感動リサイクル

ついに雪も降り始め、新潟市内(つーかウチの周り)も薄っすら雪化粧です。

さて、昨日は息子の授業参観で小学校へ行ってきました。
(ちなみに今日はヨメさんが娘の授業参観で保育園へ)

その授業の中で生徒がそれぞれ考えた「あったらいいなと思う道具」を発表する、というのがあったんですが、みんな父兄が見ているということもあって壇上でかなり緊張しながらの発表だったようです。

で、みんなが考えた「あったらいいなと思う道具」というのは、空を飛べる道具とか、飲むとピアノが上手くなるクスリとか、好きな洋服が作れる機械とか、食べると勉強がおぼえられるパンとか(アンキパンじゃんっ!笑)、実に子供らしいものが勢揃いでした。

しかしそんな中、我が息子が考えた道具というのが「リサイクルロボット」
ルックスは円筒形のゴミ箱に手足が付いたような感じで、ゴミを入れるとそれをリサイクルしてくれたり、自分で勝手に歩いて空缶やペットボトルを拾ってリサイクルするという、とにかくリサイクルしまくりなロボットです。

そこで私が気付いた事。

それは、他の子供たちのはどれも「自分の願いを叶えてくれる」系の道具なのに対し、息子のだけは「人の役に立つ」道具だということ。

他にもう一人リサイクル系の道具を考えた子もいたのですが、そちらは空缶を入れるとビデオが、ペットボトルを入れるとDVDが見れる、というような「自分への見返り」が多少あったのですが、息子の道具には見返りが一切ありません(リサイクル自体も広い意味では自分のためではありますが)。

ある意味「子供らしくない」という気もしなくはないのですが、私はメチャクチャ感動してしまいました。
もちろん、ウチに帰ってからメチャクチャ褒めてあげました。

この消費社会の中、勉強できなくてもいいからそういう心だけは忘れない大人に成長してくれればそれでいい、と思った参観日でした。
(いや、あんまり頭悪すぎても困るけど・・・・)