ステキなお仕事

東京電力の清水社長の退職金が6億円だって。

辞めたあとも顧問として年収9000万円だって。

 

へー、電力会社の社長ってすごいんだね。

 

日本全国の空や海や大地に放射能まき散らして、
多くの人の健康や生活をメチャクチャにして、
大事な事は隠してウソの情報流して、
これから長い間たくさんの人が苦しむってのに、
そんなにいっぱいお金もらえるなんて、
電力会社の社長ってなんてステキなお仕事なんでしょ。

 

これだけのことをしたら普通なら逮捕・起訴だよね。
でも捕まりもしないし、辞めれば責任はそれでチャラなんだ。
電力会社の社長ってなんてステキなお仕事なんでしょ。

 

もちろん社長の懐に入るお金は全部ボクらが払う電気料金や税金から出るんだよ。
「悪魔の発電所を作ったらこれだけお金がかかりました」
って言えば電気料金を上げることだってできるし、
「発電所の周りに住む人を黙らせるのにこれだけかかります」
って言えばたくさんの税金を国が出してくれるんだから
電力会社の社長ってなんてステキなお仕事なんでしょ。

 

でもね、

東電の社長は傷口に塩塗っても心が痛まない鬼畜じゃないとなれないからよい子のみんなは見習わないでね。

信じられない

一日中梅雨空だった新潟とは対照的に関東の方ではかなり猛暑だったそうですね。埼玉県熊谷市では39.8℃と6月とは思えない気温。各地で熱中症になった方も大勢いらっしゃったとのことで、これから迎える夏本番に寒気がしてきました。あ、夏に寒気っておかしいなぁ。

そしてこの猛暑により電力供給力の問題も現実味を帯びてきて、猛暑と合わせてそれもニュースでも報じられていました。こちらの方(DNA.Proのなんでもワークス・既に猛暑!)が詳しく解説されていますが、今日の東京電力の電力供給力が4790万kWに対して最大需要が4389万kW、余力8%です。そして記事の中ほどで指摘されている「7月には供給能力を5000~5500万kW程度に持っていくというニュースが、春先に流れていましたが、まだ、現状で5000万kWに達していないんですよね」という点はさらに注目するポイント。6月でこの気温では電力供給力を早いとこアップさせなきゃ夏場に計画停電という最悪のシナリオが待ち構えることになりかねません。

が、どうも私はこの数字を素直に受け取れないんですね。

福島第一原発事故以降、東京電力は原発の現状や放射能の拡散などでウソや隠ぺいを繰り返してきました。供給力は足りているのに「原発なくなったらこんな目に合うんだぞ」とばかりに無計画な計画停電を実施した時も、公表した供給力に揚水発電分をワザと含めなかったなんてことをしてたくらいですから、今現在発表されている供給力もそれと同じ手じゃないかと思えてならないんですよ。ヘタすりゃ日に日に増す脱原発世論を抑えるために東電はホントに夏場の計画停電実施を匂わせてくるかもしれません。

そしてもう一つ。

福島県の子どもが20ミリシーベルトを基準にされ、それに対して福島の保護者が文科省に抗議行動をしたというのは以前このブログでも書きましたが、その20ミリシーベルトという大人でも高い基準を決めたのは文科省主導ではなく実は福島県からの要請だったというウワサを以前から耳にはしていました。で、こちらのブログ(カレイドスコープ・「子供の20ミリ被爆」と「SPEEDI隠し」は「泣き芸」知事の仕業)を見て私の中でウワサが確証に変わりました。20ミリシーベルトどころか、SPEEDI情報まで隠ぺいしてたというのは、本来真っ先に県民を守るべき立場の県知事が取る行動として許されることではありません。

保身のためなら平気で国民を脅迫する東京電力。
被害者顔してウラで県民を見殺しにする佐藤知事。

こいつらの言うことなんてもう何も信じられない。

ベストミックス

今朝のニュースで「新潟県が阿賀野市の県営東部産業団地に同団地で2基目となるメガソーラー発電所を建設する方針を固めた」というものがありました。1基目は現在建設中で今年の秋から運用開始の予定、去年の8月に完成した新潟市東区のメガソーラー発電所は現在稼働中で、これで新潟県のメガソーラー発電所としては3つ目になるわけです。柏崎刈羽原発を抱え、中越地震・中越沖地震と2度の大きな地震を近年経験した新潟県として、できれば脱原発をもっと明確に打ち出してほしいところではありますが、少なくとも再生可能エネルギーを推進していく姿勢は評価できると思います。

ただ、私としてはちょっと待ってくれという気持ちもあったりしまして、確かに太陽光発電は再生可能エネルギーの象徴的存在ではあるんですが、それ一本で進めていくだけでは脱原発に辿り着けないんじゃないかと思うんですね。

太陽光発電を導入した、若しくは検討中の方なら太陽光発電システムのパンフレットを一度は見たことあると思いますが、大抵のパンフには日本の地域による発電格差がわかる図や表が載っていますよね。それを見ると実は新潟県はそれほど発電効率が高くない地域だというのがわかります。しかも太陽光発電はお日様依存ですから曇りや夜は発電できずベースロードにはならないため原発推進派のツッコミどころとなっているのはご存じの通りで、この前みたいな晴天続きならバリバリ働いてくれますが今日みたいな雨の曇天ではまるで役立たず。つまり太陽光発電だけいくら増やしてもそれだけで電力を賄うことは不可能なわけです。

そこでよく言われるのは他の発電方法と組み合わせたベストミックスというやつです。

新潟県は海に面していますから波力系発電もいけるでしょうし、信濃川・阿賀野川という大きな川もありますから大規模なダム発電はムリとしても小規模水力発電はまだまだ可能性あるでしょう。温泉だってあるんですから地熱発電もできるかもしれない。太陽光と並んで再生可能エネルギーの代名詞となっている風力発電にしても現状では発電効率や高周波の問題、バードストライクなど課題は多いものの、最近注目の洋上風力発電なら発電効率も上がって高周波の問題もクリアできる。地上のものはあんまり動かない大きなものより、そこそこ動く小・中規模の風力発電の方が効率がいいんじゃないかと素人ながらに思ったりもする。そして、それぞれの長所が他の短所を補うトータルでの発電システムが構築できればそれが脱原発へと繋がるんじゃないでしょうか。

その他にも再生可能エネルギーの研究はこれからどんどん進んでいくわけだし、これだけ再生可能エネルギーの潜在能力が秘められている新潟で太陽光発電ばかりを進めていくのはもったいないんじゃないかなぁと思うわけですよ。

そのためにはやはり発送電分離と総量買取制度は必要不可欠。
これが実現すれば新潟が自然エネルギー推進・脱原発の象徴的地域になるのもありえない話じゃないかもしれません。

ピークカット15%大作戦の結果は

昨日の「ピークカット15%大作戦」第3回トライアル、削減目標の21万kwに対して24万kWと、まずはトライアルの結果としては成功だったようです。

ピークカット15%大作戦・第3回トライアルに関する知事コメント

昨日より蒸し暑い今日がトライアルの日だったら削減量はもっと少なかった可能性もありつつ、まぁ告知が十分でなかった割には悪い結果ではありませんね。

よーし、この調子で節電して全ての原発を廃炉に追い込みましょう~。

ピークカット15%大作戦

本日、13~17時に「ピークカット15%大作戦」の第3回トライアルが行われました。

みなさん、節電に取り組まれたでしょうか。

え?知らなかった?

うーん、そういう方、多かったかもしれません。

私も第3回トライアルがあるのは記憶にあったけどそれがいつなのか把握してなかったし、実際知ったのも数日前でしたからねぇ。

4/13の第1回、4/27の第2回もそうでしたが、どうにも新潟県の周知不足は否めない感じ。

Twitterのタイムライン見てても「えっ、今日なの?」みたいなツイートが毎度見られるし。

まぁ変に意識せず普段通りでどれだけ節電できているかってのも一つの見方ですけどね。

震災から日が経つと共に世の中の危機意識が薄れていってるように感じるのは私だけでしょうか・・・・。