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サイトのSSL化について

近年、サイトの暗号化通信への対応が求められるようになり、そのためサイトの常時SSL化が進んでいます。

SSL化されたサイトはアドレスが「http」から「https」で始まるものに変わり、ブラウザのアドレスバーに保護されている証明として緑の鍵マーク(ブラウザによって差あり)が表示されます。

SSLの表示例

GoogleでもSSL化を検索アルゴリズムに取り入れていることから、今後はこの流れが更に加速していくものと思われます。また、SSL化されたサイトは見る人への安心感を与える、逆に言えば非SSLサイトは不安を感じさせるという効果がありますので、SEOと関係なくSSL化は必須と言っていいでしょう。特に近年はインターネットでの個人情報漏洩が度々問題になっていますので、ユーザーの意識も安全性を重視する傾向が強くなっています。

これまで非SSLで運用してきたサイトもできるだけ早めにSSL化を進め、新規にドメインを取得する場合は最初からSSLで始めるのがベターです。


※2019年4月追記

2019年3月リリースのSafari Ver.12.1から非SSLサイトはアドレスバーに「安全ではありません」と警告が出るようになりました。Mac・iPhone・iPadなどでサイトを見た場合に離脱率が高まる可能性があります。


SSL化の方法

サイトをSSL化するためにはSSL証明書を取得する必要があります。SSL証明書とはSSL暗号通信時に利用する電子証明書の一つでサーバーに対する印鑑証明書のような役割を持ちます。SSL暗号化に使用する公開鍵やドメイン所有者情報を紐付けて発行されます。発行されたSSL証明書はWebサーバーやメールサーバーにインストールしますが、これらの手続き・作業は通常ホスティング会社が行ってくれます。

SSL証明書は認証局が発行しますが、認証局によって費用や信頼度(認証レベル)が異なります。また、1つのドメインに対して専用のSSL証明書を発行する「独自SSL」と、1つのSSL証明書を複数のユーザーで利用する「共有SSL」があります。理想は信頼度の高い証明書を独自で利用することですが、中には年間10万円以上もする証明書もあるので、費用対効果を考えて選ぶようにしましょう。

証明書を取得したらサイトをhttpsで接続するための設定に変更します。これらの作業はD-Styleで行います。httpで接続した場合でも自動でhttpsにリダイレクトされるように設定しますので、名刺や看板等に記載したホームページアドレスを早急に修正する必要はありませんが、次に名刺を印刷する場合や看板を直す際にはhttpsでのアドレスに変更しておいてください。

また、ご自身のブログやSNS、外部サイトからのリンクアドレスについても、httpsでリダイレクトされるので表示自体は問題ありませんが、検索エンジンはhttpとhttpsを別のアドレスと認識しますので、可能な範囲でホームページアドレスをhttpsに修正してもらってください。


費用の比較

ドメイン・サーバー・SSLいずれも各社で価格に差があります。

サーバーについては利用するプランによっても金額が変わります。表では200GBで合わせるようにプランを選んでいますが、ホスティング会社によってはもっと安いプランがある場合もあります。

SSLも各社で取り扱う認証局が違うため、料金に差があります。

尚、表示価格は税込価格です。
また料金が変更になっている場合もございますので最新の料金は各サイトでご確認ください。


  エイブルネット エックスサーバー さくらインターネット
独自ドメイン
(com/年)
3960円 1298円 1952円
サーバー初期費用 2739円 3300円 1048円
サーバー(年) 11000円
(パーソナルスイート・200GB)
13200円
(X10プラン・200GB)
18852円
(プレミアム・200GB)

初年度合計 17699円 17798円 21852円
2年目以降合計 14960円 14498円 20804円

無料SSL Let's Encrypt Let's Encrypt
有料SSL(各サービス最安のもの) 15840円
Comodo SSL
1000円
CoreSSL
990円
JPRS

有料SSL使用時
初年度合計
33539円 18798円 20746円
有料SSL使用時
2年目以降合計
30800円 15498円 21794円

D-Styleでは以前、エイブルネットをお勧めしてきましたが、SSLが有料しかなく、そのコストも他社と比べて割高なこと、httpsへリダイレクトさせる設定ファイル(.htaccess)に制限があることなどから、サーバー通信速度が速く、有料SSL使用でも年間費用が最も安くコストパフォーマンスに優れているエックスサーバーを現在はお勧めしています。

さくらインターネットは200GBまでいらなければ100GBのスタンダードプランにすることでコストを抑えることができますが、契約後にプレミアムプランに変更する場合は再度新規申し込みが必要になるなどプラン変更が容易ではありませんので、特にWordPressなどCMSを使われる予定の方はプレミアムプランをお勧めします。

また、エックスサーバーとさくらインターネットは無料SSL(Let's Encrypt)が利用できますが、最安の有料SSLでもエイブルネットほどコストはかかりませんので、できれば有料SSLをお勧めします。

現在、エイブルネットを含めエックスサーバー以外でご契約のお客様は、現在ご契約のホスティング会社のサービス内容・料金等をエックスサーバーと比較して、必要ならばエックスサーバーにドメイン・サーバーを移管してください。

移管手続きの代行について

エックスサーバーへの移管手続きは当社で代行できます。お客様の名義・メールアドレスで申し込みますので、エックッサーバーから届くメールを当社まで転送していただくことと、費用のお支払い手続きだけお客様側で行っていただきます(手順はご案内します)。

保守管理契約を頂いているお客様については手続き代行の費用は頂きません。

WordPressをご利用のお客様はサーバー移管に伴いWordPressも引っ越し作業が必要になります。引っ越し作業の代行は5500円頂いております。





その他、サイトのSSL化に関してご不明な点がございましたらいつでもお問合せください。



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