N BOX +

ホンダの軽「N BOX」の派生モデルとしてリリースされた「N BOX +」。

テレビCMで上の写真のようにバイクを積んでるのを

「あ~コレはいいなぁ。でもフルサイズのモトクロスは積めないよなぁ。」

なんて思って見ていました。

 

しかし、こちらの記事(「遊び心」は仮の姿だった! ホンダ「N BOX+」誕生の本当の理由)で「車いす仕様の量産化」という別の側面を知ってイメージが変わりました。

うん、これ素晴らしいと思います。

 

ウチでは5月にアシとしてジムニーを買いましたが、本当の目的はFITを母親の送迎に使うことでした。

現在は週に1回近くの病院と月に1~2回大学病院への通院、そして日常的な買い物など、時間に融通の利く自営業のメリットによって脚の悪い母の文字通りアシとなって(パシリとも言う)いますが、シャコタンOVALでは母の乗り降りもキツいし、何より冬になったらOVALは不動車と化してしまうのでどうしても普通に使えるクルマが必要で、FITを使う時にヨメさんの代わりのアシとするべく購入したのがジムニーだったというわけです。まぁジムニーである必要はムリにないんですけど、FITとカブるよーなの2台も持っててもしゃーないし、どーせなら冬も最強で多少遊べるのがいいってそんな感じ。いや、一時はOVALを手放すことも考えたんですよ。普通に考えれば私が使えないクルマに乗ってるのが間違ってるワケで、それこそOVALやめて父が乗ってたゼストにでもしとけば話は簡単なんですが、せめて乗れる間は乗っていたいという気持ちも捨てられず、やや非効率ではあるけれど現在の3台体制となったわけでございます。

そして、今のところ健常者の10倍時間はかかるものの歩行は可能な母ですが、そう遠くない将来に車椅子生活になることも考えられなくはありません。そうなると病院の送迎には介護タクシーを使うか車椅子仕様のクルマが必要になるわけですが、車椅子仕様の特装車って中古でもなかなか高いんですよね。しかもタマ数も限られるし。

そこで登場するのがN BOX+ですよ。

車椅子仕様は8月にリリースとのことですが、現在リリース中の非車椅子仕様でも後付けで車椅子仕様に変更できるキットもリリースされるそうです。

ということは、現状で必要に迫られていない人でも将来車椅子仕様にする選択肢を持てるわけだし、数年後にN BOX+の中古車がそれなりのタマ数出回っていれば比較的リーズナブルに車椅子仕様車を手に入れることもできるわけです。

こういうのはクルマのエンジニアではなく、実際に介護に携わった方でないと出てこない発想かもしれません。開発責任者の浅木さん、そしてGoを出したホンダに拍手を送りたい気持ちです。

 

でも、車椅子に頼ることなくいつまでも母が元気でいてくれるのが何よりも一番ですけどね。