三宅洋平を国会へ

 

たぶん、彼のようなタイプを政治家として受け入れられない、もっと言えばキライ・政治に関わってほしくないって思ってる人、多いんじゃないだろうか。

正直、私はミュージシャンとしての三宅洋平のことはよく知らない。でも政治に対して思ってる言葉は3年前にたくさん聞いた。

なんだろうね。決して器用なわけではなく、万人に受け入れられる言葉や表現じゃないのかもしれないけど、彼の言葉はとてもストレートで愛に満ちている。減税します、福祉を充実させます、雇用を増やします、そういう具体的(であると同時にかなり曖昧でもある)な政策のことよりも、このままじゃヤバいぜ、いつまで無関心でいるんだよ、みたいな魂に訴えかける言葉、一般的に政治家と呼ばれる人があまり使わないそういうメッセージがズドンと届いてくる。

彼のことを好きじゃない人も、上の動画の最初の5分だけでいいから見てほしい。5分見て何も感じないなら全部見ても変わらないと思う。逆に5分でもっと彼の言葉を聞きたいって思った人は全部見て、彼の政策も知ってほしい。

国会議事堂を三宅洋平や山本太郎みたいな人で埋め尽くす必要はない。でも、彼みたいな人が一人二人いてもいいんじゃない?いや、いるべきだと思う。おかしいことに「それ、おかしいだろ」って言える人、我々が知りえなかったことを伝えてくれる人、お金じゃなく義理人情で思考してくれる人、巨大な闇に小さな風穴開けてくれる人、そういう人がもっと増えないと。

3年前、緑の党から比例で出馬した三宅洋平は18万近い得票数を得ながらも落選した。彼の言葉に呼応する人は少なくない。でも選挙のシステム上、当選できなかった。戦略が甘かったと言えばそれまで。今の選挙システムだって完璧じゃない。それは改めていくべき課題。でも今それを議論したって今すぐシステムが変わるわけじゃないから、今のシステムで彼を国会に送るにはどうしても数が必要。特にこれまで投票に行かなかった人たち、そして新たに有権者になった若い人たち。自分たちの声を一番聞いてくれそうな人は誰か?選挙の時だけいい顔して終われば手のひら返ししそうな人は誰か?少しでいいから考えてみようよ。

政治家としての第一歩すら踏み出せてない彼が国会に行ったらすぐに何かが変わるわけじゃない。でもバッジを付けたらできることが増える。その力を彼が手に入れるのは彼自身の力じゃなく、我々有権者の一票。

が、残念ながら東京に住んでない私は三宅洋平に一票投じることができない。東京ブロックの有権者の皆さん、投票に行く前に、三宅洋平の声を聞いてあげてください。