民間借り上げ住宅停止要請を見直し

昨日のニュースで、福島県が県内からの避難者を受け入れている都道府県に対して、民間賃貸住宅借り上げ制度の新規受入れを12月末で打ち切るように要請していた件について、福島県知事はこれを見直す考えを示したとのこと。

知事、停止要請を見直し 県外の民間借り上げ住宅新規受け入れ |福島民報

記事によれば福島県には100件以上の苦情が寄せられたとのことで、これは正に民意が行政を動かしたということです。twitter上でも多くの反対意見が流れていましたしね。ホントによかったです。

いや、人道的にはそもそもこのタイミングで打ち切り要請なんてするもんじゃないと思いますけど・・・・。

 

そしてこの打ち切り要請については新潟県からも再検討するように求めていたそうです。

東日本大震災:避難者の住宅新規借り上げ打ち切り 福島県に再検討要請 /新潟 – 毎日jp(毎日新聞)

新潟がこういうスタンスであるというのは県民としてもうれしい。

新潟県の泉田知事はガレキ処理についても以前に「原発内で発生すれば放射性廃棄物という扱いになるものが、(外だと)それよりも緩い基準で放射性廃棄物ではなくなる。そんな仕組みで住民の理解が得られるのか」と述べていて、当たり前のことを当たり前に言える知事がいるのは心強いです。

不安だけど・・・・

ヨメさんや子供とも話し合って、ウチではしばらく東日本の牛乳を子供に飲ませるのは控えることにしました。

えぇ、牛乳好きの娘は大ブーイングですよ。

しかし、不安を抱えたまま飲ませ続けて何年後かに取り返しのつかない後悔をしたくはないので、先日の粉ミルクの件で牛乳の他、食品全般への検査や規制値が今後は見直されていくであろうと期待して、安心して飲食できるまで牛乳以外も含めて懸念があるものについては控えていきます。

ただ、困るのが学校給食。
給食には牛乳がお約束です。

原発事故以降、給食に対して不安を感じているお父さんお母さんがたくさんいらっしゃいます。学校に検査をするように求めたり、給食をやめて弁当を持たせたり、牛乳は飲まないようにさせたりと苦労されているようですが、それに対する学校や行政の対応は必ずしも親御さんが安心できるものではなかったりして、「牛乳を飲まないヤツは福島県民じゃない!」と子供を叱責した先生がいたなんてヒドい話もありましたよね。

私の周りで放射能についてワーワー騒いでいるなんて人はほとんどいなくて(もしかしたら思ってるけど声には出さないって人もいるかもしれないけど少なくとも私は把握してません)、周りから見たら私はすっかり変人扱いになってると思います。新潟は測定されている線量がそれほど高くないこともあって全体的にはそんなに危機感ない印象なんです。

そんな状況の中で、私自身が文句言われるのは全然構わないんですけど、「牛乳飲みません」というスタンスを子供にとらせるのは親として正直ツラい。

先生が何と言うかわかりませんが、もしかしたら「この子の親、アホじゃね?」とか思われて子供への接し方が変わるかもしれないし、他の子供たちがウチの子をイジメの対象にするかもしれない。それでなくとも周りから浮くような行動を親のエゴ(もちろん子供の事を考えてのことだが)で子供に強いるというのは不憫でなりません。

なので・・・・・不本意ながら学校給食についてはこれまで通りにして、家庭での被曝防衛に努めようと現時点では思っています。

それでも飲む?

すみません、まず補足です。

昨日の記事で日本の暫定基準値とウクライナの規制値を記載しましたが、その後調べたらWHOとドイツの基準値も見つけたので追記します(前の記事にも追記しました)

日本の暫定基準値 200ベクレル/kg
震災以前の日本の基準値 10ベクレル/kg(WHO準拠)
ウクライナ規制値 100ベクレル/kg
WHO(世界保健機関) 10ベクレル/kg
ドイツ放射線防護協会 子供4ベクレル/kg・大人8ベクレル/kg
(いずれも牛乳のセシウムへの数値です)

WHOやドイツの基準で考えると昨日の記事で書いた7.5及び16という数値はやっぱり安全とは言い切れないような気がしてきました。

まぁ、牛乳だけに限った話じゃないので言い始めたらキリがないんですけどね・・・・。

不当に引き上げられた暫定基準値はできるだけ早めに震災以前の基準値に戻し、基準を超えた食品が流通しないように、そして出荷できなくなった生産者が充分な保障を受けられるようになることを願います。

つーか、それが国として、加害者として当たり前のハズなんだけど・・・・・。

 

そして、昨日は問い合わせ殺到で電話の繋がらなかった粉ミルクメーカー各社の対応をちだいさんがまとめてくれていましたので赤ちゃんのいるお父さんお母さんは参考にしてください。

粉ミルクメーカー緊急聞き取り調査。|チダイズム

やっぱ相変わらずY印の対応は消費者のことを一番に考えているとは思えないですね。
こういう会社は実際の数値がどうのとか関係ナシに支持したくはありません。

牛乳は安全なのか

昨日の粉ミルクの問題からtwitterでは粉ミルクや牛乳に関するツイートが鬼のように流れています。

昨夜のNHK・ニュース7では、国立医薬品食品衛生研究所の松田りえ子食品部長が「今回検出された値は国の暫定基準値を下回っているうえ、粉ミルクは7倍くらいに薄めて飲むので、赤ちゃんの健康への影響を心配する必要はないと思う。」などと半笑いで無責任なコメント。

専門家“製造管理厳しく”NHKニュース

全国のお母さんが不安になっているのになんでこんなヘラヘラ笑ってられるんでしょ。
7倍に薄めたって7回飲めば希釈しないで1回飲むのと変わらないんだから、毎日飲んでる赤ちゃんにとっては薄める薄めないの話じゃないっての。
じゃあアナタは30ベクレル/kgくらいの汚染水なら7倍に薄めて毎日飲むんですか?

こんな余計に不安にさせるコメントまで出ちゃうもんだから今日は粉ミルクメーカー各社に問い合わせが殺到しているらしく、電話もつながらない状態だそうです。

そりゃそうだ。
この問題は明治だけじゃないってみんなわかってるもんね。

 

で、我が家の子供はもうミルクを飲む年ではないんですが、牛乳に関しては以前から心配していました。

M治とY印はかなり早い段階で放射能への対応が不誠実とのウワサを聞いていたので元々購入してはいませんでしたが完全スルーし、比較的汚染が少ないであろう新潟県で生産された牛乳を選んできたんですが、それでも不安はないわけじゃないので普段購入している牛乳の製造元に電話してみました。

そこの検査室なるところに電話を回され担当の女性から聞いた情報としては、

使用する原乳の仕入れ元は新潟県・群馬県・岩手県、
放射性セシウム137の検出値は0.07cpm(検出限界0.01cpm)、
測定はブレンド前の原乳の段階でしている、
ベクレル測定できる機器の購入を現在検討中、

とのことでした。

ベクレルではなくcpmなんてこれまたよくわからない単位が出てきて正直聞いてもピンときません。

で、原乳を仕入れている群馬の業者を教えてもらったので、そこのホームページを見てみると「原乳放射線物質 検査データ」というものがありました。
載っていたのは9/28~11/27の自社検査結果。数値は0.01~0.06ベクレル/cm2。
他に10月の岩手の検査結果では検出限界10ベクレル/kgでND、7月の栃木の検査結果でも同様にNDでした。
岩手や栃木でNDってホントか?と思わず疑ってしまいますが突っ込んだところで出てはこないでしょうから数値の出てる自社検査のものを参考に・・・・と思っても、今度は1キロ当りではなくcm2当りとこれまた普段耳にしているものと微妙に違う単位。

なんか、ワザとわかりにくいようにしていない?

でも便利そうなサイトがありました。

ブラウザで動く放射線・放射能の単位換算ツール(簡易)

ページ内でも「あくまで簡易的な換算なため正確でない事をご理解下さい」と注記されていますが、多少の幅はあったとしてもおおよその数値がわかれば何も知らないよりは断然いいです。

早速換算してみましょう。

まずは製造元の出した数値0.07、単位をcpm、放射性物質をセシウム137、食べ物を牛乳にして換算してみると7.5ベクレル/kg。武田邦彦氏によればセシウムだけの数値の場合は他の放射性物質が入っていることを考慮して3割増しにするとのことなので、それに従えば7.5×1.3で9.75ベクレル/kgとなります。

続いて群馬の業者が出した中で最も高い数値0.06、単位をベクレル/cm2、以下同様に換算してみるとこっちは16ベクレル/kgとさっきの倍くらいになります。3割増しでは20.8ベクレル/kgですよ。

「正確ではない」としても、なんだか明治の粉ミルクと近い値になってきちゃいましたねぇ。

同じ原乳で検査してるのになんで倍も違うの?
なんか計算か単位が間違ってるんでしょうか?

ちなみに日本の牛乳の暫定基準値は200ベクレル/kg、ウクライナ規制値は100ベクレル/kg。
ウクライナ規制に合わせてもまぁ安全な範囲ということなんでしょうか。
でも、ウクライナの1/5でも赤ちゃんじゃないとしても子供に飲ませるのはやっぱり不安が残りますね。
ウチの子供たち、牛乳大好きなんだもん。

私も震災以来飲んでない

コーヒー牛乳1リットル一気飲み

とかしたいんですけどね・・・・・。

むしろ知らない方がよかったんでしょうか。

 

でも今回の粉ミルクの件でメーカーも消費者も意識は変わるでしょうから、今後は本当に安心して飲める牛乳が流通するようになると期待したいです。

 

あと、今回は数値や計算に自信がないので製造元や原乳業者の名称は伏せさせていただきます。
もし正しいか間違っているか、もっと正確な計算方法など知ってる方が読まれましたらぜひ情報提供お願いします。

 

※12月8日追記
記事投稿後に調べたら牛乳の基準値はWHO(世界保健機関)が10ベクレル/kg、ドイツ放射線防護協会では子供4ベクレル/kg、大人8ベクレル/kgで、3.11までは日本でもWHOと同じ10ベクレル/kgだったそうです。

粉ミルクから放射性セシウム

ついにと言うか、ようやくと言うか、危惧していたことがどんどん表に出てきます。

【食品】粉ミルクからセシウム30・8ベクレル/kg検出!明治ステップ 40万缶無償交換へ | SAVE CHILD

コメや野菜、肉ではリアクションの薄かった方々も、赤ちゃんが飲む粉ミルクとなればさすがに黙ってはいられないでしょう。

SAVE CHILDの記事にもあるように、危機意識の高い方々がこれまでも様々なメーカーに問い合わせをしていましたが、その対応はおよそ消費者サイドに立ったものではなく、「国の基準に従っている」というのは生産者としての責任放棄に他なりません。しかも、今回の件も明治自らの検査ではなく消費者が独自に測定して発覚したのですから、これがなかったらこの先もずっと「どうせわかんないんだから出荷しちゃえ」と販売され続け、赤ちゃんは無用な被曝をし続けることになっていました。

しかしこれはまだ氷山の一角。
赤ちゃんや粉ミルク、大手メーカーだけの話ではありません。
同じように汚染された食品はすでに大量に流通しているし、それらを生産・流通させる業者の意識も低いところがまだ多い。
そしてそれらは大人も子供も関係なく内部被曝を強いているのです。

このニュースが出たタイミングで明治の株価は大暴落したらしいです。
これが市場の素直な反応。
未だにのんびり構えている生産者や小売業・食品加工業・外食産業などは今後も商売続けたいのであれば早急に放射能対策に取り組んだ方がいい。現時点ではもう遅いくらいだけど、やらないよりはやった方がいいのは明白だし、マイナスな情報も包み隠さず公表し、消費者の信頼を失わない策を講じなければいずれ淘汰されることになります。

口蹄疫や鳥インフルエンザの時のように徹底した封じ込めをしなかった政府の責任も大きいでしょう。

 

もうね、いずれこうなるって予想されていたことがホントに予想通りに進んじゃってて怖いですよ。
本当に怖いのはこれからまだまだ続いていくことになりますが・・・・。