カッコウはいずこ

新潟市

昨年、近所で空き地が造成中という記事を書きました(この木 なんの木 | D’s note)。その造成がほぼ終わり、ご覧のようにスッキリと宅地に生まれ変わりました。

先日は早くも分譲のチラシがポストに入ってまして、川に近い側の区画はほぼ売約済み。通路を挟んでそのお向かいも埋まりつつある感じで、通りに面した利便性より景色の良さの方が人気なんでしょうかね。ただ、この場所って通船川の方からの風がすごく強いので、川に面したお宅は強風時に大変かもしれません。ウチとしてはここに家ができることで風よけ効果が得られるんじゃないかなーと期待してるんですが(笑)

 

空き地

それにしても。工事が始まる前はこんな感じだったのにすっかり様変わりです。やっぱりこの大きな木があるのと無いのでかなり景色が違います。前の記事で書いたように、私としては歴史ある巨木が失われる淋しさがあるんですけど・・・今さらどうしようもありません。

で、この木があった昨年の夏までは、毎年この時期になるとカッコウの鳴き声がよく聞こえてきてまして、ドコにいるのか探して姿は直接確認できなかったものの、鳴き声の発生源から推測するに、どうやらこの木に巣を構えているっぽい。一般的にカッコウって夜は鳴かないらしいんですけど、このカッコウが昼でも夜でもしつこいくらいに鳴く鳴く。受験勉強でピリピリしてる娘が鳴き声が気になって集中できないとよく文句を言ってたものです。それも木が伐採されちゃった今年からはカッコウの鳴き声も聞こえなくなるのかなーと思っていたのに、最近またカッコウの鳴き声がよく聞こえてくるんですよね。あの木以外にこの辺りで大きめの木ってあんまりないし、ドコに巣があるんでしょうか。それとも巣とは別にエサでも求めてやってきてるのでしょうか。

大学がリモート授業になることが多い娘、また文句言わなきゃいいけど(笑)

 

笹川邸

笹川邸

昨日の日曜日は新潟市南区にある笹川邸に行ってきました。

国道8号線から折れて中ノ口川沿いにのどかな道を進むとありまして、中ノ口川の対岸は白根になるエリアです。普段、三条方面に向かう際は8号線をそのまま行くのであまり通る道ではありません。しかし、土手から見下ろす川や集落、土手下の田んぼや畑の広がる風景は味わいがあってこの道だけでも結構見応えがあります。

そして着いた笹川邸。コロナの影響なのか人の姿はほとんどありません。意識するまでもなくナチュラルにソーシャルディスタンスできるのはいいんだけど、重要文化財でこの人気のなさは大丈夫なのかな?とやや心配になるくらい。

笹川邸
笹川邸
笹川邸

邸宅は歴史を感じさせる味わいがあって申し分なかったのですが、全体的に手入れが行き届いてないような感じで、ヘタすると荒廃感すら漂います。園内全体に落ちてる枯れ葉とか、油がうっすら浮いてる池や堀、物置と化している蔵など、人が来ない理由はこれなのかなぁという気がしてきます。Googleのレビューでは結構いいこと書いてるコメント多かったんだけどなぁ。

この前行った清水園や、その前に行った北方文化博物館なんかは建物もお庭もとても手入れが行き届いていて、単に古いだけじゃない趣を増す保存がされていて、歴史を説明する資料も伝える工夫がされていたり、来園者向けのおみやげや飲食もあって、一度ならず二度三度来たいと思わせる施設になっているのに、笹川邸はそういうのを一切感じず、やや残念な感じでしたねぇ。

園内には曽我・平澤記念館という施設もありまして、こちらは旧味方村出身の方の記念館らしいのですが、笹川邸とは直接関係あるのかないのかよくわかりませんし、笹川邸と対局的にキレイで立派な建物であることが余計笹川邸を残念にしてる感じがして、ここにこれだけ予算投じるなら笹川邸をもっとしっかり保存しましょうよ~と思ってしまいます。

せっかくいい素材持ってるのに、他を見習っていい管理をしたらもっと見違えると思いますよ。

今回は単に来たタイミングが悪かっただけだと信じて、改善を願っての辛口になってしまいました。ごめんなさい。

 

清水園

清水園

土曜日は新発田にある「清水園」に行ってきました。

最近こういうの多いんですけど、年を取ると良さがわかってくるんですかねー(笑)

入り口からもう佇まいがステキで、ホントは晴天狙って行きたかったんですけど、逆に少し曇天くらいの方が雰囲気いいかもしれません。結構有名な観光地なハズなんですけどコロナの影響なのか人はさっぱりいなくて、ソーシャルディスタンスを気にするまでもなくほぼ貸し切りみたいに見学できました。

要所要所に歴史を感じながら園内を歩いていると、ハデなものや賑わいなんかナシで、しっとり静かに余生を送りたいなーなんて思ってしまいます。茶室で茶を嗜むなんて生活、まったく無縁ですからねぇ。

清水園
清水園

もみじの木が多かったので紅葉の季節はまた風情のある景色が楽しめるんでしょうね。

 

清水園のすぐ近くには「石泉荘」という登録有形文化財があるんですけど、こちらは現在建物の修復工事で休館中。周辺は他にも歴史ある酒蔵やお寺なんかもあって、今回はお寺をちょっと覗いただけでしたけど、新発田は他にもおもしろいところがいっぱいありそうなのでゆっくり散策してみたいですね。

 

多伎神社

ゴールデンウィーク中に唯一晴れだった5月4日、奥さんと笹川流れに行く途中に前から気になっていた「多伎神社(たきじんじゃ)」に寄ってみました。

前にバイクで笹川流れ沿岸部の集落(上海府地区)を散策した後にGoogleマップで復習していた際に見つけて、見つけたはいいけどそこに行くルートがよくわからず、今回ようやく辿り着くことができました。

瀬波を抜けて笹川流れに向かう345号線で三面川を渡ったすぐのところから左に降りると「滝の前」という集落があり、そこの一番奥に多伎神社へ続く道の入り口がありました。

 

多伎神社

海沿いの岩場に作られた細い歩道を通って向かいます。この日は波が穏やかな日でしたけど、荒れてたらモロに波を被りそうですね。釣りをしてる人が何人かいました。

 

多伎神社

しばらく歩くと神社がありました。誰もおらず、ひっそりとしてます。観光客を向かい入れるという雰囲気はあまり感じず、どちらかと言えば地元の方に親しまれているって感じでしょうか。安政2年(1855年)に火災で焼失し、現在の社殿は明治15年(1882年)に建てられたものだそうです。

 

不動滝

神社のすぐ隣には不動滝という滝があります。神社より滝の方が神秘性を感じますね(笑)ちなみに滝と多伎は関係ないそうです。

 

多伎神社

かつては源義経と弁慶が立ち寄り、ここから眺めた景色の素晴らしさに感動したという伝説があるそうで、確かに景色はとってもいいです。

 

多伎神社

特に何があるってところでもないんですが、この景色と空気感が好きな人には結構ハマるんじゃないかと。歩道の途中に桜の木があったので桜の時期に来るとまた違った絶景が見れるかもしれません。

歩道はかなり狭いので小さなお子さん連れて行く場合は充分注意してくださいね。

 

藤棚@北方文化博物館

北方文化博物館

今年のゴールデンウィークは雨の日がやたら多かったですね。ここまで雨続きというのも珍しいような?できれば晴れの日を狙いたかったんですが、なかなかそうタイミングも合わなそうなので前から見たいと思っていた北方文化博物館の藤棚を見に行ってきました。

えーと、この近辺には何度も来てるんです。この辺りの集落が雰囲気いいのでね。藤が有名なのも知ってましたし、いつでも来れるところにあるのでとっくの昔に来ててもよさそうなものなのに、いつでも来れると思うと中までは入らなかったりするんですよね。

4月の中頃から北方文化博物館さんのTwitterで見頃のタイミングをチェックしてて、そろそろいいかな?ってタイミングを狙えたので藤はバッチリでしたね。

北方文化博物館
北方文化博物館
北方文化博物館
北方文化博物館

藤棚だけでなく、雰囲気たっぷりの館内はいつまでも見てられる風景ばかり。

午前中はまだ人も少なく、帰る頃には入り口に行列ができていたので、ちょうど密にならない中で見れたのは時間帯のタイミングも良かったです。

うーん、どうしてもっと早く来なかったかなぁ。

コロナの収まらない現状では「ぜひ行ってみて!」と大声で言うのはやや気が引けますが、まだ見たことない方は一度は訪れる価値あると思いますので機会があればぜひ。今は夕方以降のライトアップもされているそうですよ。

北方文化博物館