ホームページの寿命

「ホームページの寿命」と言ってもサイトそのものはドメインを維持しサーバー上にデータさえあれば延々と続くものなので、サイトオーナー自身で寿命を止める、つまりサイト閉鎖さえしなければそもそもホームページに寿命なんて無いと言えます。しかし、5年も10年も同じ仕様で本来の目的を果たせるかと言えば答えは「No」ではないでしょうか。

ビジネススタイル、顧客層、提供商品・サービスなどの変化もあるでしょうし、サイトデザインも時代によってトレンドが変ったりもします。D-Styleではサイト制作時に後の拡張性を視野に入れた上でレイアウトデザインをするように心がけてはいますが、中には拡張を繰り返しすぎて当初の設計の範囲を超え、サイトの構造も複雑になって結果としてユーザーに見にくい・わかりにくいサイトになってしまうケースもあったりします(ウチのサイトがいい例ですね^^;)。サイトの作り方にしてもD-Styleで作ったホームページの中にはテーブルレイアウトのままのものがいくつかありますが最近作っているのは全てxhtml+CSSで、見た目は大差なくとも内部的には大きく変化しています。

そしてこれらの変化は非常にスピードが速く、今後もどんどん変化や進化を続けます。

「それならホームページをリニューアルしようか」という話になるんですが、リニューアルには当然コストが発生します。今日もリニューアルを視野に入れたサイト改善のご相談をさせていただいてきましたが、そのサイトは作ってまだ約2年。たった2年で全面リニューアルというのはある意味もったいない話です。なぜならまた1年後にはどんなトレンドが生まれているかわからないから。ウチとしてはリニューアルで御代を頂けるのはもちろん嬉しいことではありますが、闇雲にリニューアルしてもお客様にムダな費用負担をお願いするだけですので、ホームページの内容や費用対効果を考えた上で現状をベースに拡張するのか全面的にリニューアルするのかを判断しなければいけません。

今回のお客様は2年前に作ったホームページで充分集客できたからリニューアルで費用がかかるのはかまわない、ということでしたので近々全面リニューアルに入ることになると思いますが、このように制作・運営コストを回収できたと判断できるような場合は積極的にサイト改善・リメイクをして、ホームページがより良いものになるように成長させるべきでしょう。

もちろんそれにかかったコストを再び回収できるような内容でなければそれは「改悪」になりかねませんけどね。

2件のコメント

  1. 難しい問題ですよね!
    最近はホームページは寿命が短くなって来た感じがしますよね~!
    新しい技術もドンドン出てきましたし、3・4年前と比べると構造も変わりましたしね!
    あとホームページの損益分岐点って難しいですよね~!一概に言えない所があり過ぎですので・・・
    その辺の話も含めてお話出来ればと思ってます!(笑)

  2. 単純に「制作・運営費用<HPから得た利益」で良いんじゃないかと思いますよ。

    制作費・ドメイン・サーバー・ビジネスエクスプレスなどで仮に30万かかったとしても、HPで利益5000円の商品が60個以上売れる、100万かかったとしても平均20000円のサービスを受ける人がHP経由で50人以上来た、などであれば、開設直後でも早ければ1~2ヶ月、遅くても1年以内には回収できますよね。
    逆に1年経っても回収できないHPは何かが間違っているんでしょう。

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