お花屋さん

今朝の新潟日報に娘の書いた作文が載っておりました。

本名や顔写真が丸出しなのでここでその画像を載せることはやめときますが、Facebookでは友人限定で写真載せときましたのでFBのお友達はそちらを見ていただいて(たくさんのイイネありがとうございます)、日報購読されている方はそちらでご覧くださいませ。

将来の夢はお花屋さんつーことで、これは私も以前から聞いておりました。まぁまだ小4ですから現時点ではリアリティよりファンタジーな夢だとは思います。でも叶うのなら叶えてほしいと思うし、何なら花屋のサイトはお父さんが作っちゃる!ネットショップも作って花屋のWeb担当で雇ってくれ!将来のイメージの湧かないアニキも一緒に雇って、ヨメさんもついでに巻き込んで家族でフラワーショップ「Flower-Style」開店だぁ!なーんてアホな妄想広げたりしてね。

でも、

またこういうコト書くと頭おかしいとか言われそうなんですけど、親としては娘が草花や土を弄る仕事に就くってのは将来的にどーなのかなーなんて心配もあったりするんですよね。

一時期、ホームセンターで売られてた腐葉土からすごい値が検出されたなんてこともあったしさー、あらゆる手段で薄く広く放射性物質を拡散させようとしているこの国のやり方はそんな不安を助長させてくれるもんで。

考え過ぎですかね。

ただ、今でさえ色んなことを制限させざるを得ない生活なのに、将来の夢まで制限されるような世の中にはしちゃいけないと思うんですよね。

子供たちは何も悪くない。

思いっきり深呼吸して、土や水や草花に触れ、キラキラと輝く未来を描く、そんな世界を大人たちが残してあげなければ。

つーことで、市民の声を無視して姑息な手段で試験焼却を強行した長岡市は誠に遺憾に思うお父さんなのでした。

ガレキ焼却で何がおきるのか

寝耳に水とは正にこのことでしょうか。

長岡市は以前から12月中に行いたいと言ってた震災瓦礫の試験焼却、いきなり明日やるそうです。しかも試験焼却に使う瓦礫は新潟市の信濃川浄水場に一時保管されていたものの一部。瓦礫が信濃川浄水場から運び出されていたなんて誰も知らなかったし、Twitterでその話を知った市民が栃尾クリーンセンターへ駆けつけた時には既に瓦礫は搬入されていました。

完全に騙し討ちですよ、これ。

普通なら瓦礫を運び出すにも持ち込むのにも市民に告知する方が先であるべきで、一応栃尾クリーンセンター周辺自治会には昨日の時点で話はされていたそうですが、これとて了承が得られてたわけでもないし、やることが余りにも姑息。市長と市民の信頼関係をあれだけズダズダにして大揉めしたくせに、信頼回復どころか自ら更に失墜させるような愚行には開いた口が塞がりません。昨日の富山もそうですけど、どうしてこうも市民を無視して強行ばかりするんでしょうか。

このままだと明日のお昼12時から16時間かけて試験焼却が行われてしまいます。長岡市民は長岡市に抗議すると共に、お子さんや妊婦さんなどは特に充分な自衛策を講じてください。

 

で、未だに瓦礫焼却の危険性をまるでわかってない新潟5市長には特に見ていただきたい動画があります。

11月21日に亀田清掃センターで行われた市民主催説明会で山本節子さんの講演を聞き、それについては以前このブログでも内容の一部をお伝えしましたが(第5回市民主催説明会)、それとほぼ同じ内容の11月7日に若狭で行われた講演を写真や資料、山本さんの声をわかりやすく編集してくれた動画です。難しい言葉が多いので声だけだと理解するのも大変ですが、これだとかなり理解しやすいかと思います。時間が1時間以上とちょっと長いのですが、残念ながら割愛する箇所がないくらい濃い内容となっていますので、お時間見つけてフルで見てください。

 

これを見れば、瓦礫焼却がいかに恐ろしい結果をもたらすか子供でもわかるでしょう。私も山本さんのお話を聞くまで自分でもそれなりに知識を蓄えてきたつもりだったのに、それがブッ飛ぶくらい衝撃的でした。危険なのは放射性物質だけじゃない、焼却そのものが危険なのです。

11月29日~30日にかけて行われた大阪の試験焼却では大量のPM2.5が関西に撒き散らされました。その時の状況は大気汚染物質広域監視システム「そらまめ君」のデータで一目瞭然。以前の記事(大阪試験焼却時のPM2.5濃度推移)に貼った測定地図の画像をご覧になればわかるでしょう。PM2.5=放射性物質とは限りませんが、山本さんの講演でも述べられてるように焼却施設からは無数の有害物質がPM2.5となって放出されるのです。関東や北九州などで報告例が相次いだ鼻血などの健康被害、大阪でも既に表に出始めています。⇒「都市伝説では無い!大阪でも鼻血!」147件に及ぶ体調変化の報告を12/20緊急記者会見で発表!|大阪おかんの会のブログ

これでもまだ瓦礫焼却は必要だと思いますか?

三条市の国定市長が今日のブログで瓦礫焼却の補正予算が可決され「これで市民の意思が確定した」などとほざいてましたが、その記事の最後には被災地の様子を見てくれと大槌町ホームページへのリンクが貼ってありました。国定市長はご自身で大槌町ホームページをよくご覧になったのでしょうか。トップページの中ほどにある「災害の記憶を風化させない事業寄付金」というバナーがあります。そこにある「鎮魂の森公園の造成」、まさか国定市長は知らないわけではないでしょう。瓦礫を活用した防潮堤ならば大槌町でも広域でも瓦礫を燃やしてPM2.5化した放射性物質を撒き散らす必要はないし、木質チップに限定した新潟向け瓦礫の選別作業もいらないんです。もちろん全国トップクラスの瓦礫処理単価より圧倒的に低コスト。新潟に持ってくる瓦礫をそのまま防潮堤に使い、今回可決された1200万円もの予算を防潮堤建設支援に使えば、この前起きた大きな余震のように、いつ来るかわからない津波への備えもできるのです。誰も困らないこんなに素晴らしいプロジェクトあるのに、それでもまだ瓦礫焼却するべきですか?

 

見た方も多いでしょうか。見てなくてもタイトルくらいは聞いたことがあるかもしれません。現在、チェルノブイリ原発事故で何が起きたかを伝えるドキュメンタリー映画「チェルノブイリ・ハート」がGyaO!で無料公開中です。見てない方はこちらもぜひ見て頂きたい。

数年後、数十年後、いつになるかわかりませんが、日本でもこの先同じことが起こる・・・・かもしれない。あまりにもショッキングなんでこのブログでは触れないようにしているんですが、ソレ系で探すとチェルノブイリ・ハートなんてまだかわいいもんだと思うくらい過酷な現実を見ることができます。

不安を煽るつもりはありません。でも現実から目を逸らしていては最後に泣くのは自分や自分の大切な人たちです。原発事故も、瓦礫焼却も、それが何をもたらすのかを知った上で考えてください。

衆議院選挙を終えて

まぁ、なんちゅーかね、

ここまでヒドい結果になるとは思いませんでしたよ。

 

福島第一原発事故を経験し、多くの住民が故郷を追われ、汚染食品や瓦礫が全国にバラ撒かれ、原発直下に活断層が見つかっているっていうのに、それでもまだ原発推進政党を支持する人がこんなにもいるとはね。

大半の有権者にとって、東日本大震災も福島第一原発事故も過去の出来事ってことなんでしょうか。

被災地復興よりも景気回復。
被曝防御より原発再稼働。
食の安全よりTPP。

原発の恐ろしさをこの国で一番痛感してるはずの福島県ですらほとんどの選挙区で自民党が勝ったというのは私から見ると狂ってるとしか思えない。

今年の漢字の通り「命」より「金」ということ?

民主党がダメだから自民党?そんな短絡的でいいの?

下の写真はドイツARDのニュース映像。世界からは日本人はクレイジーと思われてることでしょう。

 

衆議院選と同時に行われた東京都知事選でも期待の宇都宮氏は及ばず猪瀬氏が当選。

3.11直後の都知事選でさえ石原氏を選んだ都民ですから、宇都宮氏への期待の反面、これはそうなるだろうなとは思ってました。関東では今後もPM2.5と化した放射性物質や重金属を吸い込む生活が続くことになりますので、宇都宮氏を支持した方は早いうちに関東を脱出した方がいいでしょう。人口比から考えて顕著に影響が出始めるのは福島より関東の方が先かもしれません。

 

注目の東京8区も山本太郎は及ばず石原伸晃が当選。

これは結果だけ見れば非常に残念ですけど、石原氏にダブルスコアに近い票差をつけられたとはいえ、出馬表明からわずかな期間で支持基盤も持たない彼が7万以上の票を得たのは石原氏に一矢報いたわけで、石原氏にとってもこの結果は脅威だったに違いない。山本太郎と民主・共産の合計票数は石原氏を上回っていましたから、これが打倒石原で選挙協力してればと悔やまれるところでもあるんですが、彼にはこのまま終わって欲しくないと強く願いますよ。原発事故や子供たちの未来と真正面から向き合ったのは全候補者の中で彼だけですから。

 

昨夜8時過ぎからテンション下がりまくって、書きたいことはいっぱいあるのに頭の中がまとまりません。

でも、こっちはこっちでまだ戦いは終わってませんから、こーゆーネタは今後も続くと思いますのでこれからもよろしくです。

明日は選挙に行きましょうね

衆議院選挙投票日、いよいよ明日です。

みなさんはもう誰に投票するか決めました?

それとももう期日前投票したとか?

 

まー、今回の選挙はひじょーに難しい。

争点多すぎで、アレはOKだけどソレはNoみたいな点がいっぱいあるし、100%全面支持!となる政党・候補者を選ぶなんてとてもできません。

とすれば、あとは自分の中での優先順位で妥協点を探す、言い方変えればこれだけは絶対にNo!という争点を掲げる政党・候補者に投票しない消去法しかなさそう。

すっげー不本意。

しかも新潟1区ってなんかパッとしないしさー。

少なくとも3.11を経験してもなお原発動かそうなんて政党の候補者に入れるつもりはありませんけどね。

 

残念だったのは、最後の最後まで私が聞きたかったことを訴える候補者がほぼ皆無だったということ。

「汚染地からの住民避難」
「汚染食品の厳格な規制」
「汚染瓦礫広域処理の中止」

脱原発と被災地復興を謳うならこれらは切っても切れない重要課題だと思うんだけど、演説でこの3つに触れた候補者を一人を除いて私は知りません。

触れた唯一の候補者はあの山本太郎だけ。

昨夜は日本未来の党から新潟1区に立候補している内山こう氏の演説会に行ってきたんですが、内山氏、そして応援に来た内山氏が長年秘書を務めた森ゆうこ氏からも「脱原発」「消費増税反対」「反TPP」についてはハッキリ謳ってはいたものの、私が聞きたい3点については言及ナシ。

一応、森ゆうこは以前から広域処理には反対の姿勢で、未来の党も広域処理は見直すつもりではあるようなんですけど、瓦礫受入で大揉めの新潟でそこに触れないのは私としてはひじょーに違和感感じるし、未来の党は広域処理の諸悪の根源・達増とも繋がってるみたいだし、原発・消費税・TPPに関してブレはないけど、その他はなんだか整合性が取れてないような印象が強いんですよねー。

避難や瓦礫はいろいろと意見の分かれるところだから、例え正しいことでもそれを言うことで余計な敵を作りたくないっていう戦略的判断があるんでしょうかね。

その点、山本太郎は180度違う。

正しいことは正しい、間違ってることは間違ってると、ストレートに訴えてる。

政治家になるのが目的の人と、そうでない人との違いなんでしょうかね。

山本太郎の言葉は不器用ではあるけれど、お決まりパターンの選挙演説なんかよりよっぽど心に響く。

彼の出馬表明会見は思わず泣きそうになるくらいだったのに、昨日の演説会ではそれはなかった。

あぁそうか、他の候補者が有権者を見てるのに対して、山本太郎の視線は子供たちに向いてるからなのかもしれない。同じく子供を守りたいと心から願う瓦礫反対運動に参加するお父さん・お母さんたちの言葉と重なるもん。心の底からの想いは人の心を動かす、そういうことなんでしょう。

 

オレも東京8区で山本太郎に一票入れたい!

 

まぁそれは叶わないので、明日までよーく考えて投票したいと思います。

若い人たちもちゃんと投票行きましょうね。悪い大人に任せてると徴兵制で戦争に行かされることになるかもしれませんよ。

もちろん大人は自分の利益よりも子供たちの未来を考えて一票投じてくださいませ。

 

さぁ、明日の運命や如何に!!

今年の漢字

毎年恒例の今年の漢字は「金」だそうで。

オリンピックの金メダル、IPS細胞でノーベル賞受賞、金環日食などが理由らしぃのですが、私的にはあんまり「金」ってイメージは浮かばないですねぇ。

twitterでは「命よりも金の意味か」なんて揶揄してる方もいらっしゃって、金のために瓦礫をバラまく市長と戦ってきた身としては、そちらの方が「だよね」って思ったりもします。

去年選ばれたのが「絆」、その絆に乗じて「金」を貪る政治家や首長。

この流れ、シリーズ化でしょうか?(笑)

来年は原発も広域処理も「止」とか「終」だといいなぁ。

 

あ、そうそう。新潟の瓦礫焼却反対の方、読んでますでしょうかね。

この前あるお子さんお持ちの女性と話した際に私が11.26で亀田に行ってたことを話したら「ありがとうございました~」なんて言われましたよ。この方とは以前から食品からの防御や広域処理の危険性など度々話すことがあって、職場でチラシのコピーを配ったりもしてくださっていたんですけど、試験焼却が止まったことをとても喜んでいました。感謝の言葉自体は私に向かって放たれたものですが、その言葉の先には11.26でトラックを止めた方はもちろん、これまで長きに渡って反対の声を上げ続けてきたみんなに向けられたもの。あの日以来、反対する人たちへのバッシングは相当ヒドいもんですが、様々な事情で表立って声を上げられない・上げにくい、でも気持ちは反対だという人もちゃんとして、そういう方に思いは届いてます。気持ちが折れそうなママさんたち、声は聞こえなくても味方はまだまだいっぱいいますよ。

そんなワケで、今年の漢字の「金」は、日本で初めて焼却場前からトラックを引き返させたという市民の「大金星」の金ということで受け止めたいと思います。