お客様ファースト

「下町ロケット」を見てて、行き詰ってる会社の手伝いしたり、15億肩代わりしたり、まぁなんと泥臭い。

でも、昔(と言っても相当な昔)はそういう仕事をする人が多かったような気がするんですよね。

合理性や生産性、売り上げや利益の数字、バブル以降でしょうか、そういうのを追い求めていった結果、自分たちの利益が何よりも優先される、そんな社会になっていったように思います。最近のトランプさんの「アメリカファースト」なんてその最たる例でしょう。他にも自国優先・自民族優先・自社優先・自分優先・・・そんなニュースが多すぎじゃないでしょうか。

そういう意味では下町ロケットの佃製作所みたいな会社はアホの極みで、ドラマだから成り立つけれどリアルだったらあっという間に潰れてるかもしれません。

でも、自分はそういう情に溢れた仕事をしたいと独立してからずっと思ってます。

貧乏デザイナーに15億肩代わりはさすがにムリですけど(汗)、お客様が困っている時には出来る限りのことをしてあげたい。時にはまったく利益にならないことでも、共に歩み、共に成長していくために採算度外視で仕事をすることも多々。もちろん必要な代金は頂く時は頂きます。一応ビジネスですからね。でもやっぱりお客様には頂く代金以上の満足を感じてほしいし、それが出来た時は自分の喜びにもなるし、割に合わない仕事だった時でもお客様とのお付き合いはずっと続くのですから、細かい損得勘定よりはお客様との信頼関係の方がよっぽど大事。

実際、最近はお客様のホームページをSSL化する作業がとっても多くて、その場合サーバーを乗り換えるケースがほとんどなんですが、本当なら全部ウチで代行して、実費にいくらか乗せてお客様に請求すればその分が利益にはなるんですけど、特別にご要望がなければお客様ご自身での直接契約をお勧めしてるし、その申し込みやら設定やらもほぼ全部ウチで代行して代行の費用は頂いてませんので実質タダ働きなわけです。でも、自分がお客様の立場だったらこうして欲しいなぁと思うことはしてあげたいし、されたくないことはしたくない。少なくともお客様よりその辺の知識や経験があるならば、できることはしてあげたいじゃないですか。それも含めて信頼関係だったり長きに渡るお付き合いが成り立つんだと思ってます。

ま、だからあんまり儲からないんだけど(笑)

これからもD-Styleは「お客様ファースト」で仕事に取り組んでいきます。