Red or Blue

トランプvsヒラリー

 

このブログを書いてる時点でトランプ氏の勝利演説が始まり、トランプ大統領誕生となりました。

あんまりアメリカの内情を知らないのでこの結果をもたらした理由については何とも言えませんけど、拮抗しながらもヒラリー優勢と伝えられていただけにこの結果には方々で衝撃が走っていて、今日の市場は株安・円高に大きく動いています。

なんか、この前のイギリスEU離脱の国民投票を思い起こさせますね。あの時も大方の予想ではEU残留と思われていたのに結果はまさかのEU離脱。どうぜ残留でしょとあえて離脱に投票した人が激しく後悔してる姿も見られて、今回のアメリカ大統領選でもヒラリー勝利と思っていた人がトランプに入れたなんてパターンもあるかもしれません。

日本での報道を見てる限りではトランプの暴言っぷりが強調されてて大統領になる人として人格的に問題アリな印象が強かったんですが、リスクはあるかもしれないけどそれでも現状から大きくチェンジしたいとか、日本人はあまり知らないヒラリーのダークサイドをアメリカ国民はよく知っているとか、色んな思惑があるのでしょうね。まぁ先行き不透明な要素も多いので世界経済はしばらく混乱するかもしれません。カナダではアメリカからの移民希望者が殺到してサイトがパンクしたなんて話もあったのでトランプアレルギーもやっぱり強いのでしょう。

個人的に今後が一番気になるのは軍事でしょうか。トランプは同盟国への更なる防衛費負担を主張しているので、在日米軍、とりわけ沖縄の基地問題にも何かしら影響がありそう。これが国外基地の縮小という方向になれば沖縄の基地負担軽減にも繋がるかもしれませんが、そうなると今度は国内での防衛力増強、行き着くところは日本も核保有なんて話にもなりかねませんし、お金の負担を求められれば国民の税金がアップすることにもなったりして、今後も波乱がありそうな気がします。世界的には中東情勢やロシアとの関係にも影響は出るでしょう。

あとは世間的には経済面でしょうか。今日大きく進んだ円高はトランプショックによる一時的なもので、先ほどのニュースで97円くらいまで円高になるという話もありましたが、それよりも貿易に関してトランプは国内保護政策に進むのではないかと思われているので、対日輸入品の関税が引き上げられてそちらの方が大きく影響するかもしれません。特に自動車はアメリカ国内でも主要産業の一つなので来年以降のトヨタやホンダは厳しくなる可能性大。目の敵にされてる中国も対米輸出が厳しくなって世界経済に影響及ぼすかもしれません。TPPについてはヒラリーもトランプも反対していて、ヒラリーは反対ながらも多少含みを持っていたのがトランプは断固拒否なくらいに強く反対してるのでTPP自体が頓挫しそうな気がしてます。国会でモメてる日本での批准はどうするんでしょうね。

その他にもいろいろ言われてるトランプ氏なのでこの先もトラブル多そうな気がしますが、世間で言われてる戦争起こすとか国境に壁を作るとかそういう過激なことはあんまりしないでほしいなぁと思ってます。