JAL再建は必要か

法的整理が決定したJALの株価、昨日まで二日連続でストップ安となり今日はいよいよ1円になるかという観測もありましたが、短期利益を狙ったマネーゲームがヒートアップし一時は10円まで値上がりして最終的には終値8円で今日の取引は終わりました。今日の出来高は10億株にも達したそうで、1円の利益に多くの投資家が群がったということですね。なんだか何年か前の某銀行の時を思い出します。ま、私は株は全然やりませんからJAL株がいくらになろうが上場廃止になろうが知ったこっちゃありませんが。

そんなことより公金を使ってまでJALを再建させることにどれだけの意味があるのかが疑問。

私は飛行機なんてほとんど乗ることはありませんし、乗るにしたって航空会社はJAL以外にもあるわけで、つまり私にとってはJALはまったく関わりも必要性もない企業。なくなって困るとしたらせいぜいジェットストリーム(TOKYO FM)が聴けなくなるくらいでしょうか。そのJALに対して公金=私たちの納めた税金が何億もつぎ込まれるというのは正直納得できない感じです。例え再建したって1万人以上のリストラで雇用を失う人が大量発生するわけですし、再建できるかどうかわからない・したところでマトモになるかわからない落ちた企業に対して多額の税金を投入するのは大穴狙いのギャンブルのようで、費用対効果を考えたらJALなんかほっといて他の雇用対策や中小企業支援に回した方がよっぽど国民の理解も得られるんじゃないかと思います。企業年金の減額に文句言ってる現・元JAL社員も、世間じゃ退職金すらもらえずに会社が倒産してる人や消えた年金を受け取れずにいる人などがいっぱいいるってのに何を甘いコト言ってんだと思っちゃいます。

あと、ちょっと論点ズレますが、そもそもそんなにいっぱい飛行機を飛ばす必要があるのかというのも疑問。
この前テレビで見たんですが、飛行機が1回飛ぶと一人が使うレジ袋300年分に相当する燃料を消費するなんて話がありました(ドコからドコまでで300年分かは失念)。世の奥様方は買い物のたびにマイバッグ持参でレジ袋を使わないようにしてるってのに、満席でもない飛行機が1回飛んだだけでその努力が一瞬で吹っ飛んじゃうってのはどーにも空しい話です(マイバッグにも賛否両論あるかとは思いますが)。そう考えるとJAL再建(と言うより航空会社保護)は鳩山首相が掲げたCo2削減目標と逆行してるようにも思うのですが。飛行機がなくなって本当に困る、例えば離島とか過疎地とかの不採算路線は国営にして維持し、その他は需要と供給のバランスに見合った便数に極力減らすとか、そういう考え方ってのはないんですかねぇ。

さて明日は金曜日。
大量の利確売りでいよいよ株価1円到達となるでしょうか。

 

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2件のコメント

  1. う~ん・・・・
    100%減資が確定的なんて・・・もはや潰れてますよね~!!JALって!!
    確かに公共性の高い事業をしているので潰せないと言うのは理解できますが、現状の再建策であれば税金投入は疑問が残りますね~!!
    それなら雇用対策や生活支援の資金に当てた方がいいのではないかと思います。

    やはり「親方日の丸体質」は治らないのではないかな~!!

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