走行税?

今日のニュースで「走行税」なんて言葉が出てきました。

現在普及が進められている電気自動車(EV)が多くなってガソリン車・ディーゼル車が減るとガソリンや軽油にかけられている「揮発油税」が今後は減収になるという懸念から、ガソリンを使用しないEVでも税金を徴取できるように走行距離に応じて課税するというのが「走行税」という案。

以前は揮発油税は自動車重量税や自動車取得税などと合わせて「道路特定財源」という道路の維持・整備に使われる目的税で、2009年からは一般財源に変わっているのですが、道路を利用する人が道路を維持するコストを負担するというのはクルマを運転しない人への不公平感をなくす意味でも理にかなっていると思います。で、同じく道路を利用するEVがその負担をしないというのはガソリン・ディーゼル車に乗ってる人にとっては不公平感があるのは当然のことですよね。燃料・原動機の種類を問わず走った分(道路に負荷をかけた分)だけ課税されるのなら確かに公平かもしれません。

しかし、その走行距離ってどうやって調べるんですかね?

もちろんクルマのオドメーターを見ればすぐわかることなんですけど、年に1回オーナーが報告するのか、2年に一度の車検の時に調べるのか、自己申告なのか調べる人がいるのか、その辺りのルール作りはなかなか難しそう。

それ以外にも、走行税に置き換えられるのは揮発油税のみなのか、自動車税や重量税も対象になるのか、揮発油税が廃止されたらガソリン・経由が安くなるのか、距離測定時に廃車したり所有者が変わった場合はどうなるのか・・・などなど、話は簡単ではないように思いますね。

逆にガソリンが安くなるとEVのコスト的メリットが薄れてEV普及が鈍化するなんて懸念もあるかも。

 

個人的には趣味車はさっぱり距離伸びないので自動車税や重量税も含めて距離相応にしてもらえると負担がラクになるかな~と思ってます。あとは古いクルマの重課税はやめてほしいです・・・・。