ちょっと前に軽自動車増税の話が出てましたが、この前またそれをぶり返すようなニュースがありましたね。
しかもこの前のニュースは軽自動車だけじゃなく、燃費性能の悪い旧型車やエコカーじゃない普通車も増税、なんて話になってまして、これにはさすがに自動車業界も反発してるんだとか。
この前の記事では軽自動車増税は弱い者いじめだって書きましたが、古いクルマやエコカーじゃないクルマまで増税だなんて、買い換えたくても給料上がらずそれも叶わない人もいるんですから、これも弱い者いじめと変わらんでしょう。
そもそも増税の考え方が「取りやすいところから取る」、経済成長の考え方が「古いものは捨てて新しいのを買う」ってのがどーにも受け入れられない。
軽自動車にしろ古いクルマにしろ、増税されたってクルマやめるわけにはいかない方がほとんどですから、決まってしまえば払わざるをえません。
最新のエコカーに買い換えればその人が出す排気ガスは今までよりクリーンになってガソリンの消費量も減りますけど、下取りに出された前のクルマは他の誰かが乗るわけだし、エコカーで削減されるエネルギーより新しいクルマを作る&古いクルマを廃棄するエネルギーの方がはるかに大きいんですから、むしろ買い換えずに長く大切に乗る方が長期的にはエコです。
あ、私が古いの乗ってるからそう言ってるわけじゃないですよ。客観的に考えてそうでしょって話。
エコカー減税とかエコポイントとか、結局は経済を回すために消費を促進させてゴミを増やして、ちっともエコなことはしてません。
ちょっと話が飛びますが、この前また別のニュースでこんなのがありました。
⇒ 未来型シャワー、水も熱も再利用 年間13万円節約 (CNN.co.jp)
宇宙船では新たな水を補給しないまま、飛行士たちが何年間も生活する。地球上でも同じことができるはずだ――。産業デザイナーのメルダッド・マジュビさんはそう考えて、シャワーの湯を浄化、リサイクルする「オルブシス・シャワー」を開発した。
宇宙船内と同じように、「閉じたループ」の中で水を循環させる仕組みだ。シャワーヘッドから出てきた湯を排水口に集め、一瞬のうちに飲料水レベルまで浄化 したうえで、再びシャワーヘッドへ吸い上げる。短時間でリサイクルするため湯の温度はほとんど下がらず、ほんのわずかな再加熱で済む。湯の勢いが強く、安 定しているのも特長だ。
通常10分間のシャワーで使う湯の量は約150リットルとされるが、オルブシス・シャワーなら約5リットルと30分の1に抑え、それを繰り返し使うことが できる。結果として水の消費を9割以上、エネルギー消費を8割も減らせる計算。年間の水道光熱費にして1000ユーロ(約13万円)の節約になるという。
「捨てる資源を最小に、加えるエネルギーは最低限に」という発想。
これ、私はとーっても素晴らしいと読んで感激しましたよ。
もし一般家庭でも使えるようになったらウチでもぜひ導入したいくらいです。
で、同じ発想がクルマにもできないかなって思うんです。
私は新しいクルマや新しい技術は否定しません。暮らしを便利に、環境に優しく、健康や命の安全性を高める、などなど、そういうテクノロジーの進化も大事だし、育てていくべきだと思います。まっさらな新車に乗りたいって気持ちもよーくわかります。
ただ、だからといって古いのを捨ててばかりの消費社会ではいつまでもエコロジーな世界にはならない。
ならば、古いクルマを長く大切に使えるような提案があってもいいんじゃないでしょうか。
例えば古いクルマはマフラーに穴が空いて交換することがありますが、そのリプレイス用に最新の浄化性能のマフラーを用意して古くても排出ガスをクリーンにできるようにするとか、あるいは最新のプログラミングで古いECUから燃費性能の良いマップのECUに交換できるようにするとか、いっそのこと旧型車をハイブリッド化できるコンバート用エンジンを開発するとか、捨てるものを最小限にして長く使うアイディアはいくらでも出てくると思うし、メーカーが本気を出せばそれがビジネスの一つの柱にもなるんじゃないかと思うんですよね。
それには我々消費者の意識も変わらなきゃでしょうけど。
むしろ長く大切に乗ってる古いクルマは減税して欲しいくらいなんだけど・・・・って、それはさすがに言いすぎですかね。


