東日本大震災から2年

今日で東日本大震災から2年。

週末からテレビで震災特番がいくつも放送されていて、私もいくつか見ましたが、どれも被災地復興はまだまだと伝えていました。

もちろん原発事故も収束の目途は見えません。

 

 

これは平成25年1月17日の福島民友。1面の半分がお悔やみ欄で埋められています。

この日がたまたま多かったのか、ある程度の期間をまとめて掲載しているのか、亡くなった原因は何なのか、詳細はわからないのですが、少なくともこれが福島で起きている現実。

震災から2年も経つのに・・・・・。

 

この2年間で、希望とか絆とか勇気とか未来とか、そういう明るいものよりは、不安とか絶望とか諦めとか、負の気持ちの方が圧倒的に大きいです。

でも、目の前の現実は直視し、それと向き合わなければならない。

私が一つの目安と考えているのが2016年。

チェルノブイリでは事故から5年後に爆発的に様々な放射能の影響が表れたと言われています。

福島第一原発事故がそれをまんまトレースするかはわからないにしても、似たような傾向が表れる可能性は高い。ならば結果的にその予測が外れたとしても、5年間は楽観せずに最大限の防御をする。これが自分に課した課題。

当然それにはできる事に制限かかるし、余計な出費や労力も伴うけれど、予測が当たった時のことを考えれば取るに足らないこと。

自分の子どもは自分が守る。それが最低限の親の務めだと思ってます。

 

震災から2年となり、目安の2016年まであと3年。

1年以上も前から既にネット上では聞きたくない話が毎日のように流れていて、今年になってからその数は勢いを増しているように感じます。

この先の3年、どれだけ多くの悲しみが生まれるのか。

せめて一人でも多くの方が気付き、行動してくれれば救える命もそれだけ増えるだろうに、この国はそれと逆行を繰り返し、ネットでは多くの方が叩かれて口を紡いでいく。

株価が上がって、円安になり、経済が上向いていると喜んでいる人がいる一方で、未だに多くの方が仮設暮らしを強いられている。

全国に瓦礫を運んで焼却炉から放射性物質をバラ撒き、日本中に汚染が拡大していく。

こんな世の中でどうしたら子どもたちは希望を持てるのか。

多くの犠牲を伴う現実を突き付けられなければこの国は目覚めないのか。

 

・・・・・どうしても暗い話になってしまいます。

でも、暗くなってばかりもいられないんですよね。

私なんかよりよっぽど大変な思いをしてる方がいっぱいいるんですから。

僅かに差し込む希望の光を探して、自分にできることをやっていきます。

 

震災で亡くなられた方々、そして避難生活の中で亡くなられた方々のご冥福をお祈り致します。

 

1件のコメント

  1. 最大限の防御をしつつ、最近は少しだけ

    世界は少し笑顔で元気にするべきだと考えました。

    幸せに生き続けることは難しいけど笑顔は少し続けてみようと。

    ボランティアに行ったり、

    福島の写真展で笑顔の子供たちを見るたび

    思います

    この笑顔が未来に必要なのだと。

    考え方は人それぞれですが、何が正しいのか

    しっかり見極めなければいけません。

    悲観する記事ばかりでは未来に希望も何もあったもんじゃない。

    ことしは去年よりも増して色々なことに

    取り組んでいく予定です。

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