SKYACTIV-X

マツダが開発中の新エンジン「SKYACTIV-X」がなかなかスゴいです。

まず、詳しい説明はリンク先でどうぞ。

マツダ SKYACTIV-X はこれまでのエンジンと何が違うのか…「HCCI」実用化、なぜできた? | レスポンス(Response.jp)

マツダ・SKYACTIV(スカイアクティブ)-Xエンジンは、内燃機関を次のステージに引き上げる|MotorFan[モーターファン]

 

簡単に言ってしまえば、ディーゼルエンジンのように圧縮比を上げて圧縮着火させるガソリンエンジン。

この予混合圧縮着火(HCCI)という概念は以前からあったそうなんですが、エンジンチューニングとか知ってる方ならおわかりのようにガソリンエンジンは圧縮比を上げればパワーは出るけど上げ過ぎるとノッキングも起きるし最悪エンジンブローに繋がるので限界があって、マツダはHCCIによる圧縮着火ではなく、スパークプラグを使った火花点火制御圧縮着火(SPCCI)という技術を開発した、というのがSKYACTIV-Xエンジンです。SKYACTIV-Xエンジンは圧縮比16、空燃比32~40という普通のガソリンエンジンでは考えられない高圧縮とリーンバーン。文字で書いてしまえば簡単ですけど、かなりすごい技術じゃないでしょうか。

で、マツダのスゴいと思うところはガソリンエンジンの可能性を捨ててないこと。

昨今はEVシフトの流れがあってガソリンエンジンは今後消えゆく運命にある予感すらする時代ですが、単にEVへ舵取りするわけではなく、ガソリンエンジンでもここまでできるんだってマツダの技術屋としての根性を見せられたように思います。

思えばロータリーエンジンでもそうでしたよねぇ。

やるな、マツダ。

SKYACTIV-Xエンジンは現在はまだ開発段階ですが、数年後には市販車に搭載予定だそうです。