自由研究

夏休み真っ只中です。夏休みと言えば毎年恒例の自由研究。小6の息子は小学校最後の自由研究です。でも全然進んでないようです。

夏休みに入る前に心に決めたこと。それは「今年はできるだけ手伝わない」ということ。これまではアイディアから制作までなんだかんだとヘルプしてたもんだから「自由研究の8割はお父さんが作りました」みたいなことになっていたので、せめて小学校最後の自由研究は本人主導でやってほしいな、と。いや、本来そうであるべきなんですけどね。息子にしてみれば「お父さん冷たい」と思ってるかもしれませんが、ここは我が子を谷底に突き落とすライオンの如くです。

で、今のところ全然進んでいないという状況です。

私としては子供には特別頭が良くなってほしいとか、一流大学に入ってもらいたいとか、大企業に勤めてもらいたいとか、そういう気持ちはあんまりないんですね。私自身もかなり奔放な生き方してるんで説得力ないってのもありますが、まぁ必要最低限の教養があればなんとかなるかなと思ってます。それより養ってほしいのは「自分で考える力」とか「ゼロから何かを生み出す力」とか「誰かに負けたくない気持ち」とか、そういうのです。ゆとり教育のせいなのか、とにかく最近の子供は人と違うことを嫌い、勝負に負けても悔しがらない、そんなハングリーさに欠けている印象があります。保育園の運動会でかけっこに順位付けないとか、演劇で主役を複数の子供でやるとか、子供じゃなくて親を気にしてるようなアホな教育がまかり通っているからそんな子供が増えていくのかもしれません。協調性とか平和的思想とかはそういうことから学ぶものではないと思うんですけどねぇ。時代が違うと言われてしまえばそれまでですが。

とにかく、せめて自由研究くらいは子供の個性や創造性を活かしてほしいなと思うわけですよ。できたものが大したモンじゃなくてもいいし、出来栄えが良くなかったとしても構いません。途中でつまづくことがあればそこでヘルプを求めるのもいいでしょう。大事なのは「想像力を膨らませ、自分で企画を考えて、それを自分で成し遂げる」こと。昔からあるセオリーに沿って王道のパーツチョイスをしてもCoolなキャルルックができるとは限らないのと一緒です。そういう力は勉強でもスポーツでも仕事でも遊びでも根幹となる大きな原動力になると思ってるので、できれば子供のそういう部分は伸ばしてあげたいですね。

食べ物に関しては二人とも鬼のようにハングリーなんだけどなぁ。