汚染中古車

さてさて、新たに私のアシとなったLogo。

購入の決め手は金額が一番大きかったというのは確かにそうなんですが、その他にもなぜジムニーじゃダメだったのかって点も含めて次のアシ候補には色々条件があったりしまして、まぁそれらを無難にクリアしたって点も大きいのです。

で、も一つ大事なポイントとしては「汚染されてる可能性が極めて低い」こと。

福島第一原発事故後、高濃度に汚染された中古車が出回っていたのは聞いたことある方も多いかと思います。福島ナンバーだと売れないから一旦県外で登録してまた転売してたとか、海外に輸出された汚染された中古車が現地で返されたって話もずいぶんありました。

そんなこともあるので中古車探す時はおのずと新潟県内、見に行くことを考えると県外でも隣県までがせいぜいなんですが、その程度だとどうしても候補が限られる。ネット検索だと日本全国から探せますが「おっ」と思うのが場所を見ると「あぁ・・・」ってケースも少なくありません。

そこにたまたま引っかかったのが今回のLogo。

ワンオーナーで新車から新潟県内。あの走行距離なら原発事故後に頻繁に高線量地に行ってた可能性はかなり低いし、年式の割にあの外装のコンディションの良さは確実にシャッター付の車庫保管で、風雨にさらされてもいないはず。前の所有者が高齢のおじいちゃんでさっぱり乗ってなかったみたいなので、この2年間ではほとんど車庫の中にいたと思われ、総合的に考えて汚染されてる可能性はほぼないと考えられます。

実際、あちこちガイガー当ててもガイガーではさっぱり反応出ません。まぁ、まったくのゼロとまでは言いませんけど、頻繁ではないにしても子どもも乗せるクルマなので、私としてはやっぱり気にせずにはいられません。

結果、不人気だけど安心できるLogoを選びました。

 

余談ですが、まだLogoを見つける前の軽をメインに探していた頃に、走行距離もさほど多くない割に価格が手頃な中古があったので見に行ったことがありました。お店の方にキーを借りて外から中からいろいろチェックし、最後にエンジンルームを開けてエアクリーナーボックスにガイガーを当てたところ、バックグラウンドで0.06~0.08μSv/hだった数値が0.20~0.25μSv/hまで上昇。エアクリから離すとすぐに数値は下がるので汚染源がそこであることはほぼ確実。まだ外されていなかったナンバープレートは関東の某市ナンバーでした。中古車屋さんではよくあるオークション仕入れだったんですね。お店の方はガイガー片手にクルマをチェックする私を不思議そうに見てましたよ(笑)。そして「今は汚染されてるクルマはオークションには出ないから心配ないですよ」とも言ってました。まぁガイガーがピーピー鳴るほどに汚染されたクルマはチェックされてるでしょうけど、放射性物質が溜まりやすい箇所ではこうしてハッキリと数値に表れてきます。結局そのクルマは安いにはワケがあるってコンディションだったので汚染の有無にかかわらずやめました。

0.20μSv/hを高いと思うか低いと思うかは人それぞれ。基準値が8000ベクレルから100ベクレルに下げられて、100ベクレル以下なら安心して食うって人もいれば、10ベクレルでも入ってるのがわかっていたら食べないって人もいるんですから、あとはご自身で判断するしかありません。

 

あ、手放したジムニーもエンジンルームから下廻りまでガイガーチェック済みなんで、低走行で車検もまだまだ長いジムニーはいずれ店頭に並んだらお買い得かもしれませんよ(笑)