バックリンク量産大作戦

先日、とあるWeb屋さんでバックリンクが30000件以上もあるサイトを見つけました。
すごいな~と思いながらよくよく見てみるとバックリンクサイトの大部分がブログで、更によく見たらなるほどと納得しました。

その方、FC2やJUGEM、seesaaなんかでブログのテンプレ作っていて、そのテンプレのhtmlには提供元としてサイトへのリンクが張られているんです。つまりブロガーが勝手にテンプレ使ってどんどん記事を書いて勝手にリンクを量産してくれるというワケです。無料のCGIやプラグインなんかでよく使われる手法ですが、うまいこと考えたもんですね。

もちろんテンプレは単に作ればいいってワケじゃなく人が「使いたくなる」デザインにしなければなりませんので、この数からするとそれなりに利用者もいるんでしょうが、逆にバックリンクサイトがブログであることを考慮すると桁が一つくらい足りないようにも思います。1ブログに記事200と仮定するとテンプレ使ってるブログが150件しかないことになっちゃいます。まだ始めてから期間が短いんでしょうかね。それでも数で勝負のGoogleからは高い評価を得ているようなのでたいしたもんです。

しかしこのバックリンク量産システムにも難点が。
それは「リンク元を選べない」ということ。

この世に開設されているブログはそれこそ星の数ほどあるわけで、当然ながらそれらの中身は全て異なります(ミラーじゃなければ)。毎日のように記事を書き、多くの読者を獲得し、検索エンジンからも高い評価を得ているブログもあれば、開設して3日坊主で終わってるようなブログもあります。評価の高い優良なブロガーがこぞってその方のテンプレを使ってくれれば言うことナシですが、スパム行為でインデックス削除されたりするブログやアダルトブログが使わないという保証はどこにもありませんし、テンプレはブロガーの気分によって簡単に切り替えられてしまうため同じブログが継続的に利用してくれるとも限りません。人為的なリンクとはその辺りが根本的に異なるんですね。デザイン次第でブログの内容をある程度コントロールできる可能性も否定できませんけど、汎用性のあるデザインにしないとユーザーも増えませんからなかなか難しいでしょうね。

バックリンクがなかなか増えないというデザインに自信のあるWebデザイナーさんはチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

え、私?
人の作る前にこのブログなんとかしなきゃでしょ(笑)