国民本位の政治を実現する党

今度の衆議院選挙、もう誰に投票するか決めましたか?

まー、正直こんなに選びにくい選挙も珍しいなってくらい候補者が微妙に感じてるのは私だけでしょうか?

私の住む新潟1区からは自民・民主・共産から候補者が出ていて、とりあえず今の安部政権をこのままやりたい放題にさせたくない私としては自民は即Noではあるんですが、じゃあ民主or共産に入れたいかって言われると微妙なんですよね。

ま、現実的に考えて自民に勝てる可能性の高い候補に入れるという消極的選択になるのかなと思いますが・・・・。

 

で、最近思うのが、政治家個人と所属政党の関係。

政治家個人として支持できる考えを持っていたとしても、それが所属政党の方針と異なればその声は殺されるだろうし、選挙の時に党の方針と大きく異なる主張はまずしません。

となれば結局は所属政党のマニフェストで個人を判断するってとになる。

でもそれってなんかおかしくない?って思うのです。

 

例えば国民的な意見として反対の多い原発再稼動について、自民党は「安全性が確認された原発については再稼動する」という方針ですが、自民党所属議員や支持者の中にも原発再稼動には反対または慎重にって人も少なからずいると思うんですよね。でも国会で採決する時にはほとんど党議拘束がかかって反対する議員はいないし、造反や離党する議員もいない。そこに政治家としての信念ってあるのでしょうか?

民主党にしても、自民に対抗するだけの気概は感じないし、私個人としては原発事故対応を誤った方に導いてしまった当時の閣僚が未だに要職に居座ってたりするのを見ると、候補者がいくらいいこと言ってたとしても、その党組織に対して何も言わないのはどうなの?結局は党の方針に従うだけなんでしょ?って思ってしまうんですよ。

そんなわけで、どうにも政治家個人の言動を党という枠が阻害してる印象が強い。

これが党方針も所属議員も我々が共感できる方向を示してればあまり問題じゃないんでしょうけどね。

意見の異なる問題が多過ぎるってことも要因かもしれません。

 

マスコミが行う世論調査では「支持政党ナシ」が常に3~4割占めてますよね。

考え方によっては「支持政党ナシ」が第1党とも言える状態なわけです。

それってやっぱり党の方向に100%で共感できないからじゃないでしょうか。

だったらもういっそのこと党としてのマニフェストも党議拘束もない議院の自由意志に委ねる党を作ったらどうかなって最近思うのです。

まぁホントに何もないとアレなんで「国民本位の政治を実現する」くらいのユルい方針だけ打ち出して、実際に国民本位で考えたならば原発再稼動については反対する人が多数になるだろうし、消費税も10%は中止、あるいは5%に戻すくらいの意見になるだろうし、特定秘密保護法とか集団的自衛権とかTPPとか意見の分かれる問題についても国民の総意が反映されやすいんじゃないかと思います。

あるいは裁判員制度のように国民の中からランダムに1万人くらい抽出して、その1万人で衆議院の1/3議席くらいに相当する票を与えるなんて仕組みを作るとおもしろいかもしれない。

 

そんなコトを考えていたら、今日TLに流れてきたリツイートで初めて知ったんですが似たような仕組みを取り入れた「支持政党なし」という党がありました(興味のある方はググってください)。

基本的に政策はナシ。法案に対しての賛否を国民から募り、その結果で賛成なら賛成、反対なら反対に議決権のみを行使するだけ、という政党だそうです。

要は国民の代理人ってことですね・・・・って、ホントは国会議員全員がそうであるハズなんだけど(笑)

でも、考え方としてはおもしろいと思います。

 

投票日まであと数日しかない時にそんなこと言っても今さらですが、国民の声が反映されやすい政治が実現していくことを願うと共に、そのためには安部自民党を玉砕させなきゃいけないなと改めて思う今日この頃なのでした。