全固体電池

以前書いた「時代はEVへ?」でも触れたトヨタが開発中の全固体電池。

アメリカのベンチャー「フィスカー」が全固体電池の特許を申請したとの情報がありました。

航続距離800kmで充電時間わずか1分!フィスカーが全固体電池の特許を申請 – Autoblog 日本版

トヨタはフィスカーより先に全固体電池の実用化を目指してるそうですが、フィスカーが申請した特許というのは全固体電池そのもののものなのか、それとも構造の一部とか素材とかなのか、バッテリーを征するものがEVを征するとも言われるくらいEVにとって要となるバッテリーだけに開発競争は熾烈ですね。

で、フィスカーが開発中の全固体電池はフル充電で航続距離が約800km、フル充電までの時間が僅か1分というんですから、実用化に至ればこれまでEVのネックだった航続距離と充電時間の問題が一気にクリア。あとはコストや大きさ、重量がどの程度になるかにもよりますが、半分の400km・充電30秒なんてバッテリーができれば街乗りレベルなら充分だろうし、バイクに積めるくらい小型化できるのであれば距離200~300kmでも充電時間の短さで実用に足るかもしれない。量産化でコストが下がってくれば既存車のEV化も普及するかもしれません。

こうしてバッテリーは進化していくわけですが、忘れちゃならないのは電気を作るシステム。そもそもEVシフトが進んで行く背景にあるのは温暖化対策のためのCo2削減ですから、EVが増えたからと石炭・火力発電を増やしてたら本末転倒なわけで、バッテリーの進化より再生可能エネルギーの普及を先に進めていかなけれ電気の供給が追い付かなくなるかもしれません。もちろん福島第一原発事故を見てもわかるようにハイリスクな原発はフェードアウトさせてもらわないと。

 

全固体電池が手頃になって、空冷VWでガソリンタンク外したスペースに収まる大きさで300km走れるならEV化考えちゃうかも・・・・?

 

SKYACTIV-X

マツダが開発中の新エンジン「SKYACTIV-X」がなかなかスゴいです。

まず、詳しい説明はリンク先でどうぞ。

マツダ SKYACTIV-X はこれまでのエンジンと何が違うのか…「HCCI」実用化、なぜできた? | レスポンス(Response.jp)

マツダ・SKYACTIV(スカイアクティブ)-Xエンジンは、内燃機関を次のステージに引き上げる|MotorFan[モーターファン]

 

簡単に言ってしまえば、ディーゼルエンジンのように圧縮比を上げて圧縮着火させるガソリンエンジン。

この予混合圧縮着火(HCCI)という概念は以前からあったそうなんですが、エンジンチューニングとか知ってる方ならおわかりのようにガソリンエンジンは圧縮比を上げればパワーは出るけど上げ過ぎるとノッキングも起きるし最悪エンジンブローに繋がるので限界があって、マツダはHCCIによる圧縮着火ではなく、スパークプラグを使った火花点火制御圧縮着火(SPCCI)という技術を開発した、というのがSKYACTIV-Xエンジンです。SKYACTIV-Xエンジンは圧縮比16、空燃比32~40という普通のガソリンエンジンでは考えられない高圧縮とリーンバーン。文字で書いてしまえば簡単ですけど、かなりすごい技術じゃないでしょうか。

で、マツダのスゴいと思うところはガソリンエンジンの可能性を捨ててないこと。

昨今はEVシフトの流れがあってガソリンエンジンは今後消えゆく運命にある予感すらする時代ですが、単にEVへ舵取りするわけではなく、ガソリンエンジンでもここまでできるんだってマツダの技術屋としての根性を見せられたように思います。

思えばロータリーエンジンでもそうでしたよねぇ。

やるな、マツダ。

SKYACTIV-Xエンジンは現在はまだ開発段階ですが、数年後には市販車に搭載予定だそうです。

 

時代はEVへ?

この前、イギリスで2040年以降にガソリン・ディ-ゼル車の販売を禁止するというニュースがありました。

その前にはフランスでも同様の話があったそうで、更に中国やインドなど人口の多い国でもそんな流れになりつつあるとか。

世界的に地球温暖化対策へ推進していってる感じですね。

パリ協定から離脱したトランプさん率いるアメリカはそんなのお構いナシ?でもテスラはかなり頑張ってますね。

 

自動車メーカーでもEVへのシフトを進めている話がチラチラと聞かれますよね。ボルボは2019年以降の新モデルはEVになると発表したらしいですし、BMWのMINIもEVモデルを出すと前に何かで聞きました。

日本はEVに関してやや出遅れている感じで、国内ではまだまだハイブリッドがメイン。しかし先日トヨタが「全固体電池」という新しいバッテリーを開発したというニュースがあったので、今後トヨタもハイブリッドからEVへシフトを進めていくのでしょう。

日産のリーフはバッテリーの性能劣化が激しく、中には100kmも走れないほど劣化した車体もあるとかで中古車市場で暴落してるそうですが、間もなく出る新型がどれほどバッテリー能力を上げてくるかが勝負でしょうね。

 

そんな感じでどんどんEVにシフトしていくと環境問題なんて関係なかった頃の古いクルマに乗ってる身としてはだんだん肩身が狭くなるのかなぁなんて思ってしまうんですけど、イギリスなんかは古いクルマを大切にする文化もあるので、強制的に内燃機関禁止!なんてことにはならないのかな?

日本はきっと逆ですよねぇ。国を挙げてEV推進となればエコカー減税や13年超のクルマを廃車にすると補助とか、古いのをどんどんツブしてどんどん新車を買え!って流れになりそう。

まぁ私個人はEVアンチではないので、環境対策にできることはやるべきだと思ってますけど、EVを増やすために古いクルマを捨てていくのが環境にいいとは思わないし、電気が大量に必要だからって理由で原発を進めていってほしくもない。

古いクルマは自然と淘汰されていってしまうものだし、新しいクルマが必要になった方がEVを選べばいいだけのことで、電気も危険な原発ではなく将来的に安定して使える再生可能エネルギーの技術開発や普及を進めていくのが真の環境対策じゃないかなぁと思います。

 

台数的にも二酸化炭素の排出量的にもわずかなバイクを厳しい規制で縛るのもなんだかなぁと思いますしね・・・・。

 

知らなかった・・・・

昨日、TwitterのTLに現れた衝撃のツイート。

 

 

えーっ、知らなかったよ・・・・・。

50時間より多いのか少ないのか、いずれにしてもせこせこ針を外して分別していた私も人生のいくらかを損していました。

まぁ、知らなければこの先も損し続けた時間を失わずに済んだと前向きに受け止めましょうか。

分別には問題なくてもシュレッダーかける時は外した方がいいんでしょうけどね。

 

そもそも最近はホッチキス自体をあんまり使いません。

自分で留めた針を外すことなんてまずなくて、ほとんどが受け取った書類や小冊子。

ちなみにウチにあった針のパッケージにはこの記載はありませんでした。ホッチキスをほとんど使わないので、たぶん今の仕事を始めた15年ほど前に買ったものだと思います。1000本入ってるうちの1割も使ってないですね。この15年で世間のリサイクルに対する意識も変わったということでしょうか。

 

あと、ホッチキスではありませんが、封筒の窓フィルムもなんとかしてほしいですね。

アレをいちいち剥がすのはホッチキスの針を外すのと同じくらいめんどくさい。

最近は紙のフィルムを使った封筒も増えてはきてますけど、これから窓付き封筒を作る企業さんはできるだけ紙のフィルムにしていただけると多くの方の時間を無駄にせずに済むと思いますのでよろしくお願いします~。

 

e-POWER

e-POWER

 

日産・ノートがマイナーチェンジをし、「e-POWER」というパワートレインを採用したモデルが追加だそうです。

このe-POWERは、モーターとエンジンを併用するハイブリッドではなく、エンジンは発電オンリー・走行はモーターオンリーという完全に役割分担されたシステムで、わかりやすく言えば発電機を積んだEVみたいなもの。一般にはシリーズ型ハイブリッドと呼ばれているそうです。

そもそもの話で、こんなめんどくさいことしなくてもエンジンあるならエンジンで走りゃいいじゃん!って思うんですが、純EVのモーターならではの走りと、バッテリー残量を気にしなくていいメリットを合わせ持ったシステムと言えなくもない。走行に使えば当然ながら状況に応じて変わるエンジンの燃焼効率も、発電オンリーならエンジンは燃費と発電効率のいい回転数を一定にキープできるし、実際JC08モード燃費は37.2km/L~34.0km/Lとライバルとなりそうなアクアと互角レベル。それでいて加速は2リッターターボ車を超えるものだって言うんですから、走りの面ではアクア以上のパフォーマンスを出してくれそう。

まぁあとはお値段ですよね。ハイブリッドもそうですけど、こういうクルマを選ぶ方は良い燃費での経済効果を期待すると思うので、ガソリン車との車両本体とガソリン代の差額でどっちがお得かって話。ノートを選択肢の一つにする方でモーターの走りがいい!って選ぶ方、そんなにいないですよねぇ?システムがシンプルな分、車両本体がアクアより割安なのは販売面で有利かな?

やや疑問なのは発電専用エンジンに1200ccの直列3気筒を採用した点。発電だけなら660ccの3気筒でも充分なような気がするし、それなら傘下に収めた三菱のエンジンが使えて三菱救済にも繋がるんじゃないかなーなんて思ったのですが、660ccじゃ充分な発電量得られないんでしょうか?

さて、市場にはどう受け止められるでしょうか。。。。