選ぶ責任

メディアに都民にフルボッコの舛添都知事は結局は辞任になるようで。

都民じゃない私が口出しすることじゃないかもしれませんが、連日の過熱報道にはちょっとウンザリな感じ。

元々は舛添都知事本人の自業自得とはいえ、弱った相手をさらに殴る集団リンチのように見えてこの叩きようは見ててあまり気持ちのいいものではないです。

そもそも、舛添氏を選んだのは他ならぬ都民の皆さんなんですよねぇ?

ニュースでは都議会を傍聴した方が「納得できない」と怒りの声を上げてる映像が流れてますが、ああいう方々はもちろん舛添氏以外に投票した方なんですよね?それとも選んだからこそ怒ってるのでしょうか?投票に行かなかった人は論外ですけど、舛添氏に投票した方は自分たちの選んだ責任ってものがあるんじゃないかと思うのですが。

私もさすがにここまでヒドいとは想像してませんでしたけど、前回の都知事選の段階で舛添氏には良くないウワサが多々あったし、宇都宮氏や細川氏など少なくとも舛添氏よりはマトモな候補者もいたのですから、有権者がしっかり見て精査した上で投票してればこんなことにはならなかったんじゃないでしょうか。

で、自分たちで選んでおいてそいつがヘタこいたらフルボッコって、なんだか勝手なような気がします。

 

そして、何のワイドショーか知りませんけど、次の都知事候補のアンケートで橋下・東国原・猪瀬なんて名前が挙がってたりして、東京都民の皆さん、ホントに大丈夫かなって思います。

橋下・東国原まではわからんでもない(私としては100%ナシだけど)けれど、猪瀬ってどうしたらこの名前が挙がるのか意味がわかりません。

舛添氏はこのタイミングで辞任すると4年後の都知事選が東京五輪と重なることを危惧してるようですが、肝心の都民がこんな感覚だと4年待たずしてまた都知事選になるんじゃないですか?

都知事選の費用って1回49億円くらいかかるらしいですよ?5000万円でモメた猪瀬を下ろしてその100倍くらいの費用をかけて選んだ舛添を下ろしてまた49億円使うんですか?4年の任期を全うできる人を選んで使わずに済んだ税金を他に使った方が都民の暮らしは良くなるんじゃないですかねぇ。

 

誰が立つかも重要だけど、誰を選ぶかというのをもっと大切に考えた方が良さそうです。