山本太郎・参議院平和安全特別委員会

山本太郎氏についてはお嫌いな方も多いかもしれませんが、今日の参議院平和安全特別委員会でなかなかスルドイ質問してたので、お時間ある方はどうぞ(約34分あります)。

 

 

山本氏の質問は安保法案の本質とちょっとズレてるのかもしれませんが、武力行使の話となれば自国領土の防衛についても充分な対策を取らねばなりませんから、ここがスッポリ抜けてると実際のところお話になりません。

もし私が日本を攻撃する軍を指揮する立場であって、日本を占領・領土化する前提がなかったとすれば、ヘタに自衛隊の基地や施設なんて狙わずに真っ先に原発をメルトダウンさせる作戦を練るでしょう。日本の原発をレベル7の事故に至らせるのがとてもイージーなことだというのはもはや全世界に知れ渡っているし、今のところ国内の原発は全て停止していて燃料も冷えてる状態ではありますが、間もなく再稼動となりそうな川内原発が稼動してしまえば、あとは電源喪失させるだけ。核ミサイル使って格納容器を破壊なんて大袈裟なことをしなくても、複数の電源経路、非常用電源車、免震重要塔、原発への主要な道路、これらを空から通常のミサイルあるいは爆撃で50%以上破壊できればミッション成功。ほっといても勝手にメルトダウンしてくれて、放出された放射性物質は偏西風に乗って東日本や北海道にまで達し、多くの日本人を高レベル被曝させることができます。そういう意味でも鹿児島の川内原発というのは攻撃する側にとっては非常にいい立地をしています。

元々日本を占領しても、自国の領土とした時点で福島第一原発事故収束の責任まで負っちゃうことになるんですから、特に天然資源もない日本を領土化するメリットはほとんどありません。小さな島国でレベル7が2つも起こればさすがに駐留するアメリカ軍も日本からの撤退を余儀なくされますから、アジアの大国にとってはそれだけで充分な成果です。

・・・と、特に軍事に詳しいわけでもない素人の私でもこれくらいの想像はすぐにできるのですから、国会で突っ込まれてるようでは詰めが甘いもいいところ。山本太郎氏とのやり取りを見てると、想定が甘すぎるお花畑法案だなって印象しか残りません。

やはりここは拙速に法案を通すことばかりではなく、様々な問題・事案・想定について充分な議論が必要ではないかと思います。範囲を広げれば戦後70年の間に棚上げにされてきた諸問題についても考えなければいけないし、今後の日本の立ち位置も国民みんなで考えて導いていく必要がある。100時間審議したらって話じゃないでしょう。何年かけてでも一つ一つをクリアにしていくことこそが最重要課題ではないでしょうか。

そして、なんとなくぼんやりとわかりにくかった問題の一つをわかりやすく国民へ明らかにした山本太郎氏はGJだと思います。