかつてないほどに大きかったため、被害も非常に激しく広範囲。冒頭の写真はお昼前くらいの泰平橋付近ですが、普段は公園となっている河川敷が完全に冠水していて、これだけ膨大な量の水が押し寄せるほどの雨が降り、氾濫した地域ではこの量が住宅地に流れ込んだわけですから、想像するとゾッとします。

台風がこれだけ発達したのは海水温が高かったためと言われており、因果関係は詳しくわかりませんが温暖化の影響も無関係ではないのかも。となると、温暖化へ何らかの対策をしない限りは今後も同規模の台風が毎年のように上陸してくる可能性もあるわけで、今回も「数十年に一度」というワードを度々聞きましたが、もはやこれくらいの災害は日常になっていくのかもしれません。

いろいろと考えさせられ、同時にいろいろと怖くなりました。

 

台風に備えを

非常に大きな勢力の台風19号が接近中です。

12日から13日にかけて日本上陸すると思われ、今のところの進路予想では東海から関東にかけたあたりに上陸しそうです。

ただ、今回の台風19号は勢力がハンパないそうで、この前千葉県を中心に甚大な被害をもたらした台風15号を超える勢力だとか。風は今日の時点で最大瞬間風速85m/sにも達し、お昼のワイドショーでは台風15号の時に40~50m/sで立っていられなかったと言ってましたし、15号の最大瞬間風速でも58m/sとのことなので、上陸時にどれだけになるかはわからないにしても、85m/sって街が壊滅するくらいの勢いじゃないかと不安になります。

台風19号をアメリカのハリケーンで当てはめると最大の「カテゴリー5」に相当、台風15号ですらカテゴリー3~4ということで、しかもアメリカの気象専門家からは「存在しない6に相当する」という意見も出始めているとかで、台風19号がどれだけ強い勢力なのかがわかるかと思います。

一般的に台風は右側の方が風が強くなると言われていますが、衛星写真では雲の大きさが台風15号の何倍もありそうな広範囲に広がっていますし、これだけの勢力ですから台風中心から遠い地域、台風の左側の地域でも被害が起こる可能性があります。

また、交通機関への影響も出るかと思います。台風15号の時は電車が止まってるのに出勤しようとする人で大混乱になっていましたが、恐らく今回も計画運休になるでしょうから、12・13日を営業する会社・店舗は思い切ってお休みにするという判断も必要かと思います。3連休ですから各地でイベントもあるかもしれません。同じく安全最優先で中止という勇気ある決断も必要かと思います。

空振りで終わってもいいので、最大限の警戒をしましょう。

 

責任をとらない大人たち

別に最近になって目立ってきたわけではなく、ずっと前からそうだったような気もしますが、とにかく悪いことをしても責任とらない大人が多過ぎです。

 

この前の関西電力の金品授受問題。元助役が亡くなってるのをいいことに元助役を悪者に仕立て上げ、まるで自分たちは被害者のように振舞い、辞めるでもなくそのまま居座り続けるというのは一般的な目で見ればありえないことではないでしょうか。

コンビニで万引きして見つかったら謝って盗ったもの返せばそれで無罪放免とはならんでしょう。

送った方も悪なら受け取った方も悪。普通に贈収賄事件なんですから、即刻逮捕して法で裁いてもらう案件かと。

まぁ、普通に考えてこれだけでは終わらないですよね。恐らく政治家でも関与してる人がいるだろうし、福井県内の他の自治体、あるいは他の電力会社とその立地自治体でも同じような悪しき慣例はあるんじゃないかと疑いの目は晴れません。

 

秘書への暴言暴行事件で一時は行方を眩ませていた自民党の石崎徹。最近になってようやくメディアの取材に応え、街頭で謝罪行脚なんて始めてたようですが、対応が完全に遅すぎるし、何より謝って済む問題じゃありません。自民党新潟県連からも厳しい処分を求められていますし、申し訳なかったと反省するのであればまずは議員辞職してからというのがスジというもの。それを謝罪してるのに離党も辞職もしないって誰が納得するんでしょう。

恥ずかしげもなく臨時国会にも出席して、批判には目もくれず議員を続けるつもりのようですけど、もう誰も石崎氏を支持する人なんていないし、議員でいる以上、我々の納めた税金から彼の議員報酬が支払われるんですから、これってもう税金泥棒と言ってもいいんじゃないでしょうか。

この状況でまだ議員続けられると思ってる彼の脳内は理解不能です。

 

4月に池袋で起こった元通産官僚・飯塚幸三氏の運転するプリウスが暴走して母子が死亡した事件。厳罰を求める署名は10万筆を超えたにもかかわらず、当の飯塚氏は未だ逮捕もされていません。逮捕・起訴は当人がすることではないにしても、あれだけ社会的に大きな注目を集めた事件にもかかわらず何も進展していないというのは理解し難いところです。

事故を起こしたのは間違いないのですから、しかるべき対応をしないというのは責任放棄と言ってもいいように思います。

 

その他、政治家でも、企業でも、あるいは一般人でも、責任逃れをして何とか自分のポジションをキープしようという往生際の悪い大人が多過ぎです。

その姿勢、自分の子どもにも胸張って見せられるの?

悪いことをしたらごめんなさいって、小さい子どもに教えてたでしょ?

大人として、ちゃんと責任とって、最低限の意地を見せなさいっての。