自分が弱かった

覚醒剤取締法違反と大麻取締法違反で現行犯逮捕された加勢大周。
ここのところ相撲取りでも続発してるんで正直「またか」という印象です。
あ、久しぶりにその名前聞いたなーというのもありますね。

今は反省して「自分が弱かった」と話してるなんて報道もありますが、自宅で大麻草を栽培するほど常習的に使用してたとなれば擁護する余地は少なくとも私にはありません。そもそも「強い人」なんてこの世にそんなにいないでしょう。表向きは強がっていたって内面は傷ついたり凹んだり悩んだり、多かれ少なかれ誰にでも弱い部分はあるはずです。それでも大麻や覚醒剤に手を出せば自分自身はもちろん自分の廻りの大切な人にまで迷惑をかけるのがわかっているから自制するワケで、それを必要としない強い人になろうと努力するものです。「自分が弱かった」でドラマ打ち切りにされた共演者は納得しないでしょう。
先日の個室ビデオ店放火事件も同じですよね。自暴自棄になって死ぬつもりで火を点けてその結果まるで関係ない人たちが亡くなったのですから「自分が弱かった」で納得する遺族なんているわけありません。
あまりにも自分勝手です。

私が両親によく言われたのが「人様に迷惑をかけるな」ということ。自分自身そうなったかと問われれば胸を張れる自信はあんまりないんですけど、自分の子供にも同じように願っています。

そりゃ私だってイヤなコトや悩んでるコトくらいあります。自分で商売されている方は共感していただける人も多いと思いますが、今後の事を考えると大きな不安に襲われて眠れない時もあったりします。いっそ死んでしまえばラクになる・・・・とまでは考えませんが、それに近い心理になることもありますよ。でも死んで自分がラクになっても残された家族や友人、お客様に迷惑をかける結果になるのですからどんなに辛くてもそれはしません。大麻や覚醒剤も同じです。

犯罪を犯す人
人を傷つける人
人の命を奪う人
自らの命を絶つ人

どれも喜ぶ人は誰一人いません。
悲しみや、時には憎しみが生まれるだけです。

弱いなら弱いでいいと思います。大切なものを失う覚悟までできるなら恥も外聞も捨てて誰かを頼っていいと思います。親や兄弟、友人、家族、または第三者でも、誰か助けてくれる人がきっといるはず。人間は一人で生きてるワケじゃないのですから・・・・・。