続く九州の地震

一昨日の地震がまさか今日の前震だったなんて誰が想像したでしょう。

今日1時25分頃に起きた地震は阪神淡路大震災に匹敵するM7.3を記録。

一昨日から続く地震でダメージを受けていながらも持ちこたえていた家屋もたくさん倒壊してしまい、土砂崩れや道路の寸断、橋の崩落など、被害が更に拡大しています。

さらに今夜から九州地方は強い雨の予報が出ており、更なる被害拡大も心配です。

 

地震

 

今回の地震は中央構造線と呼ばれるラインに沿って起きており、熊本だけでなく隣の大分まで震源域が拡大していることもあり、今後新たな場所で大きな地震が起こることも懸念されています。

中央構造線に沿った西には川内原発、大分の先の東には四国西端の伊方原発があり、伊方原発は現在停止中ですが燃料はあるので、もし震源が本当に東に進んでいったらトラブルを起こす危険性があります。一昨日の地震でも異常ナシと通常運転を続けている川内原発は今日になっても運転を継続しており、一昨日の段階でまったく想定できなかった今日の大きな地震が起きてもなお停止しないというのはもはや危機管理意識に欠けると言わざるを得ません。

新幹線も使えない、高速道路も使えない、各地で孤立する集落も続出、地震だけでもこんな状況なのに、ここに原発事故が起きたらどう避難すると言うのでしょう。避難ももちろんですが事故対応すら困難であることは容易に想像できること。

今は地震で困っている人たちの救援・支援に全力を注ぎ、わずかなリスクでも極力避けるべきではないでしょうか。

こんな時ですら原発を止められない無能な政府こそ止めなければいけないのかもしれません。