想いを届ける

日本赤十字社に寄せられた東北関東大震災の義援金が1週間で223億円にも上っているそうで、その他にも国内外から多くの義援金が寄せられています。

大企業や有名人のように多額ではなくても一人一人が少しずつ協力することで大きな力になる。

災害はとても悲しくつらいことではあるのだけれど、こういう時の人間の優しさ、思いやりの気持ちを見ると人と人との繋がりが希薄になったと言われる世の中もまんざら捨てたもんじゃないと強く感じます。

しかし一方で人の善意を利用する悪い人たちもいます。
義援金を語った詐欺、募金箱を盗む、募金活動をしている人から脅し取る・・・・悲しいけれどこれも現実。
だから義援金を送る人たちも善意がちゃんと困っている人に届くように気をつける必要があります。

これはあくまで一例で全てに当てはまるわけではないと思いますが、知人が学生の頃、バイトしていたコンビニのレジ脇にあった募金箱の中身を店長がネコババしていたのを目撃したことがあるそうです。何の名目かはわかりませんけど、募金した人は少なからず何かの役に立てばという想いでそこに小銭を投じたはず。しかしその想いは心ない店長によって裏切られたわけです。

繰り返しますがこれは一例であって、全てのコンビニでそういった行為が行われているわけではないでしょう。特に今回の日本の危機とも言える大震災にあっては多くの方が協力をし、お店の方々も様々な形で義援金の協力ができるように努力しています。

しかし悲しいかな、こういう心ない人もいるわけです。義援金詐欺や義援金泥棒のように。

なので、これは個人的な考えですが、義援金を送る際はちゃんとした機関に送るようにしていただきたい。また、機関によっては必ずしも東北関東大震災のみに使われるとは限らないところもあるようなので、ちゃんと使用目的もよく確認してから義援金を送ってください。

あなたの想いがちゃんと被災者に届くように。

まほうのことば

地震の影響で日本全体が自粛ムード。

明るい話題やバカ話が表に出ることは少ない。

おちまさと氏がブログでも書いていたように「不謹慎」ということなんだろう。

確かに被災地の現状を考えれば笑うこと自体が申し訳ない気分になる。

楽しみにしていたVWイベントはことごとく中止or延期でテンション下がりまくりの私だが、世間から見ればたかがクルマのイベントがなくなったくらいで愚痴をこぼしてることすら不謹慎なのかもしれない。

 

でも、いつまでもそれじゃいけないと思う。

 

地震発生からテレビではそのニュースをずっと続けていて、週明け月曜の朝のめざましテレビでも地震のニュースばかりだったが、お天気の長野美郷さんだけは笑顔でお天気を伝えていた。今にして思えばいつもの100%な笑顔ではなかったかもしれない。被災者が苦しんでる時に笑顔でテレビに映ってもいいのか。彼女自身もどんな顔でカメラの前に立つか悩んだかもしれない。

でも彼女は笑顔を見せてくれた。

そして私はそれを見てとてもホッとした。

地震のあと、テレビで初めて笑顔を見たからだ。

もしかしたら彼女の笑顔を「不謹慎」と批判する人もいたかもしれない。

しかし少なくとも私は彼女の笑顔からすごく力をもらった。

 

 

民法テレビではスポンサーが軒並みCMを自粛した代わりにACジャパンのCMがスーパーヘビーローテーションで流されていて、それに対して苦情が殺到し、中には脅迫まがいの電話まであると言う。

「しつこい」「不快感がある」「内容がそぐわない」ということらしいがACに文句を言うのはお門違いだ。元々震災を前提にCMを作ってるわけではないし、大量に流れるのはそれだけ多くの企業がCMを自粛したからに他ならない。だからと言ってCMを自粛したスポンサーに文句を言うのもそれもまたお門違いである。

確かに私もあれだけ繰り返し流されるとうんざりするというのは正直ある。

特に「こんにちワン」や「ありがとウサギ」などの「あいさつの魔法」編はかなり賛否両論のようで、不快感を示す人も多いと思う。

しかし、ずっと地震の報道ばかりで子供向け番組やバラエティーが皆無の子供たち(特に下の娘)にとってはあのCMがかなりのツボのようで、こんな非常事態に親子でバカみたいに「ぽぽぽぽーん」なんて言って笑ってるのはそれこそ不謹慎かもしれないが、それでもあの「ぽぽぽぽーん」は神妙な面持ちで報道を見つめ不安に駆られる親に代わって子供たちが我が家を明るくしてくれる正に「まほうのことば」になっている。

 

おちまさと氏の言うように不謹慎の境界線は非常に曖昧で、それは人によっても違う。

 

でも、長野美郷の笑顔もぽぽぽぽーんも不謹慎ではない。私はそう思っている。

 

だから今夜もCMが流れる度に娘と高らかに声を上げるのだ。

 

 

ぽぽぽぽぉ~~~~ん

一週間

あの日から一週間が経ちました。

地震直後から繰り返し流れる津波の映像。
考えられないスピードで数字が増えていく亡くなった方々の人数。
緊迫した状態の福島原発と不安を増長させる政府の会見、専門家の解説・・・・。

それらを見ているととても切なく、苦しく、そして怖い。

見なければいいものを、USTREAMでNHKが見れるものだから情報欲しさにテレビのない事務所でもつい見てしまい、その映像で気持ちが下がる。

一方でFMから聴こえてくる子供向けの元気の出そうな曲や被災者に向けた応援メッセージ、そして被災者からも「負けない」「がんばる」と強いメッセージに励まされる。

そして私は家族も全員無事で家も食事も布団もある。

予定されていた計画停電も見送られ、目の前の仕事をこなす地震前と変わらない日常。

テレビの向こうの非現実的な現実と目の前の現実のギャップに被災もしていない40のおっさんが一人でオロオロと浮き沈みしている、そんな一週間でした。

でも、こんなことではいけない。
もっとつらく苦しい思いをしている被災者が何万人もいる。
必死で救助や支援をしている人たちがいる。
命をかけて原発を守ってる人たちがいる。

一般市民である私たちにはたいしたことはできないかもしれない。
しかし、できることはできるだけやる。
そして一生懸命に生きる。

被災された方々の今、そして未来のためにも。

地震

昨日の大地震、大変な被害になっているようです。

地震の直後から伝えられているメディアの映像はまるで映画のCGでも見てるかのような想像を絶する光景。

とても強い恐怖を感じると共に、被災地のみなさんがどんなにつらい状況に置かれているかと考えると胸が痛い。

「がんばれ」という言葉では申し訳ないくらい無力な自分。

ただ祈るくらいしかできないもどかしさ。

東北地方にはお客様やお友達も多いので大変心配です。

一人でも多くの方が無事であることを願うばかりです。