新燃岳、燃ゆ

連日その活動がニュースで伝えられている新燃岳。

今日のニュースでは大規模な噴火があったとのことで、すごい勢いで噴煙巻き上がるわ、でっかい石が飛んで来るわ、噴火の空振でガラスが割れるわ、映像で見ててもその勢いが伝わってきて近くにいる方々はさぞ怖いだろうなぁと遠い地にいながらも心配になります。火山の噴火と言えば去年アイスランドで大規模な噴火があってヨーロッパを中心に飛行機が飛べないだの大騒ぎになったのが記憶に新しいところで、新燃岳はそれに比べたらたいしたことないんだろ~なんて楽観視してましたが、あれ見てたらそんなこと言ってられない勢い。火山って怖いんですねぇ。

早いとこ終息して、一日も早くいままでの生活に戻れることを祈ってます。

タイガーマスク運動

ここのところ連日のようにタイガーマスク・伊達直人を名乗る人物からの贈り物のニュースが報じられていますね。この世知辛いご時世にこっちまで微笑んでしまうような美談は心温まるニュース。個人的に先月どこかの動画サイトでタイガーマスクの第1話を見たばっかりだったのでニュースを聞く度にアニメの伊達直人が頭でオーバーラップしています。もしかして最初に送った人も動画見て思いついたのかなぁ。

それにしても当初のランドセルfrom伊達直人から、贈る名前は矢吹丈とか桃太郎とか、贈る物も現金や米・野菜とか徐々にスタイルが変わってきちゃってるようで、このままいくと本来の趣旨から脱線して「どんな名前で何を贈るか」というネタ合戦に発展しそうで怖いです。

くれぐれも悪ノリなイタズラはやめてくださいね。

おせち事件

今年になって早々の大きな出来事として印象が強いのが例のグルーポン・バードカフェおせち事件(と勝手に命名)。今や全国ニュースでも報じられていますからあのおせち料理の写真を見た方も多いでしょう。私も初めて見た時はネタじゃないかと思うくらいの貧相さに開いた口が塞がらない思いでしたよ。ネットでは非難の嵐、バードカフェを運営する外食文化研究所の社長は辞任、代金は全額返金、バードカフェ横浜店には立入調査、消費者庁はグルーポンから事情聴取と、あれよあれよと言う間に問題が大きくなっていきました。

そもそもあんな状態で商品を送る前に普通なら「これを送ったらヤバい」と気付きそうなもんですから、バードカフェは何を文句言われても仕方がないでしょう。これに対して言い訳すれば火に油を注ぐようなもの。一部では叩き過ぎという意見もあるようですが、いずれにしてもバードカフェのブランドは恐らく存続不可能ですから早いとこ事後処理して別会社で出直した方が賢明ですね。もちろん同じことは二度としないという前提で。

それより見ていて感じたのが全体の出来事がネットをベースに起きているなということ。クーポンサイトもネットがベース、クーポンに乗ってるのもネットユーザー、事件の発覚・拡散もネットで、バードカフェを叩いているのも主にネットがベース。しかもこの流れが非常に速く、ネットのスピード感が際立っているように思います。そしてテレビや新聞、関係省庁がそれを追っているような感じ。これってsengoku38の時となんか似てません?こういう流れを見ていると今の時代を反映しているんだなぁと感じます。

そして今回の事件でクーポンサイト全体のイメージダウンも大きいんじゃないでしょうか。そもそもあのおせちの2万円という価格が妥当なのか、最初から半額でも利益が出る商品を高値に出してお得感を不必要に釣り上げてるんじゃないのか、そしてクーポンサイトに出ている他の商品やサービスも同じじゃないのか、グルーポン以外も同じじゃないのか、個人的にはそんな不信感が植え付けられましたね。グルーポンは事件以降もあちこちで広告を見かけますが全部インチキっぽく見えてしまいますもん。

大々的に日本上陸したって言うのにたった1件の店舗のミスで一気に失墜。
いやぁ、怖いですねぇ。

クーポン利用の際は気をつけましょう。

中国依存脱却へ

最近レアアースと同様に海外依存が問題になっている漢方薬の原料となる薬用植物。日本はそのほとんどを海外、特に中国からの輸入に頼っており、輸出制限や価格高騰など外的要因に振り回されて安定確保が難しいというのが現状です。

そこへ今朝のめざましテレビで見たニュース。大手ゼネコンの鹿島が薬用植物「甘草(かんぞう)」の人工栽培に成功したって言うじゃないですか(発表自体はけっこー前らしい)。鹿島の人工栽培技術では、栽培方法は最近話題の水耕栽培を採用し、通常は4年ほどかかる収穫期間を1~1年半程度に短縮。水耕栽培は飲食店内や空いてる工場等で野菜の栽培が進んでいますが、それと同様に甘草も安定した栽培が可能になると言うのです。

水耕栽培はその技術はすごいけれどコストの面でかなり限られた用途に限定され、それこそ今までの屋外で野菜を作っていた農家が水耕栽培にシフトしていくなんてのは到底ムリじゃないかと思っていましたが、国内で生産していない薬用植物ならその可能性もゼロではないかも?って気がします。中国国内でも富裕層の増加によって漢方薬のニーズが高まってるそうですから、今までは薬用植物の輸出国であった中国がいずれ輸入国に、日本が輸入国から輸出国へと逆転する可能性もあります。TPPだのEPAだので日本の農業がこれから転換期を迎えるかもしれないこの時期に、新たな日本の農業の方向性を示す材料になるかもしれませんね。

・・・・・この技術が中国にコピーされなければだけど。

それにしても水耕栽培で薬用植物の栽培だなんて、鹿島も建設業が頭打ちの中でただ指をくわえてただけじゃなかったんですね。

すごいよ鹿島。中国に負けるな。

青少年健全育成条例改正

東京都のエロ漫画規制が物議を巻き起こしています。
賛成か反対かと聞かれれば私としては反対、と言うよりこの規制自体に意味があるのかと思ってしまいます。
何かを規制するよりは、それらを正しく取捨選択できる力を養う方が重要じゃないかと。

この前、常用漢字の改定でDQNネームが増えるんじゃないかって記事を書きましたが、使われるといけないからこの漢字は人名に使えないように規制するってのと考え方は同じで、この漫画規制も読まれるといけないから見られないように規制するってことですよね?「悪」という字には何の問題もないけれど人名に使えばDQN。つまり問題はそれ自体にあるのではなく使う人の意識にあるってことでしょう。エロ漫画だって読みたい人もいれば読みたくない人もいるわけで、エロ漫画があるから子どもがみんな性犯罪に走るなんて考えがあるとしたらあまりにも短絡的。それなら事故が減らないから自動車禁止とか飲酒禁止なんてのもアリになっちゃうじゃん。私は酒を飲まないのでこれだけ飲酒運転の罰則が強化されているのに未だに飲酒運転での事故が絶えない現状を見たらいっそ日本は禁酒法を導入してもいいと思ったりもしますが、酒を飲む人からしたらそれは酒が悪いんじゃなく飲んで運転するヤツが悪いんだってなるでしょう。だから誰も禁酒法を導入しようなんて話はしないし、私が政治家であったってそんなことは言わない。「お酒はマナーを守って楽しく飲みましょう」と言うだけです。かつてアメリカで禁酒法が施行された時だって結局最後には廃止になったし施行中だって別の犯罪を生みだしていたわけだし、ニーズがあるものを闇雲に規制したって何の解決にもならないのはいつの時代も同じ。エロ本もアダルトビデオもそうだったでしょう。エロ漫画を規制したってその規制の網の目を潜り抜けた新しいマーケットが生まれるだけだし、法を犯してまでも手に入れようとする輩が出てくるのも想像に難しくありません。まして問題は漫画だけじゃないし東京都だけでもない。実写であっても今回の規制対象になりそうな類の表現はあるわけで、漫画と実写を分けて考えるのもおかしい。都内で買えなくても隣の町まで行けば買えるんであれば規制する意味もない。紙媒体だけじゃなく映像やネットでもそんなのいくらでも溢れている。結局は受け手の取捨選択次第ってことなんじゃないかと思いますよ。

つか、そんなこと言ったらマツコ・デラックスとかミッツ・マングローブとかはるな愛とかIKKOとかを子どもが見る全国ネットの番組で見せつけるのもどうかと思うよ?彼ら(彼女ら?)自体を否定はしないけど、子どもに「あれはOKなんだ」と思われたら親としてはちょっと困る。椿姫彩菜とか佐藤かよレベルならOKとかって話じゃない。

やはり情報を正しく認識し、正しく取捨選択できる力を養わなければいけませんね。