市民主催説明会にて

 

土曜の夜、新田清掃センターで行われた第4回市民主催説明会に行ってきました。

特別講師としていらっしゃった関口先生はこれまで数々の公害訴訟にも関わってきた方とのことで、講演ではとても優しく温厚な口調で話されていましたが、その口から語られる数々の事実は非常に重い内容でした。

 

バグフィルターは常に一定の性能を発揮するものではなく、いい時は99%取れる時もあるがそうでない時の方が多いということ。

バグフィルターを抜けたその先でも多くのばい塵がすり抜けて大気に放出されていること。

焼却施設では灰の管理がずさんであること。

排ガス測定は都合のいいデータを出す八百長であること。

三条市の試験焼却でも周辺土壌の汚染が確認されていること。

まだ震災瓦礫が持ち込まれていない新潟市の焼却施設周辺で既に放射性物質の二次汚染があるということ。

岩手県では10000ベクレル/kgを超える一般ゴミの焼却灰が出ていること。

赤塚第3処分場で遮水工が破損している可能性を示すデータが出ていること。

 

などなど、震災瓦礫受け入れの是非以前の様々な問題が指摘されていました。

中でも現時点で二次汚染が起きているという点についてはTwitterでフォローしてる方の中でも度々指摘してる方もいたし私自身も強い懸念を抱いていましたが、やはりそれは事実としてあることがわかったのは重く受け止めたし、素人では難しかったバグフィルター99%説を否定する明確な証明も専門家によって明らかにされたことは瓦礫ウンウン以前に現状の一般ゴミ焼却においても汚染を拡大させない対策が必要であると確信させるものでした。

山の向こうに比べたら奇跡とも言えるくらい汚染が軽度で済んだ新潟でも、決して汚染がゼロなわけではない。

日々出される一般ゴミにも放射性物質は含まれていて、それが確実に濃縮・再拡散を招く。

これは新潟や瓦礫を受け入れているor受入予定の自治体だけの話ではないということです。

日本国民全員が知るべき!

 

説明会の様子はUSTの録画があります。

説明会自体は3時間超という長いものなので、時間の取れない方は関口先生の講演(開始1時間1分あたりから1時間ちょっとです)の部分だけでもいいです。

ぜひ・・・・いや、必ず見て、事実を知ってください

2012年11月17日 市民主催の震災瓦礫受け入れ説明会|Ustream.tv

 

あと・・・・・

今回の説明会でも廃棄物施設課のH補佐が出席されていて、毎度のように回答にならない回答をされていましたが、説明会内でも声があったように、H補佐が何度出席されても明確な回答は得られないし、H補佐を責めても状況は何も変わらない。

市民の生活や健康に大きな影響を及ぼしかねない重大な事案であるのだから、それについて明確な回答や判断ができる権限を持った人が出席すべきで、それは篠田市長でもいいし、篠田市長が廃棄物施設課に全権丸投げと言うなら施設課のトップでもいいから、権限を持つ者が市民と直接向き合い、声を聞き、その上で回答なり判断なりをするべきです。

市民と直接対話もせず、地元住民との公害防止協定を無視した上で、瓦礫焼却を強行するのは完全なる暴挙であり越権行為、法律違反です。

また、市議会で瓦礫受け入れに賛成した議員も市民の信任を得て議員になっているのだから一緒に説明会に参加して少しは勉強されたらどうか。

市長も市議も、マトモな人間ならば関口先生の話を聞いたらとてもじゃないが瓦礫焼却に賛成なんてできないと思います。

 

21日(水)には亀田清掃センターでも第5回市民主催説明会があります。

午後7時からですので、お時間取れる方はぜひご参加ください。