Microsoft vs Yahoo

マイクロソフトがヤフー買収を断念したということで、約3ヶ月に渡る攻防戦には一応終止符が打たれたようです。

一部の識者はこの交渉決裂でマイクロソフトの株価は上昇、対してヤフーの株価は大暴落なんて言ってるようで、両社の合併がチャラになったことで安泰が確定したグーグルの株価も上がるのでは?なんて推測もあるようです。
ま、私は株式投資とかまったく興味ないのでその後の株価変動までは見てませんけどね。

今回の買収話で私が一番心配していたのはYahoo Japanの行末。

ご存知の通りアメリカと日本ではヤフーのポジションがまるで違うので、アメリカでは(株主に)歓迎されるMSとYahoo Incの合併も日本のヤフーユーザーにとってはかなり微妙です。
検索でヤフーとグーグルを併用する人はいてもヤフーとMSNを併用する人ってのはかなり少数だろうし、その両社がドッキングすることで得られるメリットって日本ではほとんど無いんではないかと思います。
しかも国内では圧倒的人気を誇るヤフーオークションがシステムや料金体系が変るなんてことがあればむしろデメリットが発生する危険性すらあるし、ヤフーカテゴリーが刷新されるなんてことがあれば、毎日数千万を荒稼ぎしているビジネスエクスプレスに対して「金返せ!」なんて訴訟問題にまでなりかねません。

とりあえずこれらの危険性は回避されたということで、これまで通りオークションも楽しめるし、高い審査費用を払ったヤフーカテゴリー登録も無駄にはならなそうです。

逆に言えばヤフー重視のSEO対策にはこれまで通りビジネスエクスプレスの¥52500は避けて通れないということでもありますね。

さて、もうすぐビル・ゲイツ会長が引退するマイクロソフト。
次はどんな手を考えてくるでしょうか。