時代はオールLEDへ、でも・・・・?

先日、エネルギー消費の少ないLED照明の普及を促進するために、従来から使われてきた白熱灯や蛍光灯の生産や輸入が実質的にできなくなる基準強化をする方針を決めたというニュースがありました。

市場に出始めた頃に比べたらだいぶ価格も安くなってきて、消費電力が少なく長寿命なLEDがもっと普及していけば国内全体でのエネルギー消費も減って原発を動かす理由もなくなるわけだし、普及が進めば進むほど商品価格も下がって様々な面で好循環が生まれるような気がします。

しかし一方でLED照明による健康被害など未知の部分が多いのも事実で、いい面ばかりを取り上げて推進していくのもどうなのかなぁという不安もあります。

ウチでも一部でLEDを導入してて、事務所のシーリングも今はLEDになってるんですけど、明るさの面では申し分ないし、これで消費電力も抑えられるならリビングや子供部屋も・・・と思ってたところでLEDの悪影響の話を耳にするようになったもんですから、それからは積極的なLED化は進めてません。

まぁその辺りは今後明らかになってくると思いますので様子を見ながらって感じでしょうか。

一気に全部ってのはコストもかかりますからね。

同じように古くなってきたもの、電球が切れたものから少しずつって考えてる方も多いかと思いますが、白熱灯・蛍光灯への基準強化が2020年をメドにってのも不安材料。

2020年って実質あと4年ですよ。それまでに全部はきっとほとんどの家庭でムリだと思うし、2020年以降は交換用の蛍光灯や電球が手に入らなくなるなんてことになるとオイルショックの時のトイレットペーパーみたいなことが起こるんじゃないでしょうか。収入が不安定だったり年金暮らしだったりすれば蛍光灯に比べてまだ高価なLEDに手が出ないってことも考えられるし、電球型ならまだ球の交換でイけるけど交換用LEDの無い円形蛍光灯が多い家庭では機器丸ごと交換で更にコストアップ。独居の高齢者なんて今さら機器ごと交換なんてアホらしいでしょう。

あとLEDといえば最近増えてるのが信号機。ウチの近くの事故が多い交差点で最近設置された信号機ももちろんLEDでした。24時間365日ずーっと点いてる信号機ならLED化による消費電力削減量もかなりのもんだと思いますが、LEDのメリットでもある発熱の低さがアダになって雪国では信号機表面に付着した雪が熱で溶けないっていう問題点もあったりして、融雪用のヒーターを追加したら前より消費電力上がっちゃったという話もあるそうです。

同じくクルマのヘッドライトでもLEDタイプが最近増えてますが、これも信号機と同じように熱で雪が溶けないっていう問題があって、雪の降らない地域なら問題ないんでしょうけど雪国ではヘタすりゃ事故に繋がる危険もあります。まさかクルマのヘッドライトバルブまで白熱灯が使えなくなるなんてことないよねぇ?EVならいざしらず、エンジン車なら消費電力あんまり関係ないし。

こうして考えてみるとLEDにはメリットと同時にデメリットもいろいろあるのに、なんだか「LED促進!」という目標だけ一人歩きしちゃって、それらの問題が蔑ろにされてるような。「石油を使わない夢のエネルギー」と声高に推進された原発とドコかカブるような気がするのは私だけでしょうか。

LEDを普及させると誰が喜んでドコが潤うのか、そういう面で見るのも必要かもしれません。