リベラルの力を結集せよ

小池百合子率いる希望の党が合流予定だった民進党議員を後出しジャンケンでリベラル派を「選別する」として全員合流だと思い込んでた民進党議員は右往左往。維新との選挙協力で大阪には候補者を立てないとして、大阪の民進党議員は自動的に希望から公認がもらえず、三権経験者は受け入れられないと管・野田両氏もお断りされ、多くの民進党議員が排除されることになりました。

希望への合流を希望する民進党議員の中にはこれまで安保反対や9条保持を訴えてきたのに合流となったら急にその声を押し殺したノンポリ野郎もいるみたいですが、そういう自己保身しか考えてない信念のない腐れ議員はみんな希望に行ってもらって、希望の理念とは相いれないと早々に無所属での立候補を決めた骨のある議員には信念を貫き通していただいて、我々が選ぶべき政治家が誰なのか今回の騒動でフィルタリングされることになったのは結果的に良かったんじゃないかと思います。

そしてこの動きで枝野氏がリベラル派の新党を立ち上げるという流れもできつつある。

枝野氏は新党を「受け皿」と表現してたようですが、希望の党に入れてもらえなかった負け組の集まりみたいなこと言わずに、安部・小池の極右に対抗するリベラル勢力を築き上げる!くらいのことは言ってほしいですね。そうしないと争点や違いが曖昧で、有権者も選びにくい。新党名に「立憲民主党」など「民主党」と入れる案もあるそうで、これは投票時に有権者が「民主党」と書く可能性を考慮してるらしいのですが、これも旧民進党の残党グループと思われそうで、もっと明確に政治理念がわかるような党名にしてほしいかなと個人的には思います。

それでもこれまで右か左かよくわからず、まとまりも勢いも失っていた旧民進党がスタンスを明確に安部・小池との対抗勢力グループとなれば、参議院の民進党議員もフォルタリングして合流、あとはここに社民・共産・自由も加わり、市民グループも後押しして野党共闘できれば一定の成果を上げられる可能性は十分ある。あとはどこまでホンキを出せるか。民進党で足かせになってた連合なんかとはスッパリ縁を切って、本当の意味でしがらみのないリベラル勢力を作り上げてほしい。国民の多くは9条改憲に反対・慎重だし、原発にも反対だし、特定秘密や安保などにも反対だし、いずれは政権交代も目指せる勢力になれるんじゃないでしょうか。

個人的には枝野氏が震災直後に言ってた「ただちに影響はない」というあの言葉が後の被曝軽視マインドを作り上げる一因になってたのが許せてはいないので、新しいリベラル勢力のリーダーに枝野氏が立つのは正直イマイチだったりするんですけどね・・・・。

あとは小沢一郎・森ゆうこ氏ら自由党がどうするか。山本太郎氏は有権者への裏切りになると希望には行かないとしてますが、小沢・森は合流を示唆してるようで小池批判もしてたりでよくわからない。希望入りする民進党議員のようにここで変節すれば有権者に見限られるのは必至です。

自民党からの出馬を正式表明した泉田氏の動きも気になります。与党内でなければ変えられないとしての自民からの出馬も、自民の負けが濃厚になってきたこの流れの中で当選したところで何ができるのか。また、新潟県民にとっては外せない原発再稼働についても「(原発は停止中も)存在する以上はリスクがある。再稼働するか否かは本質的な問題ではない」と中途半端な姿勢。いやいや、そこはハッキリしてもらわないと争点濁しと受け取られかねないですよ。

投開票までまだ何が起こるかわからない情勢ではありますが、失望の右vs右構図からなかなか面白い展開になってきました。

リベラル派はスピード感を持って支持拡大に邁進していただきたいですね。

有権者は安部・小池に騙されないように~。